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自動車保険の損保会社20社一覧!信用格付けと支払余力ランキング比較


現在、自動車保険を取扱う損害保険会社は、日本国内に20社以上あります。

ひとくちに自動車保険の損保会社といっても、有名大手の代理店型損保から自動車保険のみを販売するダイレクト損保、極小規模な外資系損保など、様々な保険会社があります。

今回の記事では、一般の個人ユーザーが実際に触れる機会の多い、代理店型損保11社とダイレクト型損保9社を合わせ、20社を一覧にまとめて紹介して参ります。

お客様相談窓口のフリーダイヤル、自動車保険会社の信用格付け、売上と支払余力について表にまとめましたので、容易に比較してご覧いただけるようになっています。

損保会社について各種の広告だけでなく、信用格付から支払余力など、財務体質も客観的に見られる様々なデータを活用して自動車保険を選んでみましょう。

自動車保険の損害保険会社20社一覧

インターネットで自動車保険契約を考えている人でも、保険商品の問合わせなど電話で確認したいこともあるはず、そこで保険会社のお客様相談室のフリーダイヤルを本社所在地と共に載せました。(順不同)

興味のある保険会社については、それぞれリンク先の当サイトによる紹介批評記事があります。ぜひ合わせてご覧下さい。

1. 東京海上日動火災保険(株)

カスタマーセンター(商品・サービス):0120-868-100
お客様相談センター(苦情・要望):0120-071-281
本社所在地:〒100-8050 東京都千代田区丸の内 1-2-1

2. 損保ジャパン日本興亜(株)

カスタマーセンター:0120-888-089
本社所在地:〒160-8338 東京都新宿区西新宿 1-26-1

3. あいおいニッセイ同和損害保険(株)

契約者相談、問い合わせ:0120-101-101
お客様相談、問い合わせ:0120-036-570
本社所在地:〒150-8488 東京都渋谷区恵比寿 1-28-1

4. 三井住友海上火災保険(株)

お客さまデスク:0120-632-277
本社所在地:〒101-8011 東京都千代田区神田駿河台 3-9

5. 共栄火災海上保険(株)

カスタマーセンター:0120-719-112
本社所在地:〒105-8604 東京都港区新橋一丁目 18 番 6 号

6. 日新火災海上保険(株)

お客さま相談室:0120-17-2424
本社所在地 東京都千代田区神田駿河台 2 丁目 3 番地

7. 朝日火災海上保険(株)

お客様相談センター:0120-115-603
本社所在地:東京都千代田区神田美土代町 7 番地 住友不動産神田ビル

8. 富士火災海上保険(株)

お客さまセンター(保険の質問・相談):0120-228-303
お客さまの声室(不満・要望):0120-246-145
本社所在地:〒105-8622 東京都港区虎ノ門 4 丁目 3 番 20 号

9. AIU損害保険(株)

商品・ご契約のお問い合わせ窓口:0120-16-6755
本社所在地1:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー
本社所在地2:東京都墨田区錦糸1-2-4 アルカウエスト

10. CHUBB損害保険(株)(旧 エース損害保険)

お客様サポートダイヤル(契約者):0120-550-385
本社所在地:〒141-8679 東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川御殿山

11. ゼネラリ保険会社

お客様相談室:0120-138-111
本社所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町一丁目4番地 半蔵門ファーストビル9階

12. 三井ダイレクト損害保険(株)

お客さま相談デスク:0120-312-770
本社所在地:〒112-0004 東京都文京区後楽 1-5-3

13. イーデザイン損害保険(株)

お客さまサポートセンター:0120-063-040
本社所在地:〒163-1413 東京都新宿区西新宿 3-20-2

14. そんぽ24損害保険(株)

お問い合わせ相談窓口:0120-474-024
本社所在地:〒170-6044 東京都豊島区東池袋 3-1-1 サンシャイン 60

15. セゾン自動車火災保険(株)

お客様相談室:0120-281-389
本社所在地:東京都豊島区東池袋三丁目1番1号

16. セコム損害保険(株)

お客様相談室:0120-333-962
本社所在地 〒102-8645 東京都千代田区平河町 2-6-2 セコム損保ビル

17. ソニー損害保険(株)

お客様相談室:0120-101-656
本社所在地:東京都大田区蒲田 5-37-1 アロマスクエア 11F

18. SBI損害保険(株)

カスタマーサービス、お客様サポート:0800-8888-836
本社所在地:〒106-6018 東京都港区六本木 1-6-1 泉ガーデンタワー18F

19. アクサ損害保険(株)

カスタマーサービスセンター、お客様相談室:0120-449-669
本社所在地:東京都台東区寿 2-1-13 偕楽ビル

20. チューリッヒ保険会社

お客様相談室:0120-860-697
本社所在地:〒164-8511 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス 16階

 

自動車保険の損害保険会社20社の信用格付け

損害保険会社の信用格付けについては、すべての企業が評価されているわけではありません。そこで、主な4つの信用格付け機関から公表されている評価について、一覧表にまとめました。

信用格付けを利用した評価については、賛否両論ありデータのすべてを鵜呑みにする必要はありません。正直に行ってしまえば、信用格付けの意味ですが別表にあるように「企業への投資目的」のため、その企業の債務返済能力など信用リスクを量ったものが信用格付けです。

損害保険会社20社の信用格付け一覧(順不同)

損害保険会社JCR
日本格付研究所
Moody's
ムーディーズ
ジャパン
S&P
スタンダード
&プアーズ
R&I
格付投資
情報センター
東京海上日動火災保険(株)AAAAa3A+AA+
損保ジャパン日本興亜(株)AA+A1A+AA-
あいおいニッセイ同和損害保険(株)AA+A1A+AA-
三井住友海上火災保険(株)AA+A1A+AA-
共栄火災海上保険(株)A+A-
日新火災海上保険(株)AAA(※1)AA
朝日火災海上保険(株)BBB+
富士火災海上保険(株)A+A+
AIU損害保険(株)A+
CHUBB損害保険(株)AA
ゼネラリ保険会社Aa3
三井ダイレクト損害保険(株)AA(※2)
イーデザイン損害保険(株)AAA(※1)
そんぽ24損害保険(株)
セゾン自動車火災保険(株)AA-
セコム損害保険(株)AAA
ソニー損害保険(株)
SBI損害保険(株)
アクサ損害保険(株)A+(※3)
チューリッヒ保険会社Aa3AA-
※1:東京海上ホールディングス
※2:MS&ADホールディングス
※3:AXAグループ
※4:Chubb Group主要グループ会社
JCRMoody'sS&PR&I債務履行能力と信用リスク
AAAAaaAAAAAA債務履行能力、信用力ともに極めて高い
AAAaAAAA債務履行能力、信用力ともに極めて高い
AAAA債務履行能力、信用力ともに高いが、上位の信用格付けと比べ事業環境等、悪化の影響をわずかに受けやすい
BBBBaaBBBBBB債務履行能力、信用力ともに中程度。事業環境等の悪化により債務履行能力低下の可能性が、格付け上位と比べ高い
BBBaBBBB投機的な要素が高くなる。事業環境等の変化により債務履行能力が低下する可能性がある
BBBB債務履行能力はあるが、事業環境等の変化により、当該債務の履行能力、履行意志が損なわれる可能性がある
CCCCaaCCCCCC債務履行能力が弱く、信用リスクが高くなる
CCCaCCCC債務履行能力が極めて低い、信用リスクはさらに高くなり債務不履行に陥る危険度大
C-C-債務不履行となる可能性が極めて高く、信用リスクの危険が極めて高い
DCDD債務不履行となっている

信用格付け機関各社における、「+」「-」表示は、該当するカテゴリにおいて相対的な強さを表しています。Moody’sにおいての「1.2.3」の数字も各カテゴリ内での強さの表記となっており「Aa1>Aa2>Aa3」と順位が示されます。

信用格付けは気にしなくてもよい?

信用格付けは、企業の株や債券などを購入する際に参考にするデータであって、自動車保険加入を検討している人のための評価ではありません。したがって、保険加入の際は、参考程度に見ておくくらいで構いません。企業の信用状況が気になる人には、ある程度参考になるかと思います。

表の中には、AAA(トリプルA)の評価を持つ会社もあれば、BBB(トリプルB)の会社もありますが、損保会社の場合BBBの会社が特段に財務体質が悪いとは言えず、保険加入に際し契約者がリスクを負うようなことも皆無と言ってもいいでしょう。

実際、東日本大震災や台風による水災の保険金支払が嵩んでも損保会社の経営が行き詰ることはありませんでした。繰り返しになりますが、格付けBBBの企業が販売する自動車保険に加入しても、契約者が契約上リスクを負うことはありませんので心配には及びません。

自動車保険20社の売上高と支払余力

次に自動車保険20社の総合的な売上高と支払余力を見てみます。

売上高を見ると比較にならないほど大きな大手損保と、中堅代理店型損保、そして、小規模な売上のダイレクト損保がありますが、それぞれの支払余力については、まったく問題のない「ソルベンシー・マージン比率」です。

自動車保険20社の売上高と支払余力一覧(順不同)

損害保険会社販売形態売上高支払余力
ソルベンシー
マージン比率
東京海上日動火災保険(株)代理店3.0兆円746.3%
損保ジャパン日本興亜(株)代理店2.2兆円729.3%
あいおいニッセイ同和損害保険(株)代理店1.2兆円829.3%
三井住友海上火災保険(株)代理店1.5兆円585.9%
共栄火災海上保険(株)代理店1,690億円977.9%
日新火災海上保険(株)代理店1,387億円1127.7%
朝日火災海上保険(株)代理店322億円666.4%
富士火災海上保険(株)代理店2,792億円919.5%
AIU損害保険(株)代理店641億円738.3%
CHUBB損害保険(株)代理店210億円1138.5%
ゼネラリ保険会社代理店27億円274.1%
三井ダイレクト損害保険(株)ダイレクト367億円230.4%
イーデザイン損害保険(株)ダイレクト210億円541.5%
そんぽ24損害保険(株)ダイレクト137億円640.6%
セゾン自動車火災保険(株)ダイレクト274億円725.8%
セコム損害保険(株)ダイレクト+456億円644.7%
ソニー損害保険(株)ダイレクト955億円693.5%
SBI損害保険(株)ダイレクト237億円330.5%
アクサ損害保険(株)ダイレクト435億円813.4%
チューリッヒ保険会社ダイレクト818億円564.8%

この「ソルベンシー・マージン比率」ですが、損保では200%あれば十分としています。したがって「こちらに載っている保険会社はすべて健全」ということになるでしょう。

しかし過去には、800%を超えていた損保会社が、アメリカで起きた9.11テロによる航空機事故の余波によって、破綻を余儀なくされた事例があります。

また、2008年のリーマンショックでもAIGなど保険会社の多くが経営不振に陥りました。(信用格付けも高かった!)

こうしたことから、こうしたデータは参考程度に見ておくくらいで十分です。目で見て危険な数字になっていたり、財務状況の悪化が見込まれれば、金融監督庁からも厳しい命令が降りるため、ユーザーがまったく気づかないということは無いだろうと思います。

それでも、20世紀の終わりに中堅生命保険会社の破綻が相次ぎ、契約内容の書き換えなど予定金利の減額や保険会社の名前が数回に渡り変わるなど、実質的な被害や面倒を被った人は、確かに気になると思います。

そうした嫌な経験の記憶を持つ人は、大手の代理店損保とその系列のダイレクト損保に加入することをお勧めします。

破綻ではありませんが、近年も外資系のアメリカンホームの保険販売終了など、手前勝手な保険会社もあるので、しっかり情報を集めて保険会社を選んで下さい。

損害保険会社を選ぶポイント

ポイント

自動車保険をはじめ損害保険を選ぶ際、保険会社の経営状態などを客観的に見るために、格付け機関による信用格付けや保険会社が公表しているディスクロージャー資料から、財務状況や支払余力を知ろうとする行為は決して無駄ではありません。

昨今、自動車保険に限っては、ダイレクト損保の台頭によりパーソナル自動車保険ならダイレクトの方が一般的にも見えてきます。しかし表面的にはダイレクトを選ぶ人が増えているように感じますが、現実には、代理店型損保が未だ主流です。

代理店型損保を選ぶ人の理由の多くは、代理店も含めた保険会社との信頼関係を重視しており、現実的には高い保険料を支払ってでも代理店型自動車保険を選ぶ、という人が少なくありません。

先にも少し触れたとおり、昨年、AIGグループのアメリカンホームが保険募集を取り止める、同じくAIGグループの中堅代理店型損保、富士火災とAIU保険の合併の話が計画途中でいっこうに進まないなど、ユーザーに不安を与える保険会社があることも、大手損保の代理店型自動車保険を選ぶ理由になっているのでしょう。

大手国内損保のダイレクトなら安心で安い

しかし、代理店型損保は保険料が高いのが頭の痛いところです。そこで、国内大手損保のダイレクト自動車保険を検討してみることをお勧めします。

大手国内損保の場合、保険金融グループの中にダイレクト損保もあるので、財務状況などでさしあたって危険が生じることもなく、大きな災害時でも十分に持ちこたえられる体力が期待できます。

特に、東京海上ホールディングスの「イーデザイン損保」は、自動車保険の通信販売に特化しており、事故対応の大部分を東京海上日動火災保険のサービス網を利用するなどして、高いクオリティーの事故対応と無駄を省いた低価格保険料が魅力です。

その他のダイレクトに目を向けると、三井ダイレクト、そんぽ24、セゾン自動車火災なども比較検討してみると、他にも良い補償があることもわかるはずです。

保険グループではありませんが、低価格で定評のあるSBI損保も金融グループSBIホールディングスの一翼を担う、優れた損保会社で創設時から、あいおいニッセイ同和損害保険がかかわるなど、大手損保との関係もあり安心です。

自動車保険は1年で掛け捨て

損保商品の自動車保険は、生保商品とは異なり1年ごとの短期契約の繰り返しとなり、毎年他社への切り替えチャンスが巡ってきます。

保険会社の信用格付けなどを気にするのも良いのですが、シンプルに見積もりを集めて安い自動車保険を優先的に選ぶ方法も一考です。

世の中100%ゼッタイに安全!ということは言えませんが、少なくとも現在ある国内損保の状況が危うくなるようなら、日本そのものの経済にも相当な影響が出ているはずです。そのような場合、自動車を持ち続けられるかも疑わしくなります。

あまりに小さなリスクを掘り下げるより、現実の保険料の違いに注目して合理的に補償と保険料で自動車保険を選んで下さい。


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