新車購入を考慮した補償と保険選び
新車を買ったら車両保険に入るのが常識?
新車だからこそ車両保険に入るという人が多いのですが、なぜ車両保険に入るのでしょう?
それは、多くの人が「せっかく買った新車を事故で失いたくない」という経済的な理由と精神面の不安とをカバーするためだと思います。
新車を購入する場合、自動車ローンを利用するか、貯めてきたお金を使って現金で支払うか、いずれかの人がほとんどでしょう。
万一、自動車事故や盗難、水災などでクルマが全損になってしまったら、自動車ローンで買った人は借金だけが残ってしまいます。
たとえ、現金で購入していたとしても事故により、いきなりクルマの価値が無くなってしまったら、精神的なショックはかなり大きいことでしょう。
そのような万一の場合に備えるには、車両保険に加入することがベストな選択になるでしょう。
車両保険が高いという人も多いのですが、一昔前から比べると車両価格が上がっていることがひとつの要因になりますが、20年前の保険料水準から見ればかなり安くなったという見方もあります。
実際、26歳以上の保険料は、平均的に安くなっています。
また、以前は輸入車の保険料が日本車と比べて高かったのですが、かなり安くなりました。
また、輸入車は車両の値段も国産車の価格上昇と比べれば、安くなったのではないかと思います。
車両価格が抑えられ、国産車の同一クラスとほぼ違いがなくなってきているため、保険料に反映する、料率クラスが軒並み国産車と同じになってきたことで保険料も安くなっています。
料率クラスを見ながら新車を選べば、より保険料が安くなり賢い新車購入ができます。
新車購入時の比較検討は、保険料料率クラスもぜひ参考にしてみてください。
注目の新車マツダCX-3で加入する自動車保険
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
・保険会社
イーデザイン損保
・被保険車両
車名(通称名):マツダCX-3
型式:DK5FW
初度登録:平成27年3月
保険価額:265万円
・車両保険価額
一般車両 265万円(免責5-10万円)
・その他
ゴールド免許割引:あり
使用目的:日常生活・レジャー
走行距離区分:3000km超5000km以下
運転者の範囲:記名被保険者本人のみ
特記事項:車両保険免責を0-10万円、車両新価保険特約、車両全損時諸費用特約
新車の場合は、ダイレクト型損保でも必ず車両新価特約(新車買替特約などの呼称もあり)を付けておくことがオススメです。
事故車を新車に買い替えできる補償
この特約は、事故で保険金額の50%を超える修理費がかかる場合に、新車への買替に必要な費用を補償する保険です。
事故から6か月以内に買い替えて続きを行うことが必要ですが、修理費が半損を超えるクルマに乗り続けるよりも安心です。
新車登録から25カ月間加入が可能です。
従って、新車購入時には、割引が進んでいる人は納車時に合わせて中途更改を行い、割引を生かしたまま再加入することがオススメです。
そうすることで、実質3年間この新価特約を付けておくことが可能になります。
車両新価特約は、国内損保の代理店型損保の商品を中心に提供されています。
ダイレクト型損保では、イーデザイン損保、ソニー損保、そして、セゾン自動車保険の通販商品の「おとなの自動車保険」にて加入ができます。
新車の購入時には、ぜひ加入の検討をオススメします。
車両無過失事故特約でもらい事故対策できる
一般車両保険を付けておけば、まさかのもらい事故でもクルマの修理が可能です。
しかし、保険を使えば翌年の等級は下がり保険料が上がってしまいます。
自動車事故の約3割をも占めると言われるもらい事故ですが、その約4分の1のクルマが任意保険に入っていないという可能性があります。
任意保険加入率は意外と低く、もっとも低い沖縄では2台に1台が任意保険に入っていないというデータも有ります。
地域性もあり都市部の多くで未加入のクルマが2割程度とされています。
さて、このような無保険のクルマは対物賠償保険がありませんから相手から直接賠償してもらうことになるのですが、そうした人からスムーズに賠償が受けられるのは稀なことです。
そんなときに車両無過失事故です。
この特約は、自身が過失ゼロの事故で相手から被害を受けたとき、相手も賠償を待たずに車両保険を使って修理行うことができて、しかも等級が下がることはありません。
車両保険加入時にチェックしておきたいポイントのひとつです。
ちなみに、主なダイレクト型損保でこの特約を提供しているのは、セゾン自動車火災保険、セコム損保、イーデザイン損保です。
ただし、保険商品の特約条件は、次々と新しい商品や内容に変わっていきますので、加入時には、確認も含めて比較検討がしやすい「一括保険見積もり」を利用するとべんりです。
見積もりの基本設定
・主な被保険者
運転者年齢:35歳
運転免許証カラー:ゴールド
利用地域:東京
ノンフリート等級:20等級(63%割引)
保険始期:平成15年3月30日
・補償設定
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害補償:3000万円/車内のみ補償
・特約設定
対物超過修理費用補償特約:50万円
弁護士費用特約:300万円
・各種割引
インターネット、証券不発行、ゴールド免許、運転者限定など
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