大型の4WD車やミニバンは保険料が高くなる?
スポーツモデルより高いのは高価なミニバンとSUV
プレミアムモデルの大柄なSUVの高級車、ミニバンタイプの上級車種は、イメージよりも料率クラスがアップします。
ちょっと旧モデルを見てみると、アメリカ製の大型SUVが賠償料率クラスの数値が、とんでもなく高いことに気が付かれるでしょう。
また、トヨタの往年の名車とも言えるランドクルーザーのFJ80Gは、対人賠償クラスで9クラスと言う、不名誉なランク付けもありました。
当時、とても若い人にも人気があったので、不幸な事故が重なったかと推察しますが、全体的に見て、このタイプのクルマは、賠償クラスが6~7クラスが高めです。
反面、頑丈な車体が功を制して車両クラスは軒並み平均の4クラス前後です。
車種によっては、2~3クラスもあるので、相当に丈夫と想像がつきますね。
そして、搭乗人数の多くなっているミニバンタイプのクルマも同様に大きな車体と搭乗者数から、意外にも料率クラスは高めです。
しかし、トヨタのベルファイア・アルファードでは、平均的な4~5クラスを中心に維持していますから、ここでも車種ごとにクラスの違いが有るといえるでしょう。
総合的に見て、同一価格帯の乗用自動車やスポーツタイプのクルマより高い場合もあるので、ファミリーユースの車だから安いだろうという考えは危険です。
かならず見積もりを取って確認してみましょう。
エコカーにすると保険料が割引になる!?エコカーは保険もエコでお得な理由
エコカーでも料率クラスに差がでます。
エコカーの定義でくくられるクルマは、大変広いのですが、ここでは、5ナンバーのコンパクトカークラスで考察してみたいと思います。
このクラスは、日本車のスタンダードと呼べるクラスで、もっともメーカーの本領が発揮されているクラスだと思います。
さて、このクラスは、今も昔も一般大衆のスタンダードカークラスですから、保険もむやみに高い価格にはできません。
先の3車を始めとして、このクラスのクルマでは、賠償クラス、搭乗者傷害クラス、車両クラスどれを見ても、4クラスを中心にほとんどが、3~5クラスの間に収まっています。
つまり、どのクルマを選んでも保険料でみて、それほどの差は付かないということです。
数年先を見越しても、それほど料率が変動することもないでしょうから、長期的な維持費なども先読みできる、まさにエコなクルマです。
しかし、保険会社ごとに保険料は違ってくるので、いくつかの見積をとって維持費をシミュレートすることをおすすめします。
実際、クルマの価格と料率クラスが同じようでも、保険会社によって保険料に大きな違いが生まれることは、珍しい話ではありません。自動車保険もクルマ同様に比較して検討しましょう。
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