車両価額協定保険特約で価協付きの車両保険金額を決める
車両保険の保険金額の基準
車両保険の保険金額は、自由に決められるわけではありません。
家や建物などとおなじように、市場価格から反映される評価を基準に保険金額を決定します。
しかし、自動車保険契約のために毎年被保険自動車の査定を行い、評価額を決めて行くことは現実的ではありません。
そこで、自動車保険には、車両保険のための車両料率クラスと該当するクルマが持つ、市場売買価格を反映した、「自動車保険車両標準価額表(以下、車価表)」を用いて、保険金額を決めています。
自動車には、車種とグレードさらには、メーカーオプションまであるので、単純に車両型式だけでは、保険金額を特定できません。
そこで、車価表の価格に幅が持たせてあり、購入時の価格や現在の市場価格を勘案して、車価表に指定される価額の範囲内で決めていくようにします。
つまり、車両保険では、車価表に記載された価額の範囲で保険を掛けることで、自動的に「車両価格協定」が行われるようになっています。
そして、その保険年度内にて起きた事故の際にも、時間経過による目減りを考慮しないで協定金額を上限に支払うことが約束されています。
保険金額の超過と不足
では、車両保険金額を車価表から逸脱した金額で掛けて、事故を起こした場合は、どうなるのでしょうか?
現在の車両保険では、基本的に車価表を用いて車両標準価額の範囲内で協定するようになっています。
なお、車価表の標準価額の範囲内でも実車が市場価格と比べて逸脱している場合は、保険金は減じて支払われます。
そして、同様のケースで100万円の保険金額で保険に加入した場合はどうでしょうか?この場合、保険は一部保険となるため、保険自体が有効にならない可能性が有ります。
仮に保険金が支払われたとしても、保険金は3分の1が上限です。
それは、本来300万円で価額協定するべきものに100万円しか掛けていないので、仮に100万以下の修理損害でも保険金は減額されます。
しかし、心配は無用です。
通常の個人の自動車保険契約においては、申告いただいている車両型式などから、標準的な車両価額を予めセットして車両保険の提案がされています。
インターネット上の見積でも、同様に申告された型式をもとに標準価額の平均額で車両保険は、算出されているので、保険金額の間違いが起こることは型式記入を間違えない限りほとんどありません。
車価表以外のプレミアムカーの場合
世界に名だたるトヨタ2000GTなどの、プレミアムカーの場合、車両保険の引受には、通常と異なるプロセスが必要になります。
同様に外国の歴代スーパーカー(死語?)のようなクルマもプレミアムカーの扱いとなります。
一般的にダイレクト型自動車保険では、そのほとんどは引受しませんが、代理店型自動車保険では、免責金額の設定や上限価格の設定などを行い、稟議の上で引受が可能になります。
とは言っても、そのクルマだけでは、ほとんどの場合引受が難しく、その他の保険加入など総合的な取引が有った上で考慮されます。
以前と比べてリスクの高いクルマの保険加入は、難しくなったと言えます。
もしプレミアムカーの購入を考えている場合は、購入前に取引代理店と相談してみることをお薦めします。
関連記事
-
-
車両保険の全損と見積されたクルマを業者に売却しても良い?
全損の保険金が支払われるという意味 全損によって保険金が支払われる場合、通常そのクルマは保険金の支...
-
-
車両新価保険特約(新車特約)付きで万一のとき新車に代替できる
まともに修理できない事故で補償 新車を買ったら車両保険に付けておきたい特約のひとつに「車両新価保険...
-
-
車両超過修理費用特約は全損時の修理代不足を補います
車両全損金額を上回る修理代を補償 まさかの事故で車両保険金額を上回る修理代がかかることで全損扱いに...
-
-
車両保険の正しい金額目安は?車両金額を決める3つの注意点!
車両保険の加入時、毎年しっかり確認してほしいのが「車両保険金額」です。 しかしこの車両保険金額の目...
-
-
全損時諸費用特約と買替時諸費用特約で代替をサポート
全損時諸費用保険金は自動セット 一般に車両保険契約には、この臨時費用保険金が自動的にセットされてい...