ジープ チェロキー(JEEP CHEROKEE)型式・年齢別保険料
米国クライスラーから輸入販売されている「ジープ チェロキー」は、現在主流になっているクロスオーバーSUVの先駆的存在です。
本国アメリカでの人気は元より、日本で販売されているインポートSUVの中でもひときわ注目度の高い車になっています。
今回のマイナーチェンジでジープチェロキーは、大排気量のエンジンを捨て、2.0Lダウンサイジングターボ仕様の2.0Lと従来からの2.4NAエンジン搭載車がラインナップされました。
今回は、デビューモデルになった2つのグレードを、ダイレクト自動車保険の「イーデザイン損保」にて見積もりしてみました。
では、さっそく保険料の一例から見て参りましょう。
車名:ジープ チェロキー
車種・グレード:リミテッド
型式:KL20L
初度登録:平成30年11月
車両保険金額:505万円
今回見積もりした「チェロキー」の保険料は、年間35,410円でした。この保険料は、ディーラーの代理店型自動車保険と比べると3万円以上も安い試算結果です。
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
被保険者の設定は、35歳20等級、運転者本人限定、日常レジャーで使用、走行距離は年間5,000㎞と、一般的な内容で設定しました。
記事内では「チェロキー」の型式別料率クラスと年齢別保険料の見積もりを、20歳の被保険者から、21歳、26歳、30歳、35歳、40歳、50~69歳、70歳のドライバーごとに、一般車両保険付き(※1)の自動車保険見積もりをご案内しています。
また、より具体的な見積もりとして補償内容をさらにグレードアップした3つのプランのご紹介と、チェロキーを親子で共用する方に、共用利用でも安くなる保険会社について具体的に3社の比較見積もりと併せてご紹介します。
ジープ チェロキーの購入時や満期更新の際、自動車保険の選び方、補償の付け方などの参考にお役立て下さい。
目次
ジープ チェロキーの車種型式別・年齢別保険料[2018年11月更新]
今回の保険料は、「イーデザイン損保」にて一般車両保険付きで見積もりしました。
年齢の設定は、年齢を問わず補償(20歳)、21歳以上を補償(21歳)、26歳以上を補償(26歳)、30歳以上を補償(30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳)としました。
現行のチェロキーには、いくつかの車種やグレードがありますが、今回は、表の6モデルについて試算しました。それぞれの詳細は以下のとおりです。
グレード名称(型式) | 車両標準価額 | 料率クラス |
---|---|---|
ロンジチュード 4WD 5人乗(KL24) | 470万円 | 対人4 対物5 傷害4 車両6 |
リミテッド 4WD 5人乗(KL20L*) | 505万円 | 対人4 対物4 傷害4 車両7 |
*マークは、ASV割引対象車
「ジープ チェロキー」型式・年齢別保険料の見積もり
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
型式別料率クラスの違いが保険料の差に!
今回イーデザイン損保の見積もりでは、一般車両保険付きの一括払いの他にクレジットカードによる分割払いもご案内しております。
新型のチェロキーは、型式・グレードごとに異なる保険料ですが、型式別料率クラスの違いにより車両価格以上の保険料差が生じています。
型式別料率クラスは毎年変わります。今回試算の料率クラスは2018年のデータによるものです。
車両保険の保険金額の違いだけでなく、毎年見直される「型式別料率クラス」の違いにより、保険料が今後は変わっていくので毎年確認しましょう。
なお、今回試算したチェロキーは、一部のグレード(型式)のみがASV割引対象車種ですが、割引の適用には自動ブレーキの搭載と型式の登録年度から約3年以内が条件となっています。
したがって今回「チェロキー」の見積もりでは、新たに2.0ターボエンジンが搭載された「リミテッド(KL20L)」のみが、ASV割引対象車となっています。
マイナーチェンジ前から型式(KL24)を引き継いでいる「ロンジチュード」については、自動ブレーキが搭載されていても「ASV割引」の対象となりませんので注意が必要です。
したがって2台の型式別料率クラスでは、車両料率クラスが「7」となり保険料が高くなるはずの「リミテッド」ですがASV割引の効果もあり、「ロンジチュード」と大差のない保険料になっています。
ジープの他車種の料率クラスについて
今回試算した新型チェロキー以外に、過去10年以内に国内で販売されたジープの型式別料率クラスは、以下のページでかんたんに調べることができます。
料率クラスがわかると、その車種の保険料が他の車と比べて高くなるか? 安くなるか? おおよその見当が付きます。チェロキー他、ジープの車種を購入の際は、比較車種と合わせて料率クラスで比べて見るだけで、どちらの保険料が安くなるかがわかります。
車が決まったら保険料について、比較見積もりを取って安い自動車保険を選びましょう。
車両保険が高い!無駄!という人には?
車両保険には、オールリスクカバーの「一般車両保険」の他に、補償範囲を絞った「エコノミー車両保険」があります。
このエコノミー車両保険で削られる補償の範囲は「自損の単独事故」と「相手がわからない当て逃げ事故」です。
おおむね大事故につながるのは、自損の単独事故ですが「無理、無茶、ムラ」の無い運転を心がけていれば、多くの自損事故は発生率を下げることができます。したがって、安全運転に努めるチェロキーのオーナーならエコノミー車両保険という選択肢もあるでしょう。
ちなみにエコノミー車両保険は、一般車両保険に対して3割から4割近く安くなりますが、ジープ チェロキーの所有者が心配な、もらい事故や盗難、台風など風水災に関する損害は、エコノミー車両保険も補償の対象なので安心です。
また、車両保険を無しで基本契約のみという選択もありますが、割引の進んでいる人なら車両保険の負担額は、月当たり千円程度です。あまりに保険料コストを絞り、万一の際のリスクを拡大することはおすすめできません。
ジープチェロキーは、400万円を超える車だけに修理費用は安くありません。様々なトラブルを回避するためにも、最低限エコノミー車両保険の加入を検討して下さい。
エコノミー車両保険や基本補償の保険料については、各損保WEBサイトに設置された「見積もりシミュレーター」や「自動車保険一括見積もり」を利用すればかんたんにわかります。
チェロキー必須の補償とおすすめの自動車保険
新型チェロキーは、優れた動力性能を持つ2つのガソリンエンジンと効率の良い9速オートマチックトランスミッションにより、ライバル車のクロスオーバーSUVに引けを取らない優れた走りを楽しめる車です。
いつでも愛車のチェロキーの運転を楽しめるよう、自動車保険は、各グレード共に次のような補償内容で加入しておくと安心です。
対物賠償保険:無制限
人身傷害補償:3000~5000万円
搭乗者傷害補償:0~1000万円
車両保険:車両価格+消費税+オプション価格(価格協定範囲内の適正な価格で設定)
各グレードで補償内容に差をつける必要があるのは、車両保険金額です。それ以外の補償内容について基本的に差をつける必要はありません。
対人対物賠償
対人賠償保険は、運転者の過失による事故でケガをした人、車や自転車、家屋、路側の施設や建造物など他人の財物を損壊、破損させた際、相手への補償となる保険なので不足が無いように「無制限」とするのが一般的です。
現在の個人向け自動車保険の多くは、対人賠償無制限となっており、対物賠償も無制限を自動セット(任意選択も可)としているところが増えました。
搭乗者補償
搭乗者への補償は、人身傷害補償をメインに不足を搭乗者傷害補償で補うようにしましょう。
通常は、人身傷害補償のみで十分と考えられますが、死亡時の逸失利益などが低く見積もられてしまう、高齢者や無職の人が運転したり、乗せたりする機会が多い場合、搭乗者傷害の定額補償を追加することをおすすめします。
車両保険
車両保険の保険金額は、購入価格を元にWEB見積もりシミュレーターに提示される標準価額の範囲内で設定します。
ジープ チェロキーのようなプレミアムSUVの場合、実際の購入価格と自動車保険見積もりシミュレーターの表示価格と大きく差が開くこともあります。
車両保険金額は、多ければ無駄な保険料を払うことになりますし、全損時の保険金支払いの際に「実態と異なる」ことから、保険会社が難色を示すことがあります。(車両保険金額は実損害のてん補が基本)
また、保険金額が足りない場合、保険金が不足となり損害を補てんできないことも考えられます。見積もり時の保険金額の過不足は、シミュレーター上で任意入力し調整しましょう。
もちろん購入先ディーラーや専業代理店にて保険加入するなら間違いは無いと思いますが、自分でダイレクト自動車保険に加入する際は、保険金額の設定に注意して下さい。
なお自動車ローンを利用しているなら、支払い期間中だけは車両保険を付けておくことを強くおすすめします。できればフルカバータイプの一般車両保険に加入しましょう。
先ほどから、車両保険付保のおすすめばかりで「縁起でもない!」と、お叱りを受けそうですが、万一全損事故を起こした場合に車両保険に入っていなければ、ローンだけが残ってしまうからです。
また、2018年に西日本各地を襲った台風や豪雨による災害による損害などは、車両保険に入っていればほとんどが保険金支払いの対象となります。
また、チェロキーは、ベーシックなグレードでも総支払額が400万円以上となる高額車両です。事故による修理費用も想像を超えた金額になるので、車両保険は必須の車と考えましょう。
その他の特約
弁護士費用特約
もらい事故などにより被害者となった場合、賠償請求など、相手との交渉を弁護士に依頼する費用を、最大300万円まで補償する特約です。
新価特約
新車登録から一定期間付帯可能な特約です。大きな事故により修理見積もりが車両保険金額の50%を超える場合、新たな車の買替費用として、全損と同じように保険金額を上限に保険金が支払われる特約です。
新車のチェロキーを大破した場合でも「新価特約」を付けておけば、修理費が保険金額の50%以上かかる場合、買い替えの費用保険金として支払われるので安心です。
通常、修理費が車両金額の50%を超えるような事故の場合、車体の骨格部にまで事故の影響が及ぶので、見た目は完全に修理をしてもその車は「修復歴あり」と見なされ、その後の価値を著しく損なうことにもなります。
またそのような車に乗り続けることも苦痛ですから、車両保険に新価特約が付帯できる間は付けておくとより安心です。
イーデザイン損保のおすすめ理由
チェロキーおすすめの自動車保険として今回は、保険料が安くても事故対応に強い「イーデザイン損保」を選びました。
イーデザイン損保は、国内有数のメガ損保であり損害保険の名門「東京海上日動火災」を中心とする「東京海上グループ」に属する自動車保険の通販(ダイレクト)に特化した損害保険会社です。
ダイレクト自動車保険の会社としては、歴史も浅く規模も小さいイーデザイン損保ですが、保険料価格は業界でも屈指の低価格水準となっており、事故対応もグループ企業の「東京海上日動火災」のサービス網を利用して、リーズナブルな保険料と高い事故対応力を両立しています。
最大の特徴は、ダイレクト自動車保険の新参ながらネットを中心とした通販など合理化を追求し、各年齢層の保険料がライバル他社よりも安くなっています。
また、契約から2年目以降の継続契約者には、イーデザイン損保独自の継続割引や無事故割引制度も用意されており、優良ドライバーならさらに保険料が安くなることも期待できます。
また、2017年より導入された「セコム事故現場急行サービス」では、事故現場にいち早くかけつけ契約者を直接サポートするなど、非常時に頼りになるサービスが提供されています。
ジープ チェロキーを選ぶ人は、ジープのディーラー代理店、または専業の保険代理店にて自動車保険に加入する方も多いと思います。
しかしダイレクト自動車保険のイーデザイン損保なら、頼れる「東京海上グループの事故対応」を格安の保険料で契約できます。他のダイレクト損保を含めて一度検討してみてはいかがでしょうか?
チェロキーの購入時や現契約の更新時、手続前に参考でも見積もりを取り補償内容や保険料を比較してみることをおすすめします。
チェロキーの自動車保険|3つの補償追加プラン[2018年11月更新]
自動車保険は、特約の追加により補償のアップグレードができます。
対人対物賠償保険の補償を多くの人が「無制限」とする中で、近年注目されている「自分と家族を守るため」の補償と、車を確実に守れる車両保険について、補償アップの具体例を挙げて解説いたします。
今回の見積もり例では「チェロキー」を選ぶ「35歳のドライバー」を例に、特約を追加した場合の内容を比較してみました。
特約補償を追加した場合の見積もりは、それぞれプラン「A・B・C」の3パターンにてご紹介します。
なお、特約追加の内容は、チェロキーに乗るすべてのユーザーを対象におすすめできます。購入を検討している車に置き換え、保険料の目安としてご覧下さい。
ジープ チェロキー リミテッド(KL20L*)自動車保険 特約追加プラン
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
プランA:車両保険の充実プラン
プランAでは、新価特約と車両全損時諸費用特約、さらに1回目の免責金額を0円とし割引が進んでいる人が事故に遭った際、車両保険を使いやすいように設定しました。
新価特約は、大きな事故で車両保険を使うときに、修理見積もりが保険金額の50%を超えるような場合には、車両保険金額を上限として新車の再購入費用が補償される、新車時にはぜひ付けておきたい特約です。
また車両全損時諸費用特約では、全損支払い時に車を再調達する際にかかる諸費用をカバーできるようにした特約です。
また自動車を日常の足として使っている人は、事故により修理中チェロキーが使えなくなることはとても不便になるでしょう。
そこで事故による修理期間中は、レンタカーのよる代車費用が補償されるようにして普段の足が無くなる不便が無いよう「事故代車費用補償」も追加しました。
4つの補償を追加拡張する車両保険の充実プランは、年間44,720円です。保険料の追加費用は、9,310円となり、月当たりわずか780円ほどです。
チェロキーの新車購入時には、「新価特約」をプラスした車両保険の充実プランで、車両保険を強化しましょう。
プランB:家族向き補償拡張プラン
このプランBでは、「人身傷害補償の拡大と搭乗者傷害の追加」により、チェロキーの同乗者への補償をより手厚くした内容です。
搭乗者への基本補償は、実損害をほぼフルカバー可能な「人身傷害保険」の補償額を最大2億円(※1)まで拡大し、さらに、契約車両への搭乗中のみならず、他の自動車への搭乗中や他車との衝突事故など、補償範囲を拡張して家族の危険に備えています。
「搭乗者傷害保険」の追加加入により、搭乗者全員に定額補償が得られるようにもしました。
搭乗者傷害補償の追加をおすすめしたい人は、チェロキーに「高齢者、主婦、無職の人」を乗せる、または該当者が運転する機会がある場合が対象です。
理由は、高齢者・主婦・無職の人など、低所得・所得が無い人の場合、損害発生時点での収入が低く見なされることから、実損払いの「人身傷害保険」では、死亡補償や後遺障害時に「逸失利益損害」の補償が不足する可能性があるからです。
そのような場合に備え、死亡・後遺障害保険金を定額で補償する「搭乗者傷害補償」を特約追加しておけば、補償不足を補うことが可能になります。
なお「搭乗者傷害補償」は、自分や家族はもとより家族以外の友人・知人を乗せる機会の多い人にもおすすめです。
また「身の回り品補償」により、車両保険のお支払い対象となる事故に伴い、契約車両の室内やトランクなどに積まれた個人所有の身の回り品に関して損害が生じた際、30万円を上限に保険金が支払われます。(免責3千円)
プランBは、基本的な一般車両保険付きの保険料(35,410円)と比べて、わずか3,410円アップの38,820円です。一か月あたり290円ほどの追加負担で車内外の自動車事故などから家族をワイドに補償します。
プランC:車両保険の充実プラン+家族向き補償拡張プラン
プランCは、新車のチェロキーを毎日の足として活用し、大切な家族を持つ優良ドライバーにおすすめするプランです。
内容は、プランAとBをセットした内容ですから、ほとんどのトラブルを補償可能になります。
プランCは、基本的な一般車両保険付きの保険料(35,410円)と比べて、年間12,720円アップの48,130円です。一か月あたり1,060円の追加負担で様々な事故から家族と車を守ります。
3つのプラン比較では?
各補償の範囲を拡張し、様々な事故の際にも対応できるおすすめのプランは「C」です。
このようにリスクに合わせて特約を上手に追加すれば、イザというときに使いやすく安心な補償内容にグレードアップできます。自動車保険見直しの際に一度検討してみてはいかがでしょうか?
なお保険会社ごとに用意される特約の内容は異なります。イーデザイン損保には無い「自転車事故補償、個人賠償責任保険」など、日常生活のリスクをカバーできる自動車保険もあるので、保険料は元より補償の違いも比較して、あなたにフィットする補償を見つけましょう。
現在、代理店型の自動車保険に加入している場合、ダイレクト自動車保険に乗りかえるなら補償内容をアップしながら保険料をも大幅に抑えることが可能です。
自分で保険会社ホームページから見積もりを集めて比較することもできますが、複数の損保から見積もりを一度の作業で集められる「一括見積もり比較」を利用する方が早くて便利なのでおすすめします。
自動車購入時は、保険見直しのチャンスです。安易に代理店に任せきりっで継続することなく、自分で理解して補償特約を選びましょう。
チェロキーの安全性能を動画で確認!
自動車保険以上に重要ともいえる車の安全性能、ジープチェロキーは、世界で安全にもっとも厳しいといわれている米国社会の評価を受け30年以上にもわたりベストセラーを続けているSUVです。
日本のユーザーの多くにあまりなじめない、いわゆるアメ車(米国車の通称)ですが、チェロキーだけは、そのアメ車の中にあって、日本においても30年以上4世代に渡る人気車種です。
今回のマイナーチェンジを受けて、チェロキーの安全性能はさらに高まりました。
特に、昨今話題の事故を未然に防ぐための予防安全システムについては、歩行者検知機能付きの前面衝突警報からの衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報+ステアリング修正など、日本でも一般的な装置はすべて標準装備されています。
しかし、もっとも気になるのは、実際に事故の被害を受けた場合、搭乗者に直接影響する安全性能です。
この項では、チェロキーの安全性能について、米国と欧州のテスト機関にて行われた衝突安全試験の評価について、動画を交えて考察してみます。
チェロキーの購入を検討している人は、安全性能試験の評価も考慮して検討してみてはいかがでしょうか?
ジープ チェロキーの衝突安全性能アセスメントは?
米国の試験機関「国家道路交通安全局(NHTSA)」と「米国道路安全保険協会(IIHS)」にて公表されている「チェロキー」の衝突安全性能試験の評価を、衝突試験の動画を交えて見て参りましょう。
(映像は、冒頭からオフセット衝突試験の衝突映像と大きな音から始まるので、心臓の弱い方、自動車事故映像などに弱い方は、消音にするなど十分に気を付けてご覧下さい)
①「米国道路安全保険協会(IIHS)」の衝突安全テスト
試験車両は、マイナーチェンジ前のチェロキー米国仕様、2014年・2015年モデルとなりますが、基本的な車のプラットフォームは日本で販売されるチェロキーと同じです。
→ジープ チェロキー:運転席側のスモールオーバーラップテスト2015
車のスピードを約64km/hで走行させて、バリア(障壁)に車両の運転席側前面の25%を衝突させて、浅いオフセットでの前面衝突を再現したテストでは、チェロキーに少し厳しい結果となりました。
スモールオーバーラップテストでは、電柱やガードレールなど実際にある路側帯障害物との部分的な衝突が想定されており、より現実的な衝突実験といわれてます。
動画を見ればわかるように、フロント部分でも弱いサイドパネルとサスペンションユニットから、Aピラーに直接衝突時の荷重がかかる、実車にもっとも厳しい試験です。
チェロキーの衝突安全テストの結果は、ご覧のテストにおいて安全とされるギリギリの「可」評価となりました。カーテンシールドエアバッグが開いていない点が気になるところです。
キャビン部分が大きく重いSUVにとって、もっとも厳しいテストですが、それでも「可」の評価は、まだ良い方かもしれません。(ライバル車の半数がPoor「不可」)
→ジープ チェロキー:SUV側面衝突テスト 2014
横方向から50km/hで台車が突っ込む形で行われるこの試験は、搭乗者の死亡につながる交差点事故を再現したものになっています。
このテストでは、車高が高くセンターピラーが長いSUVのチェロキーにとって、比較的不利な条件となるテストですが、試験結果は4段階中もっとも良い「Good(優)」となり、安全性能の高いキャビンであることが裏付けられました。
実際に車室内のスロー映像から、カーテンシールドエアバッグが運転席、後部席に座ったダミーの頭部を効果的に保護し衝撃を吸収していることがわかります。
②「ユーロNCAP(EURO NCAP)」による総合安全テスト
試験車両は、マイナーチェンジ前のチェロキー欧州仕様2014年モデルとなりますが、基本的な車のプラットフォームは、日本で販売されるチェロキーと同様です。
ジープ チェロキー:★★★★★(ファイブスター:最高評価)
衝突安全試験の結果は、ご覧のテストにおいて最高水準の「ファイブスター」評価が与えられています。
安全性能試験は、実際のテスト映像から衝突・予防安全性能を見て確認できます。(映像は、冒頭からオフセット衝突試験の衝突映像と大きな音から始まるので、心臓の弱い方、自動車事故映像などに弱い方は、消音にするなど十分に気を付けてご覧下さい)
→ユーロNCAP 衝突安全試験 ジープ チェロキー
→ユーロNCAP 横滑り防止装置試験 ジープ チェロキー
ユーロNCAPのオフセット衝突安全試験では、米国IIHSのテストに比べてかなり良い結果になりました。このテストでは、映像を見てのとおりカーテンシールドエアバッグもしっかり展開しております。
横滑り防止装置の動作試験では、重く重心の高いSUVのチェロキーのボディを、急ハンドル操作でもスピンや横転することなく車をしっかり制御できていることがわかります。
チェロキーの衝突安全性能まとめ
日本においては、衝突回避を積極的に行う予防安全装置の搭載とシステムの動作状況が重視されますが、自動車の安全性に対してシビアな米国や欧州では、現在でも搭乗者の生命維持を重視した衝突安全性能試験が重視されています。
世界的にも厳しいテストが行われている米国、欧州において、チェロキーは、いずれの機関においても最高レベルの評価を得ており、大切な家族と共にドライブを楽しむ車として最適な1台といえるでしょう。
チェロキー所有者が注目したい!その他の自動車保険
自動車保険は、毎年更新される掛け捨て保険です! だからこそ必要補償を絞って可能な限り安く契約することが賢い選択といえます。
これからの自動車保険選びでは、代理店や保険会社任せにすることなく、契約者自身が保険会社ごとの異なるサービスや保険料の差を自分で比較して確認することが賢明な方法です。
そこで、チェロキーの所有者に検討してほしい特徴のある保険会社をご紹介します。あなたの使い方に合った自動車保険を選ぶための参考にして下さい。
比較ランキングの順位が高い保険会社はどこ?
自動車保険のランキングには、保険料・事故対応力・補償内容・ロードサービスなど、様々な項目のランキングがあり、また、総合的なランキングもバランスの良い保険会社を知る手掛かりとなります。
ランキングや保険会社の比較については、別の記事で詳しく解説しておりますので、そちらを参考にご覧下さい。
「現場急行サービス」のあるダイレクト自動車保険は?
どんなベテランドライバーでも、ひとたび事故に巻き込まれれば大なり小なり動揺することに違いありません。それが、初心者ドライバーや女性ドライバー、高齢者ドライバーなら、なおさらのことです。
そこで、いくつかのダイレクト損保は、サービスの拡充をはかるために2016年、2017年に相次いで「現場急行サービス」を導入しました。
2017年末時点で「セコム」の緊急対処員が現場急行してくれるのは、セコム損保、ソニー損保、イーデザイン損保が追加になりました。
また、ほぼ同じ内容で「ALSOK」の緊急対処員による「現場かけつけサービス」の提供を開始したのは、セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」です。
「おとなの自動車保険」の場合、つながるボタンとアプリによる事故時の緊急通報サービスとの連動による積極的なサービス運用が行われており、より安心です。
車両地震特約が付けられる車両保険は?
現在、車両保険に付けられる地震特約には2つの種類があります。
大手中堅の代理店型損保と外資系ダイレクト損保2社が取り扱う、「地震等による車両全損一時金特約(50万円)」と、楽天損保(旧朝日火災)、チャブ保険が取り扱っている「分損補償あり・全損時満額補償の車両地震特約」の2種類です。
この特約の違いですが、前者は、全損時のみ保険適用となりますが最大50万円までしか支払われません。後者の補償は、通常の車両保険補償とほぼ同様で、分損の修理補償から全損時には、保険金額まで補償されます。
当然に保険料負担がちがってきますが、大きな地震が予想されている地域なら、楽天損保、チャブ保険の「分損補償あり・全損時満額補償の車両地震特約」がベストチョイスです。
問題点は、どちらの保険会社も小規模な代理店型損保なので、身近で加入できる代理店を見つけることが難しい点です。しかし、どちらの損保も「一括見積もり比較サイト」から、見積もり代理店の紹介、加入が可能なので、実際の保険料見積もりを見ながら検討することができます。
地震の被害が予想されている地域にお住いの人は、次回更新時に検討してみてはいかがでしょうか?
エコノミー車両保険でも「あて逃げ補償が可能な自動車保険」がある?
意外と知られていないのですが「日新火災」のエコノミー車両保険なら当て逃げ補償が可能です。
日新火災は、中堅規模の代理店型損保ですが、東京海上ホールディングスに属しながらも独立して運営を続けている、事故対応に定評のある保険会社です。
保険会社の規模からか、あまり代理店を見かけませんが「一括見積もり比較サイト」から、見積もりと代理店の紹介、加入ができるので、実際の保険料見積もりを見ながら検討することができます。
もらい事故対応!「車両無過失事故に関する特約」付きの車両保険
この特約は、相手方の追突などによる「100%無過失のもらい事故」の際に、翌年の等級に影響せずに自分の車両保険を使える特約です。保険会社により、自動付帯と任意付帯の違いがあります。
「車両無過失事故に関する特約」とは、100%無過失の事故で被害者となった場合に限り、相手との交渉結果を待たず「自分の車両保険で修理をしても翌年等級ダウンすることない」という、もらい事故の対策に有効な特約です
つまり、100%もらい事故なら等級ダウンを気にせず自分の車両保険を使えるので、煩わしい事故の相手に賠償請求を行い、支払いを待つ必要もありません。
もちろん、相手方の保険会社がスムーズに手続きしてくれるならその限りではありませんが、相手が任意保険に入っていない「無保険車」など一癖も二癖もありそうな場合、自分の車両保険でリカバーが可能です。
相手が100%悪い事故で、賠償手続きをしっかり進めない非常識な人も世の中にはたくさんいます。チェロキーのオーナーなら「面倒な相手と関わらずに修理ができる」という価値がわかると思います。
したがって新車購入する「新型チェロキー」の場合、「車両無過失事故に関する特約」がセットされている車両保険を選ぶことが、最善のもらい事故対策になるでしょう。
一般的に代理店型損保では各社この特約を備えていますが、ダイレクト自動車保険では次の4社の車両保険にのみ自動付帯されます。
セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」
そんぽ24
セコム損保
なお、もらい事故の際には「弁護士費用特約」を使用して、弁護士を雇い入れて相手から賠償金を回収する方法が一般的となっており、ソニー損保やSBI損保では、その方法を薦めていますが、対物賠償保険にも加入していない輩から賠償金を回収するのにはそれなりに時間がかかります。
つまり、相手が無保険の車の場合や大きな事故の際は、賠償金の回収に時間がかかりすぎるという欠点をカバーするために、「車両無過失事故に関する特約」が付いた車両保険に加入することがもっとも適切な方法といえるでしょう。
したがって「車両無過失事故に関する特約」と「弁護士費用補償特約」をセットに加入しておけば、イザというときでも車両保険を不安無く使えるのでより安心ですね。
チェロキーを親子で共用する際に安い自動車保険を教えます! [2018年11月更新]
20歳以下の運転を補償する自動車保険が高いことは、今回の年齢別見積もりを見てもよくわかります。
都市部などでは、車庫スペースなど様々な事情から親の車を子供と共用するケースも多く、その際は、今加入している保険の年齢条件を引き下げるか、子供が使用の都度「1日自動車保険」の契約をするなど、何らかの方法で付保する必要があります。
中古車のチェロキーをリーズナブルに購入し、月に1回程度の割合で子供が使うくらいの利用頻度なら1日自動車保険の利用もフィットするでしょう。
しかし、今回マイナーチェンジが行われたチェロキーの新車では、車両保険金額が450万円~600万円を超えるようになるため、車両修理補償が300万円までの1日型自動車保険では、万一の際に補償が足りず役不足の感は否めません。
したがって新型チェロキーを親子で共用するなら、加入している自動車保険の年齢条件や運転者限定の変更をおすすめします。
しかし保険期間中途の追徴保険料は、保険期間ごとに異なるので比較ができません。
そこで今回は、50歳の親の契約に20歳の子供が運転できるように変更した場合の年間保険料を、ダイレクト3社で見積もり比較してみます。
比較する保険会社は、40歳以上の記名被保険者の保険料が安い「おとなの自動車保険/セゾン自動車火災保険」、保険料と補償内容・サービスのバランスが良い「イーデザイン損保」、そして格安自動車保険で人気の「SBI損保」の3社です。
親が所有する「チェロキー」を子と共用するなら?
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
自動車保険は、代理店型、ダイレクト型を問わず「一番年齢が若い人」を基準に年齢条件を設定することから、ノンフリート等級が進んだ50歳以上の優良ドライバーでも、20歳以下の「子」が免許を取ってマイカーのチェロキーを共用する場合、年齢を問わず補償の保険料率適用となり保険料が高くなります。
チェロキーの所有者に限った話ではありませんが、40歳以上のミドル層からシニア層の家庭では、子の運転免許取得に伴い愛車を共用する機会もあるでしょう。
若い人が運転する条件にすると、年間保険料がかなり高くなるので頭の痛いところですが、ダイレクト3社の見積もりを見ると、代理店型自動車保険よりもかなり保険料は安くなっています。
しかし、3社の保険料を見てみると、「保険料が安い!」と評価の高いSBI損保が、残念ながら3社の中でもっとも高く、一般的なイメージとは違った結果が明らかになりました。
では、セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」が若い人の保険料が安いのか? というと、そんなことはなく若い初心者ドライバーが単独加入する場合は、逆にSBI損保やイーデザイン損保よりも高くなります。
今回のケースは親子が共用する車ということで、子どもの専用車ではないことが前提となりますが、40歳以上の親が記名被保険者となっている車を子供が運転する場合、保険料が安いのはどのダイレクト損保かを比べてみました。
親子でチェロキーを共用するなら、車の購入時や自動車保険満期更新の際に「イーデザイン損保」とセゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」を含めて、保険見積もりを集めて比較してみて下さい。
次回の更新時、または、購入時にはしっかり検討して、より良い自動車保険に加入しましょう。
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被保険者と補償の基本設定
見積もり試算日:2018年11月1日
保険期間:2018年12月15日から1年間
損害保険会社:イーデザイン損保 他
被保険車両:ジープ チェロキー
車種:クロスオーバーSUV(Small Off-Road)
型式:KL24、KL20L、
用途・車種:自家用普通乗用車
初度登録年月:2018年(平成30年)10月
年齢:被保険者ごとに設定
居住地(登録地):東京都
適用ノンフリート等級:
20歳の試算では8等級(-40%)
21歳の試算では9等級(-43%)
26歳の試算では14等級(-50%)
30歳の試算では16等級(-52%)
35歳、40歳、50歳~69歳、70歳の試算では20等級(-63%)
前年事故の件数:0件
前年事故あり係数:0年
年齢条件:
20歳は「年齢を問わず補償」
21歳は「21歳以上を補償」
26歳は「26歳以上を補償」
30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳は「30歳以上を補償」
運転者限定:被保険者本人のみ
運転免許証カラー:
20歳は「グリーン」
21歳、26歳は「ブルー」
30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳は「ゴールド」
使用目的:日常生活・レジャー
年間走行距離区分:3,000㎞~5,000km
対人賠償(基本補償):無制限
対物賠償(基本補償):無制
人身傷害(基本補償):3000万円(契約車両に搭乗中のみ補償)
車両保険価額:車種・型式ごとに設定(表を参照)
(免責:1回目5万円-2回目以降10万円)
特約:
対物超過修理費用補償特約、他車運転危険補償特約、弁護士費用等補償特約
サービス:
示談代行サービス
ロードサービス
提携修理工場サービス
割引:
インターネット、早期契約、証券不発行、新車、ゴールド免許(該当条件のみ)、
ASV(自動ブレーキ搭載車のみ適用)
保険料試算に際し、設定条件や補償内容の諸条件を可能な限り同じにしておりますが、保険会社によって補償や限定範囲の違いなどがあります。若干の差異については予めご了承下さい。
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