トヨタカムリの自動車保険 年齢別保険料の相場
2017年7月、待望のミドルセダン「カムリ」がフルモデルチェンジを受け発売開始されました。
新型カムリは、近年新型になったプリウスやCH-R同様、トヨタの次世代プラットフォームTNGA(※)が採用され、2.5Lダイナミックフォースエンジン×ハイブリッドシステム(THSⅡ)によるハイパワー&エコ性能だけでなく、低重心化により走行安定性の向上が図られています。
また、同様に予防安全性能がさらに向上した「Toyota Safety Sense P」と「リヤ クロストラフィック アラート」にオートブレーキ機能が装備され、見通しの悪い状況で後退する際に後方左右の車両検知を車がしてくれるので安心です。
今回の記事では、トヨタカムリの自動車保険料について、45歳の被保険者を中心に20歳の若者から、21歳、26歳、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳のドライバーを例に、年齢別の保険料の見積もりをご案内します。
カムリ購入時の自動車保険選び、保険の付け方など、ぜひ参考にして下さい。
トヨタカムリの45歳保険料と保険会社
今回のトヨタカムリの保険は、ダイレクト自動車保険の中でもトップクラスの安い保険料で注目の「イーデザイン損保」にて試算しました。
45歳の人が乗るカムリの保険料
今回の試算では、カムリに乗る45歳のドライバーで保険料試算してみました。
年齢制限や運転者制限のみならず複数社の比較見積もりを集めることで、より保険料の安い「イーデザイン損保」にて、車両保険付きで大幅に保険料を安くすることができました。
一般車両保険付きの年間保険料はなんと「31,950円」になりました。車両保険金額は、385万円としており不足の無い補償内容です。また、エコノミー車両にすると年間保険料は22,730円まで抑えることができます。
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
イーデザイン損保を選んだ理由
イーデザイン損保は、国内損保の中でもっとも保険料水準の安く、事故対応能力の高いダイレクト自動車保険です。
同社は、各年齢層で保険料が安く、また、初心者からベテランの高齢者ドライバーまで、ノンフリート各等級の保険料の安さも優れたポイントです。
イーデザイン損保は自動車保険に特化した「東京海上グループのダイレクト自動車保険の損保」ということもあり、事故対応は同グループのサービス網を積極活用し、高レベルの事故対応サービスを提供しています。
新型カムリを選ぶ人は、トヨタディーラーの自動車保険加入を検討されるかもしれませんが、イーデザイン損保なら保険料も安く、頼れる「東京海上グループの事故対応」も付いており、安心して任せられます。
自動車保険見積もり比較の例は、当サイトのトップページにて「自動車保険14社の一括見積もり比較」をご確認下さい。
保険料見積もりの被保険者と車について
カムリの年齢別保険料の相場は、項目4の「トヨタカムリの運転者年齢別の保険料と解説」を参考にご覧下さい。
また、今回見積もりを行った、被保険者の設定条件、被保険車両の使用方法、年間走行距離など諸条件の詳細は、項目5の「被保険者と補償の基本設定」にてご確認願います。
トヨタカムリの特徴と安全装備
トヨタカムリは、トヨタ車の特徴となっているキーンルックを進化させたデザインがカッコイイ!と評判のセダンです。
カムリは、トヨタ自動車の往年の名車「セリカ」より派生した、スポーツセダンです。日本国内市場より米国市場での評価が高く、ホンダ・アコードやフォード・トーラスなどと販売シェアを競うベストセラーカーになっています。
セリカの派生モデルということもあり販売チャネルは「カローラ店」のみ、でしたが今回のフルモデルチェンジより、トヨペット店、ネッツ店でも購入できるようになります。(トヨタ店は東京トヨタのみ)
また、ダイハツの販売店からも「アルティス」の名称でGグレードのみ販売されます。
高性能ハイブリッドのミドルサイズセダン「カムリ」が、トヨタ系列ほとんどのお店で購入とサービスを受けることができるのでより購入しやすくなるでしょう。
カムリに「Toyota Safety Sense P」装備!
カムリには、既にハリアー、プリウス、C-HRなどへの搭載で定評の「Toyota Safety Sense P」が全車標準装備です。
「Toyota Safety Sense P」は、トヨタ自動車系列のデンソーが開発担当を行い、トヨタ車と上位機種とレクサス車(Lexus Safety System+)に向けて装備される予防安全システムです。
前方車両との距離や相対速度などの測定にはミリ波レーダーが使用され、より高い速度と精密動作への対応が図られています。「カムリは、クラス最高の予防安全性能を持っている」といっても過言ではありません。
近年特に「Toyota Safety Sense P」が評価を集めている理由には、前方車両への追突を軽減抑止するだけでなく、対歩行者の衝突軽減抑止も非常に高いレベルで実現している点が挙げられます。
これにより前面からの衝突事故の多くを防ぐことができ、事故発生の抑止効果は飛躍的に高いと期待されます。
カムリの「Toyota Safety Sense P」とその他の予防安全システム
レーンデパーチャーアラート(ステアリング制御付)
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
オートマチックハイビーム(AHB)
インテリジェントクリアランスソナー(リヤクロストラフィックオートブレーキ機能付)
ブラインドスポットモニター(後方死角エリアの確認アシスト)
ドライブスタートコントロール(急発進抑制機能/前方)
ヒルスタートアシストコントロール(坂道発進サポート)
車両接近通報装置
ABS&EBD(アンチロックブレーキシステムと前後左右の制動力制御システム)
盗難防止システム(イモビライザーシステム+オートアラーム)
カムリの衝突安全システムは?
カムリは、予防安全運転システムでも回避できない不慮の事故に遭遇の際、搭乗者の身を守るための工夫がされています。
「エアバッグシステム」
万一の衝突の際、パッセンジャーの頭部と身体を保護するため、7か所にエアバッグが設置されています。
SRSニーエアバッグ(運転席足元)
SRSサイドエアバッグ(前席左右)
SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席左右)
オフセット衝突や側面衝突の際、頭部や身体の保護にサイドエアバッグとカーテンエアバッグが有効な衝突安全システムとなります。
「衝突安全ボディGOA」
衝撃吸収ボディと高強度キャビンからなる、最新の衝突安全ボディ“GOA”によって、搭乗者を衝突の衝撃から最大限守ります
また、相手車両や対歩行者との衝突時に相手へのダメージが少なくなる工夫など、優れた衝突安全性能を確保しています。
カムリの予防安全性能アセスメントは?
2017年7月発売開始時点で、新型カムリの予防安全性能アセスメントの評価は発表されていませんが、同等の装備を持つプリウスの試験結果を参考に見ることができます。
プリウスの試験評価では、予防安全システムでトップレベルの性能を誇る、「スバルのアイサイト3」を装備した新型インプレッサと同等の結果が得られました。
どちらの車両も、JNCAP最高ランクの「ASV++」の評価が付いています。
インプレッサ:68.9/71.0
「プリウスの試験結果 総合」
予防安全性能アセスメント「2016年度評価より」抜粋
「プリウス:被害軽減ブレーキ試験 (対停止車両50km/h)」
対前方車両への被害軽減ブレーキの試験では、プリウスの十分な衝突回避能力が示され、ミリ波レーダーと単眼カメラによるセンサーの検知能力、並びにブレーキ性能の高さが伺えます。
対歩行者の被害軽減ブレーキの試験においても、以下の動画が示すように高い衝突回避能力が示されました。
「プリウス:被害軽減ブレーキ試験 対歩行者(60km/h)」
新型のカムリの場合、上記のプリウスより150kgほど重量増になるハンデはありますが、それよりもさらに重いクラウンでもほぼ同様の結果(67.3/71.0)が得られているので、高水準な予防安全性能が期待できます。
トヨタの次世代プラットフォームTNGAと「Toyota Safety Sense P」をプリウス同様に持つ新型カムリなら、ほぼ同様の試験結果が期待できます。
スバルでは、アイサイト搭載車が未搭載車と比べて6割以上も事故を防ぐ効果があった公表しています。センサー方式は異なりますが、カムリも同様に事故抑止効果が期待できますね。
新型カムリは、ご自身や家族を乗せて安心して走ることができる安全な車として、自動車保険の専門的立場からもおすすめします。
オートマチックハイビームと明るいBi-Beam LEDヘッドランプを標準装備!
新型カムリのヘッドランプには、オートマチックハイビーム(AHB)+オートレベリング機能付のBi-Beam LEDヘッドランプが装備され、さらにLEDクリアランスランプ+LEDデイライトも装備され、夜間のみならず日中の安全性向上にも寄与します。
安全装備による料率クラスへの反映
自動ブレーキの性能向上などにより事故の発生が下がれば、料率クラスも必然的に下がると期待されます。
新型のカムリの料率クラスは「車両:5 対人:4 対物:4 傷害:4」からスタートしておりますが、今後カムリの事故の件数と損害額によって毎年の料率クラスが変わります。
カムリのオススメグレードは?
今回オススメのカムリは「G」グレードです。
このクラスとして十分な装備がなされている「G」なら、多少の値引きを考慮すれば諸費用込400万円前後で乗ることができます。
販売店によっては、フラッグシップ車ともなる上位機種なので、決して安い買い物ではありませんが、最新のデザイン、装備面と安全性、居住性などを考慮し、同一クラスのライバル車と比べれば納得のプライスと言えそうです。
トヨタカムリの自動車保険に必須の補償内容は?
カムリの自動車保険では、次のような補償内容で加入しておくと安心です。
基本補償
賠償補償:カムリの任意保険には、必須補償の対人と対物の賠償補償は「無制限」で付保しましょう。「対物無制限」の補償に疑問を示す人もいらっしゃいますが、例えば2000万円程度の補償額に抑えても無制限との差は月額で数百円です。(等級割引による違いあり)
賠償保険は万一を考えて最大限で加入しておく方が安心です。事故を起こしたときに被害者への補償が不足しないよう、備えを万全にしておきましょう。
対物賠償「無制限」の補償について、詳しくは次の記事を参考にご覧下さい。
搭乗者補償:搭乗者の保険として「運転者本人とその家族、友人、知人」への補償を「人身傷害補償」で3000~5000万円の範囲で付けましょう。
この補償だけで治療費から休業損害までの実損害を確実に補償できます。単独事故や相手からの補償が遅れるような場合でも、人身傷害補償を付保しておけば医療機関への直接支払いなど発生時点で支払ってもらえるので安心です。
運転者を含む搭乗者に高齢者が想定される場合、定額支払いの搭乗者傷害補償の追加付保をしておけばさらに安心です。
理由は、高齢者の場合、逸失する将来の所得が少なく見積もられるからです。所得が年金のみで少ないと、死亡や後遺障害の被害を受けたときの補償が少なくなるからです。
車両保険
車両保険は、一般車両、エコノミーの2択で検討しましょう。カムリの車両価格から勘案して最低でも新車から3年から5年は、車両保険を付けた方が望ましいです。
カムリは、「Toyota Safety Sense P」が装備されているので追突事故を起こす確率は下がりますが、交差点や並走中の車など相手がある事故は、自身の運転と「Toyota Safety Sense P」だけですべてを防ぐことはできません。
予防安全装置で防ぎきれなかった万一の衝突においても、衝突安全性能が高い「GOA」による衝撃吸収構造のボディとエアバッグシステムにより、搭乗者へのダメージは最小限となるよう設計されています。
しかし、衝撃を車体全体で分散吸収する構造のカムリのダメージは、車両価格に比例しその分修理費用もかさみます。
また、カムリには、フロントシートのデュアルエアバッグと共にサイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグなどが全車標準装備になっています。衝突時にエアバッグが展開した場合、再利用はできずエアバッグパーツをユニットで交換することになり、修理費用がかさみます。
なお、交通事故では過失割合に応じた修理費用が自己負担となるため、最低限でもエコノミー車両保険への加入検討をおすすめします。
新型カムリは、海外で人気のトヨタ車ということもあり「盗難リスクが高い車」となることは間違いありません。予期せぬ盗難被害のリスクにも備え、車両保険が必須の車です。
特約
もらい事故などの被害事故での賠償請求を弁護士に頼む場合、高額な弁護士費用を最大300万円まで補償してくれる特約です。(イーデザイン損保は自動付帯)
新車登録から一定期間付けることができる特約で、事故による車両損害の修理見積もりが保険価額の50%を超えた場合、新車の買替費用として保険金額を上限に保険金が支払われる特約です。
また、新車で買ったカムリが事故で大破した場合、「新価特約」を付けておけば、大きな事故で修理費が保険金額の50%以上となった場合、新車に買い替えするための費用が車両保険の保険金額を上限に支払われます。(実質全損と同等)
イーデザイン損保では、この「新価特約」が用意されている数少ないダイレクト損保です。その他では「セゾン自動車火災」、「ソニー損保」の2社のみ取扱っています。また、大手3社を含む代理店型損保でも多くが取扱っています。
保険料見積もりを集めるときの注意点
自動車保険は、毎年更新する掛け捨ての保険です。
前年と同じ保険会社で同じ補償内容の自動車保険に何も比較検討せずに加入するのは、保険料で大きなムダが生じているかもしれません。
これからの自動車保険選びは、代理店や保険会社任せにせず、保険会社、被保険者の年齢や運転者の範囲、ノンフリート割引など、様々な条件を検討し、何社かの見積もりを集めて比較検討することが賢明な方法です。
トヨタ カムリの年齢別の保険料と解説
今回は、「トヨタ カムリ G」の年齢別保険料を、「イーデザイン損保」にて試算します。
年齢別の設定詳細は、年齢を問わず補償(20歳)、21歳以上を補償(21歳)、26歳以上を補償(26歳、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳)としました。見積もりの結果は以下のとおりです。
一般車両(年払):155,890円
エコノミー車両(年払):103,310円
一般車両(年払):96,940円
エコノミー車両(年払):65,080円
一般車両(年払):56,490円
エコノミー車両(年払):39,190円
一般車両(年払):37,250円
エコノミー車両(年払):26,370円
一般車両(年払):31,950円
エコノミー車両(年払):22,730円
一般車両(年払):33,530円
エコノミー車両(年払):23,730円
一般車両(年払):33,530円
エコノミー車両(年払):23,730円
一般車両(年払):42,980円
エコノミー車両(年払):29,770円
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
イーデザイン損保なら50歳から69歳まで保険料が上がらない!
60歳を超えると多くの損保では保険料が高くなります。しかし、今回試算したイーデザイン損保の場合、50歳から69歳までの保険料率は変わらず、保険料が上がりません。
保険料率は40代がもっとも安いのですが、その次に50代60代が安く、その差もわずかとなっています。イーデザイン損保は、「おとなの…」といったセールスアピールはありませんが、40代以降70代も含め、確実に安い保険料になっています。
今回の見積もりでは、一般車両保険で見積もりしていますが、もう少し保険料を抑えたいならエコノミー車両保険を検討して下さい。
また、車両保険使用時の自己負担を抑えたければ、免責を0円にすることも可能です。おすすめ特約の「新価特約」も加えて補償を充実させても、大幅な負担増にはなりません。
その場合、例えば65歳のドライバーの保険料は、一般車両保険が年間43,300円、エコノミー車両保険では年間27,990円になります。
一般車両保険では、5-10万円の免責と比べて年間1万円ほど保険料はアップしますが、万一の事故の際、自己負担を抑えられます。
なお、カムリのように最新の予防安全装置の自動ブレーキが付いた車では、2018年から「自動ブレーキ割引」の適用されるようになり、約1割安くなる予定です。
昨今、カムリに搭載されたトヨタセーフティセンスPによって装備される、最新の止まれる自動ブレーキが装備されたカムリを選べば、未然に事故を防ぎ保険料の上昇を抑える一助にもなるでしょう。
被保険者と補償の基本設定
見積もり試算日:2017年7月27日
被保険車両(型式):トヨタ カムリ(AXVH70)
グレード:G
料率クラス:車両:5 対人:4 対物:4 傷害:4
初度登録年月:2017年(平成29年)7月
用途車種:自家用普通乗用車
年齢:被保険者ごとに設定
居住地(登録地):東京都
適用ノンフリート等級:
20歳の試算では8等級(-40%)
21歳の試算では9等級(-43%)
26歳の試算では14等級(-50%)
30歳の試算では17等級(-53%)
40歳、50歳、60歳、70の試算では20等級(-63%)
前年事故の件数:0件
前年事故あり係数:0年
年齢条件:
20歳は「年齢を問わず担保」
21歳は「21歳以上を補償」
26歳は「26歳以上を補償」
30歳、40歳、50歳、60歳、70は「30歳以上を補償」
運転者限定:被保険者本人のみ
運転免許証カラー:
20歳は「グリーン」
21歳、26歳は「ブルー」
30歳、40歳、50歳、60歳、70歳は「ゴールド」
使用目的:日常生活・レジャー
年間走行距離区分:3,000km超~5,000km以下
対人賠償(基本補償):無制限
対物賠償(基本補償):無制限
人身傷害(基本補償):3000万円(契約車両搭乗中のみ)
搭乗者傷害:1000万円
一般車両保険:385万円
(免責:1回目5万円-2回目以降10万円)
特約:
対物超過修理費用補償特約(50万円)
自動車事故弁護士費用特約(300万円)
他車運転危険補償特約
その他のサービス:
1事故1担当者制
示談代行サービス
ロードサービス
メディカルコールサービス
提携修理工場サービス
割引:インターネット、証券不発行、ゴールド免許(該当条件のみ)
保険料試算に際し、設定条件や補償内容の諸条件を可能な限り同じにしておりますが、保険会社によって補償や限定範囲の違いなどがあります。若干の差異については予めご了承下さい。
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