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2018年版:外車の型式別料率クラス一覧「英国 イタリア フランス スウェーデン 米国ほか 輸入車編」


「外車は保険が高い!」といわれますが、以下の外車の型式別料率クラス一覧表を見ると、車両料率クラスが国産車と比べて高いことが分かります。

この記事では、2017年までに新車で販売された英国 イタリア フランス スウェーデン 米国ほかの輸入車について、型式が指定されている204車種・637型式の型式別料率クラスをメーカー別の一覧表にまとめました。

掲載の車種型式は、過去約15年前の販売車両までさかのぼり、型式を調査掲載しておりますので、新車だけでなく中古外車の購入検討をしている人や今乗っている車の料率クラスを調べたい人にも役立ちます。

外車も国産車と同じ型式別料率クラスが使われ、過去3年分の保険金支払い実績が反映されます。したがって国産乗用車同様に、毎年1月1日付けで型式ごとに見直されますので、最新の料率クラスデータを使って自動車保険を検討しましょう。

また、2018年度から待望の自動ブレーキ割引(以降ASV割引と記載)の導入が始まりましたが、ダイレクト自動車保険は、保険会社ごとに導入の有無があるので注意しましょう。

今回は、料率クラス一覧の適用料率クラスの右側にASV割引の有無についても表記しました。ASV割引の対象車種は、料率クラス一覧の右側「*」マークが記してあります。過去3年以内に新しい型式で発売された車で「衝突被害軽減ブレーキ」が搭載された車にのみ適用になります。

なお「ASV割引」については、自動ブレーキ付きならすべての車が割引対象になるわけではありません。ASV割引については、以下のページにて詳しく解説しておりますので参考にご覧下さい。

「私の車はASV割引(自動ブレーキ割引)が使えるの?」適用基準を徹底解説!

「ジャガー・ランドローバー・ロータス」ほか英国車、31車種108型式別の料率クラス一覧

ロールスロイス・ベントレーの料率クラス
ジャガーの料率クラス
ロータスの料率クラス

「フィアット・アバルト・アルファロメオ」ほかイタリア車、60車種133型式別の料率クラス一覧

フィアットの料率クラス
アバルトの料率クラス
フェラーリの料率クラス
アルファロメオの料率クラス
マセラティの料率クラス
ランボルギーニの料率クラス

「ルーノー・プジョー・シトロエン」フランス車、41車種202型式別の料率クラス一覧

ルノーの料率クラス
プジョーの料率クラス
シトロエンの料率クラス

「ボルボ・サーブ」スウェーデン車、15車種73型式別の料率クラス一覧

ボルボの料率クラス
サーブの料率クラス

「キャディラック・フォード・クライスラー・ジープ」ほか米国車、45車種の99型式別の料率クラス一覧

キャディラック・シボレー・ハマーの料率クラス
リンカーン・フォードの料率クラス
クライスラー・ジープ・ダッジの料率クラス

「ヒュンダイ」韓国車、12車種22型式別の料率クラス一覧

ヒュンダイの料率クラス

リストに型式が無い車や古い外国車は保険に入れない?

型式が指定されている外車なら、10年以上前の車でもさかのぼって調べることができます。

今回の料率クラスは15年以上前の販売車種までさかのぼって調べましたが、それ以上の古い外車について料率クラスを調べたいときは、以下の「損害保険料率算出機構」のウェブサイトにて検索が可能です。

【参考サイト】型式別料率クラス検索

しかし、「自動車検査証(以下:車検証)」に記載の型式を見て、「例:○○○-ABC123」というように「-:ハイフン」が入っていない場合、型式指定の登録を受けていない車なので、型式別料率クラスでのクラス分けがされていない車になっています。

1000万円越えの高級外車やスポーツカー、料率クラスが高い車、古い外車は保険に入れない?

このような場合の保険加入は、保険会社、または、代理店に加入の相談をする必要があります。ちなみに、ほとんどのダイレクト自動車保険では、インターネット上の申し込みを受け付けていません。

また、料率クラスがわかる車でも、車両標準価額が1000万円を超える高級乗用車やスポーツカー、料率クラスに「9」、「8」など、過去に保険金支払いが多いとみられる車の場合、加入に制限が設けられている損保もあります。

特にダイレクト自動車保険各社では、リスクの高い高額な外国車の加入について敬遠傾向にあります。したがって高額な外車を購入する人の多くが販売店にて任意保険加入をしているようです。

しかし、本当に代理店型自動車保険一択なのでしょうか???

たしかに希少で高額な外車の場合、車両保険も可能な限り付けたいでしょうし、事故のトラブル回避のためにも車両保険付きのフルカバーで加入したい人が多いことでしょう。代理店は一択しかない、とあきらめずに少しだけ他も当たってみてはいかがでしょうか?

実は、代理店型自動車保険にも保険料格差が大きく生じており、当サイトの一括見積もり調査でも大きな差があることを確認できています。

外車の車両クラスが高い理由

外車の自動車保険料は、国産車と同様に型式ごとに区分されており、毎年見直される「型式別料率クラス」によって、対人、対物、傷害、車両それぞれ9つのクラスに分けられています。

しかし一覧表を見ると「車両料率クラスが高い車が多い!」ことが良くわかります。なぜこれほどまでに車両料率クラスが「8、9」に集中しているのでしょうか?その理由を考察してみましょう。

ご存じのとおり、ロールスロイスやベントレー、フェラーリ、ランボルギーニなどの高級外車、スーパーカーなどの車は、元々車両価格高額なのでパーツの価格がとても高くなっており、ちょっとした事故でも高額な修理費用がかかります。

したがって、仮に事故の少ない車種でも元々の車両クラス設定が高いため、一定のクラスより下がることはありません。

また、その他の大きな理由として1000万円を超える車種では、販売台数そのものが低いうえに、車両保険付保率は高く、先の理由から修理費用も高額となるため、一年間に数台の保険金請求が上がっただけでも、損害率が上昇し料率に影響することがあります。

実際、対人事故がそれほど多いわけではないのですが、販売台数の少ない車は、すぐ損害率に影響が出るために料率クラスが上がる傾向にあります。事故があれば、必然として車の何らかの損害が発生しているので、保険金請求がなされることも必然です。

したがって年間の販売台数が少ない高額車両については、ASV装置などの搭載により車の安全性が高まっても、依然として車両クラスが高いことは否めない状況です。

ちなみに外車でも、一般的な大衆車に属するフィアットの「500」などの車種は、3から4クラスに当てはまるものが多く、高くても5、6クラスどまりです。ただし、アバルトなどのホットバージョンについては、一部例外もあるでしょう。

中古車だからこそ希少な外車で保険に入るには?

新車時に1000万円を軽く超える高級外車やスーパーカーは、必然的に車両料率クラスも高く設定されています。

しかし、それ以上に問題は保険加入です。保険金額が数百万円でも車両クラスが「9」となっている車では、引き受けに二の足を踏む、保険会社や代理店が多いのも事実です。

そんなときの一案として、自動車保険一括見積もり比較を利用してみましょう。一括見積もりサービスを展開する業者の多くは、関連事業として複数の保険会社と代理店業務を締結している、法人代理店の存在があります。

大型の法人代理店は、ダイレクト自動車保険の紹介をはじめ、いくつかの代理店型自動車保険も専業法人代理店として提案販売しています。

こうした大型の保険代理店の場合、多少リスクの高い契約者でも引き受けが可能な保険会社を選んで、見積もり提案を行ってくれます。

その中には、古い車や外国車などに向けた自動車保険なども取り扱っており、見積もり請求した人の希望に合わせた保険会社を選び、見積もりをしてもらえます。

特にノンフリート等級が進んでいる優良ドライバーなら一括見積もりサイトを通じて、複数の自動車保険見積もりが可能な法人代理店を紹介してもらえば、難しい車の保険引き受けや、安い自動車保険の見積も提案してもらえます。

チョット特別な外車に乗るなら、自動車保険もフィットするものを探してみてはいかがでしょう? また、保険加入が難しい中古外車のプレミアムモデルの購入に躊躇している人は、このようなサービス利用も検討に加えてみて下さい。

車両クラスが高い外車や保険金額が高くなる車、20年以上前の旧車やスーパーカーなど、保険契約がちょっと難しそうな車でもあきらめず相談してみましょう。


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