エコタイヤの真の実力を知ってる?コスパにも優れた恐るべき安全性能
転がり抵抗が低いってどういうこと?
転がり抵抗とは、タイヤが転がる際に発生する抵抗のことを言います。
具合的に言うと、タイヤが転がる際にそれぞれタイヤのトレッドに刻まれた、タイヤ溝とブロックが交互に路面にぶつかり干渉します。
また、タイヤそのものの重さ、車両装着されたときには、その車の重さによるタイヤの変形が連続的に起こるために発生する抵抗も転がり抵抗に一員となります。
つまり、ころがり抵抗が低いタイヤとは、タイヤが転がろうとする際に抵抗になるものをできるだけ排除したものを言います。
じっさい、転がり抵抗が低いとされる製品は、概ね従来製品に20から30%程度、抵抗を示す値が軽減され、性能は折り紙つきです
なぜ転がり抵抗が低くなるの?
転がり抵抗を低くする工夫はさまざまですが、概ね、タイヤパターンの見直しとトレッド面のブロック形状の見なおし、パターンから発する回転ノイズの低減、タイヤの真円化など挙げられます。
また、トレッド面を構成する素材の見直しやカーカス部分やスチールベルトなどの内部構造の見なおし、そして、タイヤそのものの軽量化がほどこされています。
グリップ力やブレーキ性能が低下することはない?
エコタイヤは、接地抵抗を下げたタイヤなのでブレークが効かなくなる、旋回時のグリップが不足する、と言った不安を覚える人も少なくありません。
確かに、スポーツタイヤのようなグリップ性能は望むべくもありませんが、一般的なタイヤと比べて、劣るようなこともありません。
比較的ノイズが少なく、乗り心地にも優れた賢いタイヤです。
多くのエコタイヤは、雨天時の撥水性能も向上しており、安全に使えるタイヤです。
軽量化を期待できるのはありがたいですね。
耐久性は上がる、下がる?
耐久性は、一般タイヤと比べて向上することがほとんどです。
しかし、エコ性能の維持を期待するのであれば、3年程度での交換がお勧めです。
また摩耗限界より前の段階で交換したほうが性能維持にも繋がるようです。
したがって、性能維持のために、多少コストがかかる場合があるのが特徴のひとつになります。
格安タイヤとの違いは?
ミシュランやダンロップ、ブリジストンなど、ヨーロッパやアメリカ、日本で認められたトップランドといわゆる、新興国の駆け出しブランドでは、総合性能に大きな違いが生じます。
タイヤは、あなたと家族、身近な人の安全を乗せて走るモノです。
値踏みしたタイヤの装着でイザっ、というときに「性能が低かった」と後悔しても始まりません。
多少の違いですから、100年の歴史ある伝統のメジャーブランドを選びましょう。
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