トヨタ ルーミー/タンクの自動車保険、年齢別保険料の相場
今回、年齢別保険料の相場について考察する車種は、2018年11月に一部改良を受けた「トヨタルーミー/タンク」です。
ルーミー/タンクの自動車保険は、保険料の安い通販型ダイレクトを例に、年齢別保険料の相場と、年代別に更新時の乗りかえ保険料を損保3社で比較、20代ではじめて加入する自動車保険も詳しく解説します。
→ルーミー/タンクの年齢別保険料
「ルーミー/タンク」の通販型ダイレクト自動車保険見積もりは、車両保険付きで年間 24,040円でした。
車名:トヨタ「ルーミー/タンク」G-T(1.0ターボ FF)
初度登録:令和元年5月
車両保険金額:220万円
被保険者条件:30歳~39歳、20等級、運転者限定なし
自動車使用条件:日常レジャー、走行距離 年間5,000㎞
この見積もりでは、低価格の代理店型自動車保険(楽天損保)と比べて「19,990円も安い」保険料でした。
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
なお、年齢別保険料は「低価格ながら事故対応が良い」と評判のダイレクト自動車保険、「イーデザイン損保」にて見積もりしています。各年齢層の保険料相場を計るには、ちょうどよい保険会社です。
年齢別保険料は、現行ラインナップの新車を例に「ルーミー/タンク」の型式ごとにまとめました。
また、契約更新時の乗りかえ保険料については「21歳、26歳、35歳、45歳、55歳、65歳」の年齢別に車種を選び、通販型2社と代理店型1社の見積もり比較を行いました。
ルーミー/タンクは、20代のドライバーがはじめて購入する車としても人気の高い車です。
そこで、20代のドライバーがはじめて自動車保険を契約する際の純新規保険料について、3社の見積もりを比較しながら検討してみます。
今回の「記名被保険者と補償内容の基本設定」は、本文の終わりにまとめておりますので、必要に応じてご確認下さい。
なお、本文中に記載の保険料は、あくまでも参考目安としていただき、契約時に必ずあなたの車に合わせた見積もりを取り比較検討して下さい。
契約中の自動車保険更新時、ルーミー/タンクの新車購入時など、自動車保険選びの参考にお役立て下さい。
目次
トヨタルーミー/タンクの保険料はいくら?【年齢別・新車・中古車】
「トヨタルーミー/タンク」年齢別保険料は、いくらくらいになるでしょう?
今回は「見積もりが安い!」と評判の「イーデザイン損保」にて、一般車両保険付き・エコノミー車両保険を見積もりしました。
年齢の設定は、20歳、21歳、26歳、30歳~39歳、40歳~49歳、50歳~65歳、65歳~69歳、70歳~74歳と、それぞれの年齢別に試算を行い一覧表にまとめています。
ご覧の際は、該当する型式列に表記されている年齢別保険料を参考にして下さい。
ルーミー/タンクでは、グレードやオプションが違っていても、型式が同一であればグレードが違っていても保険料に大きな差は生じません。
保険金額の違いによる保険料差については、実際に見積もりを取って確認して下さい。
また、2019年度中は、新車から3年目以内の中古車も、ASV割引対象の自動ブレーキが搭載されていれば、こちらの保険料表が参考になります。
→トヨタ ルーミー/タンクの新車型式モデル
トヨタルーミー/タンクは、1.0Lガソリン自然吸気(NA)のFFと4WD、1.0LガソリンターボのFFが選べる、コンパクトミニバンです。今回保険料見積もりを行った型式は、以下のとおりです。保険料の違いは、わずかに違う料率クラスと車両金額によるものです。
型式:M900A、M910A
グレード:X、XS、G、GS、カスタムG、G-T、カスタムGS、カスタムG-T
トヨタルーミー/タンク【新車・中古車】の年齢別保険料の見積もり
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
表の保険料は、新車、中古車共に車両保険金額の違いを考慮して参考にご覧下さい。
保険料は、ASV割引の適用もあることからライバル他車と比べて安くなりました。
ドライバーの年齢や使用条件にもよりますが、多くの人は、今回のようにダイレクト自動車保険を選ぶと保険料を抑えることができます。
しかし、年齢別保険料では、等級の違い以上に保険料差がしょうじており、特に18歳から20歳までの保険料率がとても高くなりました。
なお、今回20歳ドライバーの等級は、無事故で3年目の更新契約を想定し8等級(-40%)で見積もりしましたが、1年後の「21歳9等級」まで進めば、保険料はグーンと下がります。
その後も順調に無事故で更新していくと、35歳までには最高等級の20等級に達し、もっとも安い保険料で契約できます。
イーデザイン損保の場合は、26歳から低価格の保険料水準が64歳まで続きますが、70歳を超えると35歳時の保険料と比べて1.4倍近い保険料になります。
実のところ自動車保険は、契約する運転者の年齢やノンフリート等級、運転者範囲、補償内容など、条件ごとに異なり、また保険会社ごとに保険料が大きく違ってきます。
今回見積もりしたイーデザイン損保でも、概ねダイレクト自動車保険の平均額を下回っていますが、各年齢層の最安値というわけではありません。若い人の純新規契約など、条件によっては代理店型より高くなることもあるので、「ダイレクトなら安い」と妄信するのは危険です。
したがって「この保険会社が1番安い!」と安易に断言できないのが現在の自動車保険です。本契約の前に必ず複数の保険会社から見積もりを取って、補償内容と保険料の比較検討を行いましょう。
この記事では、後述する「ルーミー/タンク自動車保険の更新時乗りかえ 年代別の保険料比較」にて、21歳、26歳、35歳、45歳、55歳、65歳、の年齢ごとに3社の保険料を調べてみました。
更新時の乗りかえを検討する人は、そちらも参考に検討を進めて下さい。
新車のトヨタルーミー/タンクで対象になる割引と適用条件
自動車保険は、新車登録時から一定期間適用になる割引があります。新車時のみの主な割引は次の3つです。
②エコカー割引
③ASV割引
①新車割引は、車検証に記載されている新車の「初度登録年月」から25か月間適用になる割引です。
具体的には、「保険開始日が車の初度登録年月から25ヶ月以内の契約」と定められているので、保険の開始日が登録から30日以内であれば、1年目から3年目の契約まで適用になるので最大3年間割引が受けられます。
保険会社により期間や割引率の規定が異なる場合があるので、見積もり時に確認しましょう。
②エコカー割引は、いわゆる低公害・低燃費車を対象とした割引で、電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)、ハイブリッド自動車(HV、PHV)、メタノール自動車、天然ガス自動車(LPG)などが該当します。対象車種、取り扱いの有無は、保険会社により異なるので見積もり時に注意して確認しましょう。
エコカー割引は、保険会社ごとに適用期間も異なり、初度登録年月より13か月以内、25か月以内などがあり、対象車種が異なるなど、保険会社ごとに規定が異なるので見積もりを取る際に必ず確認しましょう。
③ASV割引は、一般に「自動ブレーキ割引」とも呼ばれ、その名の通り先進安全技術の「衝突被害軽減ブレーキ」の搭載が前提となっています。
ASV割引適用には、以下の要件を満たす必要があります。
・約車両の型式の発売年月が「保険始期日の年から3年前の4月以降」であること(軽自動車を除く)
以上、新車のルーミー/タンクでは、上記①②③の割引規定により、①が適用になり、②は対象外です。また、③のASV割引は対象です。(2019年現在)
ルーミー/タンクは、いずれのグレードにも最新の予防安全システム「スマートアシスト3」が標準装備(Xを除く)されているので、一般のドライバーは元より初心者ドライバー、高齢者ドライバーにもおすすめできる車です。ASV割引が対象なので保険料が安いこともメリットになるでしょう。
年齢ごとの保険会社別の見積もり比較は、次のページにて参考例を紹介しています。
→1番安い自動車保険教えます!TOP
新車の自動車保険選びで注意するポイント
新車を購入した際や購入後の保険選びについて、注意点をご案内します。
保険料の事前見積もりは必須!
新車購入時は、現在契約中の自動車保険に記載されている車両を入れ替える手続きが必要です。
自動車が変わる場合、一般的に「型式別料率クラス」をはじめ、車両条件や被保険者条件、補償内容などが変わるので、変更点を確認し、保険会社への速やかな通知と条件が変わることによる、保険料の追徴(返還の時もある)を試算してもらう必要があります。
また、現在の保険を中途更改して新たに入り直す場合は、「旧契約の解約日と新規加入の保険始期日を納車日に合わせて同日付で」事前に手続きを完了させておく必要があります。
また、純新規で加入する際も納車日に保険始期日を合わせて、契約手続きを完了させておきましょう。
保険料の事前見積もりは、車両入替、中途更改、新規加入とともに、必要な事柄は、該当する車の型式と自動ブレーキ装着の有無です。通常、売買契約書に記載がありますが念のため販売店に確認しましょう。
補償内容と契約条件の見直し
購入時、継続更新に限らず新車から3年以内は、新車だけの割引や車両保険の新価特約など、特別な割引や選べる補償があるので、各社の見積もり内容をしっかり確認し検討して下さい。
特に車両保険の保険金額や免責、「新価特約」、「車両無過失事故に関する特約」など、新車に必須の特約は、車両入替時に検討が必要です。ドライバーの範囲や年齢条件なども含めてしっかり確認しましょう。
車両保険の保険料を抑えるには?
ルーミー/タンクの車両保険金額は、「購入価格+オプション品+消費税等」の合算が補償の対象になります。
新車の場合でも「保険料が高くなる」という理由から車両保険を付けないかたもいるようです。しかしルーミー/タンクの場合、予防安全システムの搭載やハイブリッド車ゆえに修理費用が予想以上にかかることから(多くの場合パーツは交換になる)、軽自動車でも車両保険を付けておく方が安心です。
車両保険は、もっとも保険料が高い、一般車両保険のほか、単独の自損事故やあて逃げの補償を除外して保険料を安くした「エコノミー車両保険」もあります。
車両保険金額はいくらにする?
車両保険の保険金額は、保険会社ホームページの見積もりシミュレーターにて、提示される標準価額の範囲内で任意に設定が可能です。
車両保険金額が足りない場合、保険金不足となり損害を十分カバーできない恐れもありますが、逆に多すぎると無駄な保険料を払うことになります。車両保険金額の過不足は、見積もり時に任意入力し調整しましょう。
なお保険金額を必要以上に高くつけると、全損時の保険金支払いの際に「損害の実態と異なる」という観点から、保険金支払いに難色を示す保険会社もあります。
車両保険金額は、実損害のてん補が基本ですから、状況次第では、時価額相当に減額されることもあるので気を付けましょう。
特に代理店を介さない、通販型ダイレクト自動車保険の契約では、保険金請求時のトラブル回避のためにも保険金額の設定に注意して下さい。契約前に必ず見積もりを取って、保険料の比較検討を行いましょう。
ルーミー/タンク自動車保険の乗りかえ「年代別の保険料比較」
トヨタルーミー/タンクの自動車保険は、保険会社によって保険料がかなり違います。
保険料が安くなる26歳でも、今回のように3社だけの比較でも約4万円の差が付くことがあるので、保険会社は慎重に選びましょう。
そこで、年齢別の各社の保険料差が気になる方に、更新時の保険会社乗りかえ例の参考に、21歳、26歳、35歳、45歳、55歳、65歳のドライバーの保険料例を、3社比較の表にまとめてご案内します。
グレードについては、1.0Lターボ搭載の「ルーミー/タンク G-T」を選びましたので、参考にして下さい。
今回の見積もりは、通販型ダイレクトの「イーデザイン損保」、「ソニー損保」、そして代理店型自動車保険の「楽天損保」の試算例を比較してみました。
保険料比較で3社を選んだ理由
ソニー損保:ダイレクト自動車保険人気No1.の実績と事故対応顧客満足度が高い!
イーデザイン損保:業界内でも群を抜く割安な保険料と東京海上グループの事故対応力と信用力がある!
楽天損保:代理店型の中では低価格な保険料で、7年長期契約、満額補償の車両地震特約など、大手国内損保でも無い、補償や割安な契約方法が選べるから。(注:旧 朝日火災)
以上、今回は、保険料比較をご案内しますが、各社のサービスや補償内容、事故対応、顧客対応も考慮して自動車保険選びを進めて下さい。
「21歳の被保険者」更新時の乗りかえ見積もり3社比較
今回は8等級からの継続更新を前提に9等級で試算しましたが、21歳のドライバーの場合では、まだ保険料が安いと感じられるほどにはなりません。
しかし、代理店型とダイレクト型では、こんなに差があるので現契約を自動車ディーラーや代理店で加入しているなら、ダイレクト型の見積もりと比較してみると良いでしょう。
21歳の更新保険料比較(9等級 -43%)では、ご覧のとおり車両無しの基本契約でも、イーデザイン損保(35,070円)と、楽天損保(54,660円)の保険料差は 19,500円も開いており、一般車両保険付きの契約にいたっては 55,490円もの差が生じます。
「26歳の被保険者」更新時の乗りかえ見積もり3社比較
代理店型と通販型商品の保険料の違いは、数字ではあまりピンと来ないかもしれませんが、グラフに注目していただけるとわかりやすいと思います。
26歳の更新保険料比較(14等級 -50%)では、ご覧のとおり車両無しの基本契約でも、イーデザイン損保(24,240円)と、楽天損保(37,610円)の保険料差は、13,370円も開いており、一般車両保険付きの契約にいたっては、40,600円もの差が生じます。
割引が進み保険料が安くなる26歳の被保険者でも、通販型のダイレクト自動車保険が特に安いことがわかります。
「35歳の被保険者」更新時の乗りかえ見積もり3社比較
代理店型と通販型の保険料の違いは、今回の比較表を見れば明らかです。
ご覧のとおり車両無しの場合、イーデザイン損保だと13,440円のところ楽天損保では20,070円なので、約1.5倍の保険料になります。差額は6,630円でした。
また、一般車両保険を付けてると、イーデザイン損保なら24,040円で済むところ楽天損保だと44,030円なので、保険料差が19,990円もついてしまい代理店型が高いことが目立ちます。
つまり、代理店型の楽天損保の年間保険料は、イーデザイン損保の2倍近い大きな差が生じます。35歳前後のドライバーなら「通販型ダイレクトの方がかなり安い」ということが良くわかる結果でした。
「45歳の被保険者」更新時の乗りかえ見積もり3社比較
代理店型と通販型ダイレクトの違いは、各社の保険料が最低水準に達する45歳時でも、かなりの差が生じています。
ご覧のとおり、代理店型との差はもちろんですが、通販型のダイレクト自動車保険2社の間でも、次のように車両保険付きの保険料差が大きく開きます。
一般的に通販型ダイレクトの代表格である「ソニー損保なら安い!」と思われている方が多いようですが、車両保険を付けた場合、イーデザイン損保なら24,370円ですが、ソニー損保は30,790円になります。
また条件次第では、イーデザイン損保よりもさらに安いダイレクト自動車保険もあるので、安い保険料の保険会社を探すなら、ダイレクト各社の見積もりを集めて比較すると良いでしょう。
「55歳の被保険者」更新時の乗りかえ見積もり3社比較
代理店型と通販型商品の保険料の違いは、保険料が安い55歳のドライバーでもかなり差がついています。
ご覧のとおり一般車両保険の場合、イーデザイン損保なら25,390円で済むところ、ソニー損保は32,360円、楽天損保では42,600円でした。
代理店型自動車保険の楽天損保が高いことは予想通りでしたが、一般的に安いイメージのダイレクト自動車保険の代表格、ソニー損保がイーデザイン損保より高いのは、とても意外な結果でした。
このようなこともあるので、現在ダイレクト自動車保険で契約している人でも、念のために見積もりを比較してみましょう。
特に車両保険が含まれる場合、各社保険料率の違いが顕著になります。一度、あなた自身の目で現在契約中の保険料と他社の見積もりを比べて見ることをおすすめします。
実際に見積もりを比べてみれば、もっと安い自動車保険を見つけることができるでしょう。
「65歳の被保険者」満期更新時の乗りかえ3社比較
65歳ドライバーの自動車保険では、3社すべてが35歳時の保険料と比べて大幅に高なりました。
例えば、一般車両保険付きの契約をイーデザイン損保で比べてみると、35歳で24,040円だった保険料が、65歳では26,720円となり、2,680円上がりました。
ところがソニー損保の場合だと、35歳が31,190円のところ65歳で36,580円となり、5,390円も上がってしまい、イーデザイン損保と比べて約2倍も違います。
このように保険会社によってこの値上がり幅は異なるので、60代になり保険料が上がってしまった人は、今回の65歳の人と同じように見積もりを集めて比較すると、値上がり幅の少ない保険会社を見つけられます。
自動車保険は掛け捨てです!
ムダな保険料を抑えるためにも、現在、代理店型自動車保険で契約されている方、また通販型のダイレクト自動車保険の契約者も、今一度、現契約の見直しをしてみることをおすすめします。
特に代理店型自動車保険に加入している人は、ダイレクト自動車保険のWEBサイトに設置された「見積もりシミュレーター」を利用して、ご自身の契約内容と比べて見ることをおすすめします。
また、手っ取り早く比較をしたい人は、「一括見積もり比較サービス」を利用すれば、かんたんに同条件の見積もりを集めることができます。
もちろん、保険料の多少の違いは気にしない方もいらっしゃるでしょう。しかし保険会社ごとの保険料に大きな違いがあることを、情報として知っておいても損はありません。
20代ドライバーがルーミー/タンクで新規契約する保険料はいくら?
ファッショナブルで低価格のコンパクトなミニバン「ルーミー/タンク」は、標準装備の予防安全装備「スマートアシスト3」の進化により、20代の初心者ドライバーにもおすすめの1台です。
今回の改良では、衝突回避支援ブレーキが歩行者も検知対象となり、夜間の歩行者や障害物の早期発見につながるオートハイビームなど、進化したスマートアシスト3が標準装備されました。(Xを除く)
さらに、前後方のセンサーで障害物を検知して、警告音を発するコーナーセンサー(フロント4個/リヤ4個、接近お知らせ表示付)も標準装備されています。(Xを除く)
この章では、20代でルーミー/タンクを購入し、はじめて自動車保険に加入する場合の保険料を比較してご案内します。
自動車保険は、20代の新規契約の場合、代理店型、通販型ダイレクトを問わず高くなるので、1年目の高額な保険料を抑える対策方法も併せてご紹介します。
20代ドライバーが新規加入する場合の保険料
はじめての自動車保険選びの参考例として、実際の保険料で比較してみます。
今回の見積もりでは、20歳、21歳、26歳のドライバーを対象に、3社同じ補償条件で試算しましたが、高額な保険料にあらためて驚かされます。
なお20歳以下の純新規契約の場合、「ダイレクトなら安い」と妄信されている方や、根拠のないアドバイスには要注意です。必ず具体的な見積もりを取って自分で確認して下さい。
まずダイレクト自動車保険の多くが20歳以下の純新規契約の取り扱いに「車両保険を付けられない」などの制限を設けております。また、引き受けしない保険会社もあるので要注意です。
そして、数少ない引き受け可能なダイレクト型損保でも、表を見てのとおり「代理店型損保より高い!」ということもあります。
したがって現実的に20歳以下の純新規契約は、入り口がかなり狭くそして高額となります。
20代の自動車保険は、「代理店型は高い!」といった先入観はいったん横において、代理店型とダイレクト型の数社から、同じ補償条件で見積もりを集めて比べてみましょう。
なお、18歳~20歳までの新規契約者の1年目保険料は、純新規契約の割増規定により大変高額なので、次のように補償を制限した対策を施せば、保険料を安くすることができます。
注意点「記名被保険者本人の運転以外は補償されない!」
注意点「車両保険を使うとき自己負担額が増える!」
注意点「単独事故やあて逃げの補償が除外される!」
対策後の保険料は次の表のとおりです。
上記2つの表にまとめた保険料見積もりは、20歳ドライバーが運転する場合、もっとも高い「年齢を問わず補償」を年齢条件にして試算しています。
このように20代のドライバーが純新規契約する自動車保険は、加入条件や補償内容で保険料に大きな差が生じます。
ルーミー/タンクの購入が決まったら、各社の見積もりを集めて比較してみましょう。
補償内容は、もちろん大切ですが保険会社選びで保険料に違いが生じることを忘れないで、複数の保険会社から見積もり集めて比較検討を行って下さい。
初心者は中古車のほうが良い?
保険料や維持費、予防安全性能の観点から、予算が許すなら最新の新車が初心者ドライバーにはおすすめです。
例えば保険料を見た場合、新車なら登録から約3年間の保険料は、新車割引が適用になるので中古車を選ぶより保険料が割安です。
また、最新モデルのルーミー/タンクにはASV割引やエコカー割引が適用になることも見逃せないポイントです。新車なら保険料のみならず、燃費面でも有利になるでしょう。
そして、もっとも気になる予防安全性能ですが、最新モデルのルーミー/タンクには「スマートアシスト3」の最新バージョンが標準搭載されており、より事故を起こしにくい車になっています。なにより万が一ときにも安心です。
現行モデルに搭載されている「スマートアシスト3」は、以前のシステムを上回る予防安全システムにグレードアップしています。
予防安全性能については、新車の方が最新の優れたものが搭載され標準化も進んでいます。
予算については、新車なら低金利ローンも用意されているので、新車と中古車の見積もりを比べて慎重に選んで下さい。
なお、自動車保険は、保険会社の選択により価格差が大きくなり、グレードの価格差も埋まってしまうことがあるかもしれません。自動車保険も比較見積もりなどを利用して、車同様慎重に選択を進めましょう。
20代の新規契約で安い自動車保険を見つけるには?
20代の新規契約では、車両保険を付けるとかなり高額な保険料となり、必ずしも通販型ダイレクトの自動車保険が安くなるとは限りません。
「20代の人が安い保険を見つけるには、どうしたらいいのか?」というと、各社の保険料を手っ取り早く調べられる「自動車保険一括見積もり比較サービス」の利用が、面倒も少なくミスのない方法です。
なによりデータ入力が1回で済みますから、入力ミスなどの失敗を最小限に抑えられ、代理店型自動車保険の見積もりも一緒に集めて比較できます。もっとも簡単で損をしない保険の選び方になるでしょう。
もちろん保険選びでは、保険料だけでなく補償内容にも注目し、しっかり比較検討することが大切です。運転を開始する前に、より良い自動車保険を見つけて準備しましょう。
記名被保険者と補償内容の基本設定
保険期間:2019年7月10日から1年間
損害保険会社:イーデザイン損保、ソニー損保、楽天損保
被保険車両:トヨタルーミー/タンク
型式:M900A、M910A
動力(駆動方式):1.0L NA(FF/4WD)、1.0L Turbo(FF)
グレード:X、XS、G、GS、カスタムG、G-T、カスタムGS、カスタムG-T
用途・車種:自家用小型乗用車
初度登録年月:令和元年5月(2019年)
年齢:被保険者ごとに設定
居住地(登録地):東京都
適用ノンフリート等級:
20歳は8等級(-40%)
21歳は9等級(-43%)
26歳は14等級(-50%)
30歳以上は20等級(-63%)
前年事故の件数:0件
前年事故あり係数:0年
年齢条件:
20歳は「年齢を問わず補償」
21歳は「21歳以上を補償」
26歳は「26歳以上を補償」
30歳以上は「30歳以上を補償」
運転者限定:被保険者本人のみ
運転免許証カラー:
20歳は「グリーン」
21歳、26歳は「ブルー」
30歳以上は「ゴールド」
使用目的:日常生活・レジャー
年間走行距離区分:3,000㎞~5,000km
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害:3000万円(搭乗中のみ補償)
車両保険:保険金額は表を参照(免責:1回目5万円-2回目以降10万円)
特約:
対物超過修理費用補償特約、他車運転危険補償特約、
弁護士費用等補償特約、車両無過失事故に関する特約(車両保険に付帯)
付帯サービス:示談代行、ロードサービス、提携修理工場サービス
割引:インターネット、ASV割引、早期契約、証券不発行、新車、ゴールド免許(該当条件のみ)
※:20等級の契約に2年目以降の継続割引は反映されていません
保険料試算に際し、設定条件や補償内容の諸条件を可能な限り同じにしておりますが、保険会社によって補償や限定範囲の違いなどがあります。若干の差異については予めご了承下さい。
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