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自分のクルマを運転中に追突されムチ打ち症に!搭乗者の保険は使える?


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激しく追突されてムチ打ち症に!

交通事故の3割を占めるとも言われているのが追突事故です。

追突事故では、被害車両の搭乗者の多くが、事故当日から数日以内に「ムチ打ち症」と呼ばれる症状を訴えています。

このムチ打ち症は、「外傷性頸部症候群=頚椎捻挫(けいついねんざ)」と呼ばれるケガです。
このケガでは、搭乗者用の保険にて、人身傷害補償保険と搭乗者傷害保険の医療補償の保険が使えます。

ムチ打ち症は、医学的に見た場合、レントゲンなどの撮影にも映らないことが多く、外見から分かり難い症状となっています。
そのため、しばしば対人賠償など保険金支払いの示談交渉などで、被害者側の訴えと加害者側保険会社との見解に相違が見られ交渉が難航する場合があります。

ムチ打ち症軽減の安全対策

ムチ打ち症は、他覚所見が難しいため、保険金支払いの場で保険会社から疑われ、嫌な思いをした人も数多くいらっしゃると思います。

しかし、このムチ打ち症は、自動車が普及していく過程の中において、もっとも古くからパッシブ・セーフティとしての安全装置「ヘッドレスト」が設定されています。
そうしたことからも人間の頚椎は、自動車事故の中でもっとも危険なダメージを負う部位として広く認識されています。

現代は、クルマに乗ればエアバッグを始め、自動ブレーキなどさまざまなセーフティシステムが装備されています。

その安全装置の中でももっとも古くから、重要視されたものが「ヘッドレスト」です。
このヘッドレストも初期の自動車には装備そのものが無いクルマがほとんどでした。

当時は、自動車のブレーキも倍力装置がついたものが少なく、道路も未舗装路が多かったので、信号で停まる際に勢い余ったクルマが追突することもしばしばありました。
ヘッドレストの無かったその時代、追突されたクルマのドライバーは、「ムチ打ち症」のみならず、頚椎骨折によって死亡する事もあったそうです。

その後、3点式シートベルトとともにヘッドレストが普及し現在に至ります。
後方からの追突に対するムチ打ち症への車両安全対策は、ヨーロッパの自動車安全テストプログラム「Euro NCAP」において、厳しく評価されています。

シートベルトを締め忘れるとムチ打ち症になる

少し余談になりますが、自動車事故で追突以外でもムチ打ち症と同様に「頚椎捻挫」のケガをすることがあります。

それは、シートベルトをしていない状態で車両前面から衝突する事故です。
このような事故でも現在のクルマのほとんどが、一定の速度で衝撃が加わると自動的にエアバッグが開きます。

シートベルト無しでエアバッグが展開した場合、エアバッグに頭部の衝撃が吸収されるタイミングより速く、自身の体ごとステアリングホイールに向かって移動します。

自分の体重が乗った状態で、エアバッグインフレーター(ガスの爆発膨張)の衝撃を顔面で受けるようになるので頚椎部分は相当な負担になり、最悪の場合死亡することもあるようです。

エアバッグが開かない車速となる時速15キロ程度でも、人の腕は衝突による荷重移動による体重を支えられず、ステアリングホイールやダッシュボード、場合によっては天井に顔や頭をぶつけて、頚椎捻挫に至るケースも有ります。

シートベルトの装着とシートには深くしっかりと座ります。
追突に対しては、ヘッドレストの効果が最大となる適正な着座ポイントが重要です。

搭乗者のための保険

人身傷害保険は、対人賠償保険と同様に治療費の実費負担から多くを不足なくまかなってくれるので安心です。

10台に1台ぐらいが任意保険や共済を付保していない無保険車ですから、対人賠償保険も自賠責保険のみで不足することも予想されるので、人身傷害保険の付保は必須です。

そして、搭乗者傷害保険については、部位症状別支払いの医療保障で、頸部のその他の項目が支払いの対象となってきます。
他の障害部位との兼ね合いも有るので、保険金請求の際は保険会社担当者に相談しましょう。


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