車両保険を安くする免責(自己負担額)の設定
自己負担額を設定して契約する
損害保険は、本来自費でまかなうことができないような大きな損害に対応するためにあります。
一般車両保険では、その差が顕著に出るのでぜひ、見積を依頼して試してみてください。
一部の通販のダイレクト型自動車保険では、最大20万円まで免責を付けることもできるので、一般車両保険の保険料が高額なために加入を諦めかけている人にもお勧めです。
もちろん、エコノミー車両保険にも有効な方法なので、ぜひ見積で試してみてください。
確かに、いざ事故が起きれば自己負担が発生するので、ふんだり蹴ったりということになります。
しかし、自損事故を起こさないように安全運転に努めていれば、事故の発生の確率はとても低くなり保険料も安くなるので結果的にはお得です。
また、相手がクルマで特定できる過失割合のある事故の場合は、過失相殺などが行われ受け取る保険金が免責部分に充当されるので、自己負担額が少なくなります。
特に26歳を超えての事故では、自損事故は顕著に下がる傾向ですから、免責設定による保険料のコストダウンは、多くの人に有効な手段となるでしょう。
免責を設定した見積の事例
12等級 本人40歳、配偶者36歳(運転者本人配偶者のみ担保)、運転免許証(ブルー)、35歳未満不担保
自動車トヨタヴォクシー 2014年モデル ハイブリッド
人身傷害補償:5000万円(搭乗中のみ)
車両保険:一般300万円
その他特約:弁護士費用300万円
以上の条件にて、免責の設定ありとなしで算出しました。
なお、この保険会社では、インターネットからの申込割引があるので保険料に反映しています。
年間保険料 83,600円
対物免責10万円、車両保険免責1回目5万円、2回目以降10万円(免責0特約なし)
年間保険料 66,950円
対物免責20万円、車両保険免責1回目から10万円
年間保険料 56,530円
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
ごらんの通り、免責を設定するだけで保険料に差がでてきます。
等級や年齢条件、限定の内容、また、補償する車種・型式でさらに大きく差が開くことがあるので、継続の際は、検討してみてください。
免責設定による保険料を抑える手段は比較的等級が低い場合に有効です。
等級がさらに進んで割引が大きくなれば、差が少なくなるので免責を外すことを検討してみてください。
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