事故を起こさない優良ドライバーならさらに保険が安くなる
20等級で2年目からの長期優良割引
事故を起こさない人は、保険会社にとってもっともありがたい契約者です。
極端な話になりますが、どの保険会社も喉から手が出るほど欲しいお客様ということになります。
事故を起こさない契約者ということは、保険会社が損をしないお客様ということになりますから、全ての保険会社が、長年事故を起こしていない20等級の契約者を手放さないように努め、さらに、他社からの獲得に努めています。
少し余談となってしまいますが、これは今に始まったことではありません。
ダイレクト型自動車保険が台頭する以前から、専業の保険代理店は、優良な契約者の獲得に努めています。
その理由は、今も昔もいただける手数料率が高いからです。
保険会社も損害で支払う確率が圧倒的に低い20等級の契約者が、もっとも歓迎する契約者であることに違いなく、その契約を取ってきた代理店には、高めの手数料を支払うことになっています。
では、お客様の方にメリットは無いのか?ということで作られたのが長期優良割引です。
条件は、20等級になって2年目以降であること、26歳以上補償の契約であること、業務使用ではないこと、そして、前年にダウン事故がないことが条件になります。
そして、今回新たに事故あり等級係数適用期間が0年であることが加わっています。
割引率は、1.5%から2%程度ですが、ノンフリート等級割引の63%割引と合わせて最大で65%近い割引になりますから、お得であることに間違いはありません。
しかし、代理店手数料の還元がないダイレクト型の自動車保険なら、基本料率が低いので長期割引まで掛け合わすと、保険料は更に安くなります。
保険会社によっては、用意していない場合もあるのでいくつかの会社を比較してみましょう。
事故を起こしていない、20等級で2年目以降の契約者には注目の割引です。
優良ドライバーの証、ゴールド免許割引
ゴールド免許なら7%から10%近い割引が得られるので、対象ドライバーなら「ゴールド免許割引」が用意されている保険の検討をしましょう。
ゴールド免許割引を用意する保険会社とそうでない保険会社とがあります。
しかし割引のない保険会社が全て高くなるわけではありません。
ゴールド免許割引は、契約時の免許証の色で適用になるので、比較的割引が進んでいない人が3年間長期契約の自動車保険などで利用するとお得感が高くなります。
16等級以上に適用!実績重視の安全運転車割引
安全運転車割引を用意するチューリッヒでは、ゴールド免許がなくても2年連続で16等級以上の等級を維持していて、前年にダウン事故がない30歳以上補償の契約者に限り、免許の色にかかわらず割引が適用になります。
いずれの割引も無事故であることが重要なポイントですから、安全運転に努めてできるだけ高い割引で保険に加入できるようにしましょう。
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