トヨタ ハリアー「GR SPORT」の自動車保険と年齢別保険料
今回の記事では、トヨタのプレミアムSUV「ハリアー エレガンス」をベースに追加設定された、話題のスポーツグレード「GR SPORT」の自動車保険について、補償の付け方、使用別のおすすめ自動車保険をご案内します。
また、年齢別保険料については、21歳、26歳、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳の被保険者ごとに、イーデザイン損保の見積もり例をまとめてご案内します。
トヨタ ハリアー GR SPORT購入時、使用目的に合わせた自動車保険選びや補償の選び方について、参考にご覧下さい。
目次
トヨタ ハリアー GR SPORTの必須補償は?
トヨタ ハリアー GR SPORTの自動車保険は、次の補償内容で加入すれば安心です。
対物賠償保険:無制限
人身傷害補償:3000~5000万円
搭乗者傷害補償:0~1000万円
車両保険:455万円(ターボ4WDの場合)
上記の任意保険の付保について以下に補足解説して参ります。
対人賠償補償
近年、著しく減少した死亡事故件数ですが、対人事故の最高賠償額が下がったわけではありません。
近年は、医療技術の進歩やドクターヘリなど救急搬送の方法も改善されたことた、自動車に搭載される先進技術による高度な運転支援機能の性能向上により、死亡に至る受傷者の数は減少しています。
しかし、命をとりとめた被害者が長期間、重い後遺障害に悩まされ治療や介護など余儀なくされていることも事実です。また、それに伴う賠償金額は、上昇することはあっても下がる気配はありません。
現在、ダイレクト自動車保険をはじめとする個人向けの自動車保険は、対人賠償額「無制限」がセットされています。念のため見積もりの際に補償欄を確認しましょう。
対物賠償補償
WEBサイトの情報の中には、いまだに対物賠償保険に「無制限」はいらない! という乱暴な意見の人もいるようですが、それはかなり危険な考えといわざるを得ません。
実際、首都高速道路にて発生したタンクローリーの横転火災事故では、道路の復旧費、営業損害等により32億円の賠償金支払い判決が下されたケースもあります。
乗用自動車の場合、さすがにそこまで大きな対物賠償事故は起こりえないだろうと考えますが、例えば、「沿道の店舗に突っ込んでしまい店舗の修復費や商品・什器などの補償、休業損害の補償などを加えると1000万円を超えてしまった!」というような物賠償事故は、結構な頻度で発生しています。
また、複数台の車が絡む多重衝突事故は、日常のニュースでもよく報道されており、トンネル内で起きたの事故などでは破損した施設の設備機器などや、通行止めによる営業利益まで請求されることもあります。
対物賠償補償は、無制限の補償を2000万円に下げても月200円程度の差です。保険料差が数万円も生じるなら検討も必要と考えるかもしれませんが、月に数百円の差なら対物賠償補償は「無制限」で付けておく方が安心といえるでしょう。
なお、保険会社により、個人向け自動車保険の対物賠償をはじめから「無制限」としてセットしているところもあります。見積もり、申込時に確認しましょう。
トヨタ ハリアー GR SPORTには、「Toyota Safety Sense P」先進技術予防安全装置が標準装備されており、自らが事故を起こす確率はまちがいなく下がるでしょう。
しかし、わずかな過失でも万一事故に絡んでしまった場合、被害者への補償が不足しないよう対物賠償は「無制限」で加入して万全を期すようにしましょう。
搭乗者補償(人身傷害補償、搭乗者傷害補償)
運転者をはじめ「ハリアー GR SPORT」に乗る人が搭乗中にケガをした場合、治療費などを補償するのが「人身傷害補償、搭乗者傷害補償」などの傷害保険です。
ハリアーなどのプレミアムSUVを持つ人なら、家族や恋人、友人、知人など大切な人を乗せる機会も多くなるでしょう。
搭乗者への補償の考え方は少し複雑で、運転者に過失のある事故の場合、運転者本人から見て他人となる友人・知人については、対人賠償保険と搭乗者補償のどちらも支払いの対象となりますが、運転者本人とその家族への補償は、搭乗者用の傷害保険だけになります。
つまり、搭乗者用の傷害保険をしっかり付けておけなければ、運転者本人とその家族の補償は、最悪の場合不足が生じることもあるので注意が必要です。
当サイトでは、治療費から休業補償まで幅広く実損害をカバーできる「人身傷害補償」をメインに、不足を補う形で定額補償の「搭乗者傷害補償」を追加付保することをおすすめしています。
なお、事故の相手の過失によるもらい事故の際、相手が無保険車などで賠償が遅れるようなときにも、人身傷害補償が付いていれば医療機関への治療費支払いや休業損害などの費用まで支払われます。
一般的に人身傷害の保険金額は、3000万円~5000万円の範囲で付保しておけば治療費等の支払いに十分機能します。なお、人身傷害補償は、主な被保険者の家族の契約者車両への搭乗中以外でも、自動車事故への補償可能な契約があります。見積もり、加入時に確認して下さい。
また、運転者を含む搭乗者に高齢者が想定される場合、人身傷害補償にプラスして定額補償の搭乗者傷害補償を1000万円ほど追加しておくと安心です。高齢者が搭乗中の事故で死亡や後遺障害に至った場合、逸失利益が少なく見積もられることがあり、支払われる保険金が少なくなるからです。
運転者を含む、高齢者の搭乗機会が多いなら定額払いの搭乗者傷害保険で補償不足を補いましょう。
車両保険
トヨタ ハリアー GR SPORTは、プレミアムSUVでも走行性能の高いクルマゆえに、運転者によっては多少元気な運転が災いし自損事故などを起こす可能性は多少高くなることが予想されます。もちろん、自分の過失による事故だけでなく、過失割合の生じる事故や一方的なもらい事故で車が破損する事態もあるでしょう。
どのようなケースでも車両保険を付けておけば損害をカバーすることができます。車両保険は、一般車両保険とエコノミー車両保険とに分けられており、補償の範囲が異なります。
一般車両保険は単独事故、当て逃げの被害時にも使うことができるフルカバーの保険です。それに対しエコノミー車両保険の場合、交通事故は相手がわかる車両同士の事故に限られます。どちらの車両保険も、台風・洪水・高潮・土砂崩れなどの自然災害、飛来物の衝突による車の破損や盗難にも対応します。
→「車両保険」に関連する記事検索
なお、地震・噴火を起因とする津波や土砂崩れなどの損害は免責となっています。保険会社により「地震特約」の設定もあるので確認してみましょう。
ハリアー GR SPORTには、車種専用のエクステリア・インテリアデザインが施されており、車体もサスペンションなどまで専用設計のパーツが組み込まれベース車両よりも交換時のパーツ代が高くなります。
したがって事故によりダメージを受けた際は、修理費用もかさみますので、車両保険の付保と同時に保険金額設定にも注意が必要です。
車両価格から勘案して最低でも新車から最低でも3年間は、車両保険を付けることをおすすめします。また、自動車ローンを利用している人は、支払い期間中は車両保険付保を必須と心得ましょう。もちろん可能であれば、その後も付保するに越したことはありません。
ベース車のハリアーは、万一の衝突でも衝突安全性能に優れた衝撃吸収構造のボディとエアバッグシステムにより、搭乗者へのダメージは最小限となるように設計されています。しかし、それゆえに車体で衝突の衝撃を吸収分散するため見た目以上にダメージが広範囲に及ぶことがあり修理費もかさみます。
また、トヨタ ハリアー GR SPORTは、トヨタ車の中でも特に高い人気を誇るプレミアムSUVです。
それゆえに残念なことですが車両盗難の被害を受ける可能性もぬぐえません。専用のエクステリアによりドレスアップされた「GR SPORT」なら、なおさら危険は高まるのでその点も考慮が必要です。一般車両保険、エコノミー車両保険の2択で検討して下さい。
車両盗難の第1の予防策は、確実な施錠です。客先やコンビニの駐車場など、ちょっと車から離れる際にも必ずキーを抜いて施錠しましょう。なおキーを付けたまま無施錠で盗難された場合、保険金支払いが困難になることがあるので、必ず励行して下さい。
車の盗難予防ノウハウなどについて、次の関連記事もご覧下さい。
特約
「弁護士費用特約」
もらい事故などの被害事故での賠償請求を弁護士に頼む場合、高額な弁護士費用が最大300万円まで補償される特約です。
「新価特約」
新車登録から一定期間付けられる特約で、事故による車両損害の修理見積もりが保険価額の50%を超えた場合、新車の買替費用として保険金額を上限に保険金が支払われます。
つまり、新車購入時から「新価特約」を付けておけば、新車のトヨタ ハリアー GR SPORTを事故で大破させてしまっても(修理見積もりが保険価額の50%を超え)、この特約により新車に買い替えることができます。(盗難は免責)
特約の取り扱いや付保できる期間は、保険会社によって異なります。
代理店型自動車保険は、ほぼ各社で取り扱われていますが、ダイレクト自動車保険で取り扱っているのは、ソニー損保、セゾン自動車火災、そして今回見積もりしたイーデザイン損保の3社のみとなります。
なお、保険を付けられる期間は、ソニー損保、セゾン自動車火災が初度登録よりの最大3年間、イーデザイン損保は最大1年間です。できる限り長く付けておくことをおすすめします。
「車両無過失事故に関する特約」
一方的に追突された場合など「自分の過失が無ければ、車両保険を使っても翌年の等級が下がらない」特約です。(相手確認が必要)
一方的に追突された事故などが発生した場合で相手からの賠償がスムーズに得られないようなとき、自分の車両保険を使って修理しても、翌年等級ダウンすることがありません。
車両無過失事故に関する特約が付いた車両保険は、「もらい事故に強い車両保険」といえるでしょう。代理店型自動車保険の場合、ほとんどが適用になりますが、ダイレクト型自動車保険では、今回見積もりしたイーデザイン損保の他に、セゾン自動車火災、セコム損保の2社が取り扱っています。
10台に1台は、任意保険や自動車共済に加入しないで走っているという統計もあり、「もらい事故」で被害者が泣き寝入りとなるようなケースも少なくありません。車両保険を付ける際は、「車両無過失事故に関する特約」を考慮するようおすすめします。
トヨタ ハリアー GR SPORTの使用目的と状況に合った自動車保険は?
自動車保険は、ご存じのとおり掛け捨ての保険です。したがって他社と比較をせずに前年と同条件で継続更新する人は、高い保険料や補償不足に気付かずにいるかもしれません。
毎年のように改訂が行われている現在の自動車保険選びでは、代理店や保険会社任せにせず、補償内容から年齢条件や運転者範囲、各種割引など様々な条件を検討し、何社かの見積もりを比較検討することが賢明な選び方になります。
そこで、保険料の比較見積もりを集めるときの注目のポイントとして、「車の使用目的と使用状況」に合った保険会社をいくつか例として挙げてまいります。見積もり比較の際、候補の損保選びの参考にして下さい。
40歳を過ぎたら「おとなの自動車保険」が安い!
今回の年齢別保険料はイーデザイン損保でも積もりましたが、40歳以上ならセゾン自動車火災「おとなの自動車保険」もかなり安くなります。特にシニアドライバーにもおすすめできるポイントとして、70歳以上の保険料も他社よりも安くなる可能性があります。
補償条件や各種補償も有無なども自動車保険には、とても重要な要素となるので、保険料価格だけで選ぶのは危険です。
ですが「おとなの自動車保険」なら、2017年から「ALSOKの事故現場急行サービス」を開始するなど、事故対応サービスの充実もはかられており、顧客対応も平均して高いでレベルを保っており、安心して任せられるダイレクト損保に成長しています。
保険料が一番安いダイレクト「SBI損保」!
保険料の安さで選ぶなら断然「SBI損保」です。
ただしSBI損保のカスタマーサービス(以下:CS)については、近年あまり評判がよくありません。
保険料の安さという点では、まちがいなく高い評判ですが保険金支払いや事故対応など、保険契約の重要な部分で2017年の顧客満足度調査において、CSランキング各社の評価が下がっており「CSのレベルダウン」がうかがい知れます。
もちろん保険料が安いことは、大変良いことで消費者が自動車保険を選ぶ際「もっとも重視する点」ということでも知られています。しかし自動車保険を選ぶ際は、保険料の安さだけを追求せず、商品やサービス面にも注目し評判も慎重に比較検討しましょう。
新車に付けたい!新価特約が選べるダイレクト損保は?
新価特約が選べるのは、代理店型損保の自動車保険だけというイメージですが、ダイレクト自動車保険でも、今回年齢別見積もりをしたセゾン自動車火災「おとなの自動車保険」の他に、「イーデザイン損保」、「ソニー損保」の計3社で選べます。もちろん、大手損保3社をはじめ代理店型損保も多くが取り扱っています。
「新価特約」は新車なら必ず付けておきたい特約です。追加費用もわずかなのでしっかり比較検討しましょう。
法人契約できるダイレクト損保
法人契約の場合は業務使用の扱いとなり、ダイレクト損保では契約そのものも受け付けてもらえないところがほとんどです。
業務使用ゆえ必ずしも安くはありませんが、セコム損保ならダイレクト自動車保険でも法人契約が可能です。
法人名義なのでダイレクト損保の加入をあきらめている人は、セコム損保の見積もりを取って従来の契約と比較検討してみることをおすすめします。
見積もりの請求がめんどうな人は、「自動車保険一括見積もり比較」のサービスを利用して、法人契約が可能な代理店型損保の見積もりをまとめて集め調べるのも一案です。
盗難被害が多い車種で心配なら?
車両盗難時に位置情報サービスを組み込んだ車の追跡と、緊急対処員による現場急行サービスが提供される「セコム損保」を検討してみましょう。
現場急行サービスは、セコム損保以外でも取り扱いが開始されましたが、「ココセコム」の位置情報装置(別途有料サービス)を搭載した車両が盗難に遭った際、追跡から危険な現場への急行サービスなどに対応しているのは、セコム損保だけです。
セコム損保の車両保険+ココセコムを付けておけば、盗難被害時にも他の損保商品より被害軽減が期待できます。車が出てきたときに被害車両の運搬費用、清掃費用なども補償があります。
盗難被害の多いSUVは、トヨタ ハリアー GR SPORTも例外ではありません。ユーザー選択の一つとして一考をおすすめする自動車保険です。
走行距離が多い人はセコム損保に注目!
年間走行距離が多い人にも、セコム損保の自動車保険はマッチするかもしれません。
現在、損保各社の自動車保険は、その多くが走行距離に応じたリスク区分が設定され保険料に反映していますが、セコム損保は2017年末の現在も走行距離のリスク区分を導入していません。
したがって、走行距離が多い人は、セコム損保の方が安くなる可能性があります。年間走行距離が多い人は、保険会社の走行距離区分に注意しながら、他社見積もりを集めてセコム損保と見積もり比較することをおすすめします。
トヨタ ハリアー GR SPORTの保険料が高いと感じたら?
保険料が各社で異なる今、「保険料が高いと感じたら?」他社の見積もりを集めて比較してみましょう。
いくつかの保険会社(特にダイレクト損保)の見積もりを比較すれば、保険料の違いが確実に見えてきます。しかし自分で損保の見積もりを集めるには時間がかかり、同条件での正確な入力作業もめんどうです。(1社10分程度)
そこで、損保各社の自動車保険見積もりを集める、「一括見積もりサービス」を利用すれば、5分程度の入力作業で希望する保険会社の見積もりを一度に集めることができます。
「保険料が高い!」と感じたなら「試してみる価値あり」です。
自動車保険見積もり比較の例は、当サイトトップページ「自動車保険14社の一括見積もり比較」をご覧下さい。
保険料見積もりの被保険者と車について
トヨタ ハリアー GR SPORTの年齢別保険料は、以下の項目3を参考にご覧下さい。また、今回見積もりを行った、被保険者の設定条件、被保険車両の使用目的、年間走行距離など諸条件の詳細は、項目4の「被保険者と補償の基本設定」にてご確認下さい。
トヨタ ハリアー GR SPORTの年齢別保険料
被保険車両(型式):トヨタ ハリアー GR SPORT(ASU65W)
料率クラス:車両:5 対人:4 対物:4 傷害:4
初度登録年月:2018年(平成30年)1月
トヨタ ハリアー GR SPORTの年齢別保険料表
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
トヨタ ハリアー GR SPORTのベース車両「エレガンス ターボ4WD」の型式(ASU65W)は、保険金請求による損害率が少ないので、車格に対し型式別料率クラスが低い車種となっています。
その理由によりベースの保険料が安くなっており、各年齢の保険料は30歳以降の保険料が安くなります。特に40歳以降は業界トップクラスの安い保険料となっています。
被保険者と補償の基本設定
見積もり試算日:2018年1月31日
保険始期日:2018年3月15日
適用ノンフリート等級:
21歳の試算では9等級(-43%)
26歳の試算では14等級(-50%)
30歳の試算では17等級(-53%)
40歳、50歳、60歳、70の試算では20等級(-63%)
前年事故の件数:0件
前年事故あり係数:0年
被保険者年齢条件:
21歳~、26歳~、30歳~、40歳~、50歳~、60歳~、70歳~
運転者限定:被保険者本人のみ
運転免許証カラー:
21歳、26歳は「ブルー」
30歳、40歳、50歳、60歳、70歳は「ゴールド」
使用目的:日常生活・レジャー
年間走行距離区分:~5,000㎞
居住地(登録地):東京都
対人賠償(基本補償):無制限
対物賠償(基本補償):無制限
人身傷害(基本補償):3000万円(搭乗中のみ補償)
搭乗者傷害:1000万円
一般車両保険:455万円
(免責:1回目5万円-2回目以降10万円)
特約:
車両無過失事故に関する特約
自動車事故弁護士費用特約(300万円)
対物超過修理費用補償特約(50万円)
他車運転危険補償特約
その他のサービス:
ロードサービスリ
セコム事故現場急行サービス、
提携修理工場サービス、
示談代行サービス、
割引:インターネット、証券不発行、ゴールド免許(該当条件のみ)
保険料試算に際し、設定条件や補償内容の諸条件を可能な限り同じにしておりますが、保険会社によって補償や限定範囲の違いなどがあります。若干の差異については予めご了承下さい。
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