新車やエコカーにすると保険料が割引になる
保険始期に注意!新車割引は最大3年適用
新車にするだけで最大10%も割引になるこのルール、ほとんどの保険会社で採用されている割引です。
新車になったら保険が安くなるというのは、車両保険の追加や増額などを検討する上でも、ありがたい割引といえますね。
新車割引は、自家用小型乗用車、自家用普通乗用車、自家用軽自動車に適用されます。(一部の保険会社では軽自動車を除く)
具体的な割引率は、補償の内容や車の種類によって多少異なります。
ここでは、国内最大の損保会社「東京海上日動火災のトータルアシスト」を例に見てみましょう。
自家用小型・普通乗用車の場合
対人対物賠償・人身傷害など:10%割引
車両保険:6%割引
自家用軽四輪自動車の場合
対人賠償:7%割引
対物賠償:2%割引
人身傷害など:21%割引
車両保険:1%割引
内容を見てみると、実際の保険料にしてみたとき軽自動車の割引割合は、それほど大きなものにはなりませんが、乗用自動車(5ナンバー、3ナンバーのクルマ)では、割合に大きな金額となります。
この割引には対象期間がありますので、加入にはちょっとしたコツと注意が必要です。
契約ができる期間は車検証に記載の初度登録年月の翌月から数えて25カ月以内のクルマとなっています。
それだけ聞くと、新車から2年と言う感じになると思いますが、25ヶ月というところがポイントです。
知らずに、新車購入時は車両入れ替えだけ行い、次の更新時に新車割引の適用を受けるようだと、2年分の保険にしか割引が適用されなくなってしまいます。
つまり、新車を購入するタイミングと保険の満期更改のタイミングで保険の入替えを判断することになります。
契約者の現在等級や条件によっても異なりますが、新車の納車時に合わせて保険を一度付け替える、「中途更改」手続きをしておくと、確実に最大3年間新車割引が適用された保険に入ることができるのでお得です。
エコカー割引で最大2年分割引適用
新車割引と同様に新車で買ったクルマがエコカーであれば、初度登録年月の翌月から数えて13カ月以内のクルマの保険料全体に対して一律3%の割引が適用になります。
エコカーの定義は「東京海上日動火災のトータルアシスト」見てみると、自動車検査証(車検証)の備考欄に「ハイブリッド車」または、「***ハイブリッド車」の表示がされているクルマ。
昨今話題になっているトヨタ・ミライのような燃料電池自動車、または、燃料の種別が電気やCNGと記載されているクルマが対象になります。
減税対象などのエコカーとは区分が異なるので、適用に可否を保険会社に確認したほうが間違いありません。
なお、この保険でも契約始期のタイミングが重要です。
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