1番安い自動車保険教えます

1番安い自動車保険の探し方を紹介しています。

価格コムの自動車保険ランキングは信じてはいけない!?


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近年、自動車保険を選ぶ際、多くの人が参考にする「自動車保険満足度ランキング」

しかし、そのランキング結果をよく見ると、サイトによって順位や評判にかなり差があります。

例えば、2015年度、オリコン日本満足度調査ランキングにて総合1位のイーデザイン損保は、価格.comの満足度調査では、ランキング総合3位にも届かず、4位に甘んじています。(2015-2016年度)
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逆に見ると価格.comの総合1位となっている、SBI損保は、オリコン日本の調査では、総合7位ですから、単純に比較するとランキングサイトの信憑性も疑わしく、自動車保険選びでは参考になるどころか、迷うことにもなりかねません。

この記事では、いくつかのランキングサイトの結果を考察し、満足度調査のホントとウソをプロの代理店視線で探ってみます。

ランキングサイトのウソをズバット見抜く!

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価格.comの「自動車保険満足度ランキング2016」において、「ウソ!」と言うには語弊がありますが、「作られた情報なのでは?」と疑いが拭えないランキング結果があります。

それは、部門別満足度調査の事故対応ランキングの結果です。

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堂々の1位となっているのは「日新火災海上保険」という代理店型損保会社ですが、自動車保険の正味保険料のシェアにおいては、自動車保険全体の約2%を占めているに過ぎません。

価格.comの「自動車保険満足度ランキング2016」では、「総合、保険料、補償」の部門別においては、上位3社がダイレクト損保という結果でした。

しかし、事故対応と顧客対応の満足度においては、代理店型損保が1~7位までを独占めており「いかにもバランスが悪い」という印象です。

保険料や補償についてダイレクト損保への満足を示したユーザーが、事故対応や顧客サービスへの満足においてのみ「代理店型損保が良い」と回答したのでしょうか?

ランキング結果を比べてみる

ランキングの結果についての偏りは、どなたも注意し比較して見れば判ります。今回の例で言えば、「総合、保険料、補償」について上位の保険会社が、顧客対応や事故対応でまったく上位にランクしないなど考えにくいからです。

 事故対応満足度比較

表を見ながら一例を見てみましょう。

顧客満足度調査の専門機関「J.D.パワー」において、事故対応総合1位を獲得している「ソニー損保」の評価が、価格.comでは10位と、あからさまに低くなっています。表を見れば、これは明らかに違和感があると思われるはずです。

このデータを見ると、価格.comの2015年度調査の回答者は「シェア2%の日新火災海上保険の顧客が偶然多くの事故を起こし、満足度の高い事故対応を受けた人」が多かった、ということになるのでしょう。

恐らく依頼したアンケート調査会社では、そういった回答者の評判が多かったということになりますが、にわかに信じがたい結果です。

それならば、シェアが少ない損保でも30年来事故対応力で定評の高い「AIU・富士火災」の名前が上がっても良いでしょう。もちろん、多くのユーザーから定評のある、東京海上日動、三井住友海上の名がもう少し上位に有っても良いはずです。

もちろん代理店型損保の事故対応力や顧客フォローには定評がありますし、1位の日新火災が事故対応に尽力していることに疑問を差し挟むつもりはありません。

判断は、読者にお任せしますが、先の理由からも筆者の感想は「あり得ない!」というのが率直な意見です。

また、事故対応部門は、毎年代理店型損保会社が1位を獲得しています。

まるで持ち回りのように順位変動もあるようですが、このような結果に歴代1位を獲得した損保会社もそれぞれプレスリリースを公表しています。このような偏向性の高い結果に対し、各損保会社の反応は正直残念ですね。

筆者としては業界関係者の立場から、あからさまにウソとは言いませんが、客観的な調査結果と見るには疑問が残る、と考える次第です。

自動車保険ランキング(安い順)※独自調査

代わりに、当サイトで独自調査したデータを紹介します。

サービスや事故対応は対応するスタッフによっても変わってきます。その中で変わらないものと言えば、やはり保険料でしょう。今回は大手の一括見積のサイトを使って、自動車保険会社全14社に、実際に私が見積りを取ってみました。

順位損保会社基本補償+一般車両損保会社タイプ(販売方式)
1アクサダイレクト40,190円ダイレクト(ネット通販)
2SBI損保44,810円ダイレクト(ネット通販)
3チューリッヒ49,830円ダイレクト(ネット通販)
4イーデザイン損保50,130円ダイレクト(ネット通販)
5三井ダイレクト53,210円ダイレクト(ネット通販)
6セコム損保57,050円ダイレクト&代理店
7ソニー損保57,300円ダイレクト(ネット通販)
8セゾン自動車火災58,580円ダイレクト(ネット通販)
9あいおいニッセイ同和74,280円代理店(対面販売)
10そんぽ2476,650円ダイレクト(ネット通販)
11朝日火災77,940円代理店(対面販売)
12損保ジャパン日本興亜78,240円代理店(対面販売)
13東京海上日動80,250円代理店(対面販売)
14三井住友海上84,920円代理店(対面販売)

今回1番安いのは「アクサダイレクト」の40,190円になりました。14位の「三井住友海上」は84,920円なので、その差はなんと44,730円です!

私の現在の保険料が67,580円なので、約2万7千円安くなる計算になります。安くなるという話は聞いていましたが、まさかここまで変わると思っていなかったので驚きです。

今回はネットから査定してみましたが、1回の入力で14社の見積りが全部貰えたので、思っていたよりも意外と簡単でした。

現在加入中の人は保険証券
新規加入の人は車検証

を準備しておくと、スムーズに保険料の最安値がわかりますよ。

>自分の保険料を調べてみる

(※ネットの一括査定は、ネット割引が適用されて、お店で入るよりも安くなるのでオススメです)

参考までに、今回はこちらの条件で見積りを取りました。

・車両情報
被保険車両(型式):日産ノート e-Power(HE12)

・被保険者の設定
生年月日(年齢):1989年3月4日(27歳)
適用ノンフリート等級:10等級(-45%)

・リスク細分
年齢条件:26歳以上を補償
運転者限定:本人(または夫婦)
運転免許証カラー:ゴールド
使用目的:日常生活・レジャー
年間走行距離区分:~5,000km

・基本補償設定
対人賠償(基本補償):無制限
対物賠償(基本補償):無制限(超過修理費用特約:50万円)
人身傷害(基本補償):3000万円(契約車両搭乗中のみ)
一般車両保険:200万円(免責1回目10万円-2回目以降10万円)

満足度調査ランキングサイトを見る前に知っておくこと

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ランキングを見る前に知っておきたいのは、「自動車保険の業界シェア」と、「満足度調査がインターネットの利用者を中心に行われている」という、事実を踏まえることです。

そして満足度調査の回答者が「どのような傾向の回答をするのか?」ということを、推察しながらランキングを見て行くことが肝要です。

・自動車保険の業界シェアについて

多くのランキングサイトにおいて、総合順位や満足度などで上位を占めているのは、ダイレクト損保各社です。まれに代理店型損保の名前も目にしますが、上位にランクインしていることはほとんどありません。

しかし業界シェア実態は、自動車保険契約において、約9割近くを代理店型損保の「東京海上日動」、「MS&ADの三井住友海上・あいおいニッセイ同和」、「損保ジャパン日本興亜」の3大損保(以下:3大メガ損保)が占めているという事実です。
代理店型とダイレクト型の違いについてはこちら。
ダイレクト型自動車保険の特徴とメリット(業界シェア1割)
代理店型自動車保険のメリットとデメリット(業界シェア9割)

確かに、グループ内にそれぞれダイレクト損保も有していますが、正味収入保険料ベースで見れば占有率は少ないのが現実です。

ランキング上位のダイレクト損保も健闘していますが、各社をすべてまとめても、シェア約1割という事実を知っておいて下さい。

・満足度調査の情報について

満足度調査は、集められているのがインターネット上であり、ランキングサイトでは少なからず「自動車保険の一括見積もりサービスの提供」が行われています。

一括見積もりサービスには、代理店型損保商品の見積もりもあり情報内容はダイレクト損保商品だけに限られず、フェアに提供されています。

しかし、受け手である申込者は、インターネットから一括見積もりを集めている、第一に保険料のコストダウンを希望する個人ユーザーが多くを占めています。

多くの場合、そうしたユーザーがアンケート調査の対象となりやすいために、必然的にダイレクト型損保に寄った回答が集まりやすくなっています。

・回答内容の傾向を推察する

保険料を例に傾向を推察してみましょう。例えば、価格.comのランキングでは、価格.comの利用者を対象にアンケート調査が行われています。

回答者は、様々な商品サービスを価格.comの上で比較検討して安い商品選択を行っているので、お金に対して厳しい目を持って見ることが予想されます。

つまり、コストを重視する傾向の回答が集まると予想されます。自動車保険の満足度調査においては、保険料、保険金支払い、などが重視されることになるでしょう。

上記の回答傾向は一例ですが、そうしたことを踏まえた上で、自動車保険満足度調査ランキングサイトを見るようにすること肝心です。

その他にもアンケート調査の質問項目の内容が、結果に大きな違いを生じさせることもあります。

サイト内の口コミも含めた情報を鵜呑みにすることなく、より確かな判断をするため、業界のシェアとインターネット内の情報、ということを踏まえて見るようにしましょう。

本当に意味のある自動車保険ランキングはどれ?

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満足度調査ランキングは、サイトの公共性から見てアンケートの集計結果に忠実な内容となっているはずです。

しかし、それが自動車保険ユーザー全体の声と捉えてしまうのは、あまりにも危険です。

満足度調査はインターネットを通じてのアンケート募集であり、いくつかのメディアから不特定に集めたサンプルではないので、かなりダイレクト損保に偏向した内容の回答になっています。

しかし、中には見るべきものもあります。

このサイトで記事を読んでいただいている読者、ランキングサイトを訪れる人、一括見積もりサービスを利用する人など、より安い自動車保険をダイレクト損保中心に探している人にとって、十分に活用できるホントの情報があります。

それは、保険料部門でのランキングです。

特に一括見積もりサービスの提供から実際に契約に結びついた情報には、「一括見積もりにより自動車保険料を比較してより安い保険を選んだ」という、事実が背景にあるからです。

その情報は、まさに今、この記事を読んでいる人やランキングを見る人が求めている情報となるでしょう。

それでは、比較表を見てみましょう。

画像3 保険料満足度比較

表を見てわかるように、どちらの調査ランキングにおいても上位3社の結果が全く同じになりました。

また、この結果から代理店型の損保会社に保険料の優位性は無いことがわかります。表のランキングサイト2社の比較では、9位まで代理店型損保の名前は出ず、ようやく10位に顔を出す程度です。

保険料については、当サイトでもいくつかの条件で18社ほど保険料を試算比較しています。その結果でも3年間で代理店型損保が安い保険料の上位10社に入ることは、残念ながらありませんでした。

従って、保険料の満足度調査ランキングは、実態に沿ったホントの結果として見ても良いと考えられます。

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満足度調査の調査方法を確認しよう!

指差し

満足度調査については、そのサイトが「独自集計しているのか?」、または「外部の第3者に依頼しているのか?」などを確認する必要があるでしょう。

ランキングのサイトからは、「集計方法の詳細」などを確認することができます。

どちらかといえば、サイト単独の独自集計の方が、情報に偏りは有っても偽りはなさそうです。

また、情報を作り操作することも無いだろうと考えられます。それは、サイトの性格から情報の操作は必要が無いからです。

しかし、サイトと利害関係のない第3者に依頼した場合、その先で利害が生じるようなことはないでしょうか?

例えば、ポイントなどでアンケート回答者への利益を供与している場合、アンケート回答者が意図的にアンケート内容を複数作り出すことがあるかもしれません。

または、良いアンケート結果を求める企業が、意図的にアンケート回答者を募るなど、できない話ではありません。

見ての通り、満足度調査ランキングは、これから自動車保険を選ぶ人が目安にするため、大きな宣伝効果が生み出されます。

自動車保険について全く事前情報を持たない、インターネットの情報にも無垢な人なら、そのランキング情報を鵜呑みにしてしまうかもしれません。

ランキングサイトを見るにあたり集計結果については、必要に応じて情報元も確かめた方が良いでしょう。

まとめ:情報を利用して自動車保険を賢く選ぶ

matome

顧客満足度調査のランキングサイトの利用や一括見積もり比較を利用することは、自分に適正な自動車保険を選び、また自動車保険をよく知るためにとても大切なことだと思います。

重要な事は、冒頭に触れた通り「自動車保険の業界シェアの現実」「インターネット上で集められた情報」ということを、しっかり踏まえることが肝要です。

その上で、ランキング結果を見ていけば、十分価値ある情報として自動車保険選びに生かされるでしょう。

当サイトの情報も保険選びの一助となれば本望です。(※当サイトの記事はあくまで個人の意見です。)

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