ソニー損保自動車保険の評判|ダイレクト売上No1に選ばれる3つの理由
ダイレクト損保売上No1のソニー損保。
実は、その保険料についてそれほど安いというわけではありません。
しかし、CS調査各機関(※)による顧客の満足度は、平均的に高く、CS調査の権威「J.D.パワー アジア・パシフィック・ジャパン(以下:J.D.パワー)」の2017年の契約者満足度調査においても、ライバル他社を軒並みおさえてダイレクト部門の第1位を獲得しています。
その他のCS調査においても上位に名を連ね、自動車保険ユーザーの多くが満期更新の際に見積もりを検討する保険会社のひとつになっています。
この記事では、ソニー損保に加入するメリット、ダイレクト自動車保険の中では比較的高い保険料のソニー損保が選ばれる3つの理由を解説します。
目次
CSランキングでわかるソニー損保が高くても選ばれる理由
まずは、2017年の顧客満足度調査から、CSランキング各社の発表を見てみましょう。
J.D. パワー アジア・パシフィック(以下:J.D.パワー)の顧客満足度調査(2017)
事故対応満足度「ダイレクト部門」:2位 (総合3位)
新規加入者満足度「ダイレクト部門」:6位
つまり、ダイレクト損保9社中の順位ということですから、「新規加入満足度調査」の6位は少し残念でした。
しかし、既契約者の総合的な満足度(1位)と事故対応満足度(総合3位)で高い評価を得ており、今後の新規加入者からの評価も変わっていくことでしょう。
気になる事故対応満足度ですが、今回総合3位(ダイレクト部門3位)に落ちてしまったソニー損保は、1位のチューリッヒにトップの座を奪われてしまいました。業界全体の事故対応が低下気味であるとの報告からも、ソニー損保の奮起を期待したいところです。
業界平均が670ポイントと発表されていますので、ソニー損保(684)の事故対応満足度は平均より高く、チューリッヒにはわずかに及びませんでしたが、従来通り事故対応力が強いことに間違いはありません。
しかし、外資のチューリッヒ保険や代理店損保の東京海上日動火災保険の後塵を拝したことは、本当に残念でした。 個人顧客をターゲットにしたダイレクト損保のソニーとしては、タイトル奪還を目指して欲しいところです。
オリコン日本CS顧客満足度調査(2016)(以下:オリコンCS)
「総合」、第3位
項目別「加入/更新手続き」、第2位
項目別「商品内容の充実度」、第2位
項目別「保険料」、第7位
項目別「事故対応」、第3位
項目別「調査/認定結果」、第6位
項目別「受取額・支払いスピード」、第6位
項目別「サポートサービス」、第1位
再利用意向の意識調査、第1位(86.87%)
年代別「20代~30代」、第1位
年代別「30代」、第3位
年代別「40代」、第3位
年代別「50代」、第3位
オリコン日本CSの調査結果では、J.D.パワーの結果以上にソニー損保の評価が高くなっています。
総合第3位と共に注目すべきは、契約に関連する2項目(※)の2位とサポートサービスで1位です。 今後も「顧客ありき」のサービス維持に努めて欲しいと願います。
(※:加入/更新手続き、商品内容の充実度、の2項目)
年代別の調査では、10代から50代までの平均的に評価が高く、東京海上グループの実力に相応した内容といえるでしょう。 高い評価ながらもバランスの取れた良い結果を集めています。
「再利用意向の意識調査」では、上位ランキングがほとんどダイレクト損保になっていますが、ソニー損保だけは、低い保険料ではなく、事故対応などの総合的な満足度とネットをフル活用した加入のしやすさなどが、評価につながっているようです・
ソニー損保では、2017年より警備会社SECOMの緊急対処員による事故現場かけつけサービスもはじまり、ダイレクト自動車保険が提供する新サービスにも対応しています。
他社の順位に大きなバラつきが生じていますが、ソニー損保は、若い人から年配の人まで平均的に評価され、項目別でもそのほとんどが高い評価を集めています。
しかしそれにもかかわらず事故対応に関わる一部の項目が低い評価となりましたが、総合第3位という評価は、少し控えめな順位ではないかと思います。
ネットを活用したアンケート調査では、結果に偏りが生じます。「オリコン日本CS顧客満足度調査」の評価結果は、損保選びの参考程度として見るようにしましょう。
価格.com 自動車保険満足度 2017
項目別「保険料」、第5位
項目別「補償内容」、第2位
項目別「顧客対応」、第1位
項目別「事故対応」、第4位
ソニー損保に関しては総合3位となっており、特に顧客対応、補償内容が評価され他のCS調査機関とほぼ同じ結果を得ています。
しかし価格.com CSの評価は、当サイトでも以前から指摘しているように偏りが大きく、外部機関依頼による調査も今ひとつ信ぴょう性に乏しい結果です。
事故対応で高い評価を集めている代理店損保各社ですが、特約など豊富に取りそろえ充実した補償を持つにもかかわらず、補償内容のランキングでは「東京海上日動8位」が代理店型損保の最高位ランクだということです。
このようなことから当サイトでは、「価格.com CS」の偏向した調査の結果と評価を疑問視しており、「参考程度として下さい」とご案内しております。
顧客満足度調査結果の総評
CS調査の権威、J.D.パワーの満足度調査で、総合トップ評価を獲得したソニー損保は、詳細な項目別、年代別ランキングのあるオリコン日本のCS調査においても、項目別・年代別共に軒並み高い評価を得ています。
特に自動車保険をよく知っている、30代から50代まで、平均して高い評価を得ており、加入/更新手続き、商品内容の充実度、事故対応、サポートサービスなど、顧客へのサービス対応力に評価が集まっています。
結果として、もっとも再利用以降の高い損保会社として評価が集まり、好調な売上につながっているのだと感じました。
保険料に対しての評価が低いのは、やはりダイレクトにしては保険料が高いということが理由になっているのでしょう。
しかし、それでもソニー損保を選ぶ契約者は増えており、保険料が高くても選ばれていることがわかります。
ソニー損保のサービスが多くの契約者に認められているとわかるランキング結果でした。
自分の保険料を調べてみる
保険料は走った分だけ!ソニー損保ならではの商品の工夫
「保険料は走った分だけ!」の記憶に残るキャッチで親しまれているソニー損保ですが、走行距離のリスク細分も他社よりも細かな設定がされています。
走行距離区分は自己申告になりますが、走り過ぎたときでも補償はカバーされるシステムになっています。
例えば、1年目の契約で事故があり、走行距離が申告より超えていた場合、差額保険料を支払えばしっかり補償されます。
また、契約より2年目以降の場合、「超えても安心サービス」の適用により、こちらも補償はしっかりカバーされるので安心です。
走行距離の自己申告は、どちらの損保でも誠実な告知が必要ですが、実際に事故が起こったときに走行距離が超えていても確実な補償を約束しているのが、ソニー損保の特徴といえます。
ちなみに、思ったよりも距離を走らなかった場合は、翌年度の保険料が安くなる「くりこし割引」が適用されることになります。
「1,000km」以上の単位となりますが、走行距離が少なくても損をしないちょっぴり嬉しいシステムです。
ソニー損保なら、運転がやさしいと保険料が安くなる
「優しい運転をすると保険料が返ってくる!」
そんな、安全運転に自信のある人に向けた「やさしい運転 キャッシュバック型」の特約も用意されています。
運転の状況が記録される「ドライブカウンタ」という、機器をクルマに取り付けて30日間の無料走行テストを行い契約します。
ドライブカウンタが測っている安全運転のポイントは、エコ運転にも通じる、急の付かない運転操作にあります。
急加速しない、急ブレーキを踏まないなど、アクセルはふんわりとブレーキはなめらかに操作して、乗っている人が前後に揺れない運転を心がけることが必要です。
キャッシュバックは、ドライブカウンタを180日以上設置して走行状態を計測することが基本条件です。走行状況は数値化され、点数として表示されます。
キャッシュバック率は、以下の通りです。
70点以上:10%
80点以上:15%
90点以上:20%
59点以下:キャシュバックなし
エコドライブに自信のある人や日頃から安全運転に心がけている人は、キャッシュバック割引が適用になるチャンスが有る特約です。
しかし、この特約は無料ではありません。
通常の自動車保険に特約として付帯するので、元々の自動車保険料よりも高くなり、キャッシュバックが受けられない時は、通常の保険料より高くなります。
エコドライブやスムーズな運転を意識しないで運転している人が、「もしかしたら安くなるかも」程度の意識で加入しても、キャッシュバックは受けられない方が多いようです。
エコカーのドライビングのインジケーターで、常にグリーン表示(エコドライブ)を維持できる、スムーズな運転ができる人おすすめです。
売上No1ソニーブランドのチカラ
ソニー損保には、他の損保にはない家電や生命保険などで培われてきた、ブランド力があります。
特にソニー生命では、高度な提案力を有するライフプランナーによる保険商品の提案により、生命保険商品の加入のあり方に一石を投じ、多くの契約者から信頼を集めています。
そうしたライフプランナーからの紹介もあって、ソニー損保の保険会社としての信用度は高くなってきました。
オリコン日本CSの項目別ランキング「会社の信頼性」では、ダイレクト損保でありながら、メガ損保の2強に続き3位というポジションを獲得していることもそうしたグループ企業によるバックアップとブランド力によるものでしょう。
もちろん、ソニー損保が国内独立系ダイレクト損保として、独自に事故対応やコールセンターの応など、顧客サービスに磨きをかけ努めていることは、CS調査ランキングからも明らかです。
ダイレクト損保として、WEBページのわかりやすさもソニーらしい顧客第一という企業姿勢の現れだと思います。
過去3年間の業績は?
ソニー損保は、顧客満足度のアップに比例して売上も上昇しており、顧客への誠実な姿勢が業績にも表れています。
まずは、過去3年間の業績について、自動車保険売上を表す「正味収入保険料」と保険金支払いの割合を示す「損害率」のデータを見てみましょう。
2014年度:81,375百万円/57.6%
2015年度:85,123百万円/57.8%
2016年度:89,746百万円/57.5%
ここ数年の業績が横ばいというライバル他社もある中で、ソニー損保は驚異的な売上アップを示しており、こうした傾向は今後も続くと考えられます。
しかも、損害率の数字は、大手損保並みの割合に抑えられており、事業内容も安定的といえるでしょう。
2016年度は、自動車販売に活気が戻り、顧客サービスの好評価と合わせ、事業撤退したアメリカンホーム契約者の受け皿として更新契約の紹介先として選ばれたソニー損保には、好条件が重なりました。
2017年以降、「セコム事故現場かけつけサービス」の追加により、事故対応や新規契約者からの満足度はさらに上がると考えられます。今後も高いレベルの顧客対応と事故対応力に期待しましょう。
見積もり比較:ソニー損保は「おとなの自動車保険」と比べて高い?
オリコンCSにて、10代29代の若者から支持を集めているソニー損保、ここでは、26歳の契約者を例に見積もり比較をして検討しましょう。
保険料は本当に安い?
まず、保険料比較するダイレクト損保には、近年、顧客満足度調査でソニー損保と互角で競い合っている、セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」と比較してみました。
被保険者とクルマの諸条件は以下のとおりです。
初度登録:平成29年10月
三菱 eKスペースカスタム(B11A)
適用等級:14等級
26歳以上を補償
日常・レジャー(3,000km~5,000km)
被保険者本人に限定
被保険者本人 女性26歳
居住地 東京
※インターネット割引 早割 e証券 新車 可能な割引は全て算入
対人賠償 無制限
対物賠償 無制限
人身傷害 3000万円
一般車両保険 190万円(免責1回目5万円 2回目以降10万円)
新車買替特約(新価特約) 190万円
弁護士費用特約 300万円
対物超過修理費用補償特約 50万円
見積もり比較の結果は?
一般車両付き:48,650円
エコノミー車両付き:36,320円
車両保険無し:23,090円
一般車両付き:56,200円
エコノミー車両付き:44,230円
車両保険無し:31,170円
ダイレクト自動車保険の中では「高い!」といわれているソニー損保ですが、14等級50%割引になる満期継続で上記の内容の場合、車両保険無しの保険料はソニー損保の方が8,080円も安くなります。
このように見積もり比較をしてみるとよくわかりますね。
ソニー損保、セゾン自動車火災のどちらにも、ダイレクト自動車保険には少ない「新価特約」が付加されています。 新車ユーザーに欲しい特約もあるので、補償をよく検討して契約しましょう。
なお、無過失のもらい事故でも役立つ「車両無過失事故に関する特約」については、ソニー損保での取り扱いはなく、セゾン自動車火災では取り扱っています。
このように見積もり額の単純比較ではわからない側面もあるので、安いダイレクト自動車保険でも複数社と比較して検討することが賢い選び方です。
保険料の見積もり比較は、当サイトのトップページの「自動車保険14社の一括見積もり比較」も参考にご覧下さい。
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
まとめ:ダイレクトNo1ソニー損保が選ばれる3つの理由
ソニー損保は、顧客対応の実績を集め多くのユーザーから支持される、国内トップのダイレクト損保になっています。
選ばれている理由をまとめてみると、次のようになるでしょう。
・顧客対応、事故対応に優れている
・ソニーブランドのチカラが発揮された15年間売上No1の実力
しかし、ライバル社が猛追しており、東京海上グループのイーデザイン損保、損保ジャパン日本興亜グループのセゾン自動車火災などが追従しています。
また、事故対応力などでも評価が高い外資のチューリッヒ保険、アクサダイレクトもソニー損保追撃の手を緩めていません。
現在の人気も他社と分けており、圧倒的なシェア獲得とはいえない状況です。
近年のダイレクト損保各社の保険料安値合戦は限界に近いことから、保険商品に付帯するサービスの内容について新たな試みがスタートしています。
ソニー損保は、先のやさしい運転キャッシュバックを独自商品として販売開始していますが、ドライブカウンタの設置などもあって、普及については今ひとつの様子です。
また、事故現場かけつけサービスについては、ライバル他社でも順次導入されておりロードサービスと同様にスタンダードサービスになっていくでしょう。
ソニー損保は、ホームページの作りこみも分かりやすくて良いのですが、ダイレクト損保各社がそろって、24時間365日の事故受付サービス(※)、全国展開のロードサービス、かけつけサービスを提供する今、ソニー損保だからというメリットも薄まりつつあります。
次の一手をソニー損保にも期待するところですね。
即日クイック対応(初期対応+専任担当者による顧客への報告と今後の流れの連絡)は、17時までとなっています。
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