借りたトラックバンなど貨物自動車やレンタカーは1日保険に入れる?
借りた車の運転者を対象とした「1日自動車保険」ですが、対応できる車種については限られています。
個人間で借りる車には、トラックやバン、また、レンタカーなどを借りることもあるでしょう。しかし、いずれの場合も1日自動車保険の対象車種にはなりません。
一見、自家用の小型貨物自動車、いわゆる4ナンバーのバンや軽トラックなど、同じ大きさの車ですから、対象外なのは少し厳しいような気がします。
この記事では、トラックやバンを借りるときの注意点と保険を付ける方法、レンタカーの保険について見て参ります。
トラックやバン、レンタカーが1日自動車保険に入れない理由
1日自動車保険は、車種ごとの損害率に鑑み、対象車種を「自家用普通乗用車」、「自家用小型乗用車」、「自家用軽四輪乗用車」に限定しています。
見分けるには、ナンバープレートの色が白地に緑文字、黄色地に黒文字の3.5.7ナンバーの車両が対象ですが、レンタカーやカーシェアリングなどの車は対象外になります。
バンやトラックは、貨物の輸送や商用などを目的として登録された車ですから必然として利用頻度は高くなり、乗用車とは用途が異なるため損害率も大きく違います。
そのため、現在販売されている1日自動車保険では、対象車種から外されています。
トラックやバン、レンタカーを借りる時の保険について
以前は、商用を目的とするトラックやバンには、年齢制限や運転者限定を付けることができませんでした。
しかし現在は、自家用の貨物自動車にも年齢制限などを付帯できるようになったので、借りる際に注意が必要です。
幸い、自家用小型貨物車(4ナンバー)の任意保険は、自家用小型乗用車(5ナンバー)と大きな違いはありません。
どうしても借りなければいけない場合、限定条件などを外してもらい、借りる期間だけの異動承認手続きを行ってもらうよう、車両所有者に相談しましょう。
1ナンバーのトラックや法人の車は、保険料も異なり異動承認でかなりの差額負担を負うことがあります。
レンタカーやカーシェアリングでは、専用の保険が用意され利用料金と共に案内されます。
この場合、車を貸す側はビジネスですから、リスクを最低限抑えるため、付保を条件に貸すというのが一般的です。
まとめ:貨物車、レンタカーを借りる時に保険をどうするか?
1日自動車保険は、個人が所有する乗用自動車(3.5.7ナンバー)のみ対象。
バンやトラックを借りる場合は、保険付きで借りられるレンタカーやカーシェアリングの方が安心。
借りる場合は、任意保険の付保範囲や限定条件を確認し、異動承認手続きなど無保険車とならないよう、利用前に車両所有者に相談しましょう。
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