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二次災害を防ぐ!初期対応時の発煙筒の使い方


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安全確保で二次災害事故を防ぐ

交通事故が起きたとき、もっとも優先されることはケガ人の救護ということは常識です。

しかし、救護を急ぐあまり、救援をする人が後続車両にはねられたり、ぶつけられたりしたのでは災害を拡大してしまうことになり、本末転倒です。

そこで、安全に救護を行い事故現場の交通の安全を確保するために、事故直後の安全確保のためのポイントをおさえておきましょう。

運転席から車外に出ない

運転者の多くは、運転席から出たところを後続車にはねられる、と言う二次災害に遭う危険があります。
とっさのことで、気が動転しているのでしょうが、事故でクルマが動かせない場合で社外に出る必要があるのなら、クルマが通っていない側のドアを利用して下さい。

それは、考えているよりはるかに早く後方からの車両が接近するからです。
社外に出る必要がない場合、車内に待機して携帯電話などを利用し救急車など緊急車両の出動要請を行いましょう。
できるだけ安全な状態で待つようにして下さい。

車外に出る前にハザードランプと発煙筒で事故に注目させる

二次災害の多くは、救護や救援と道路の安全確保を急ぐ事により起こることがほとんどです。
そして、その多くは自身の安全をかえりみずに不用意な状態で車外に出ることによって、後続車との接触や車両衝突に巻き込まれるカタチで起きています。

こうしたことを100%防ぐことは難しいかもしれませんが、少し注意を払えば多くの二次災害を防ぐことができます。
先ず、車両が動かせない、けが人がいるなど目の前に最悪の状態が展開されている時ほど、安全確保を欠かすことはできません。

まずは落ち着きを取り戻すためにハザードランプを点灯ひと息「深呼吸を行う」ようにしましょう。
そして、冷静に車内から周囲の状況を確認して下さい。

ケガ人の位置、現在の車両の状態などです。
車外に出るときは、クルマの往来のないドアから出て下さい。

クルマが動かせない場所やクルマの往来が激しい場所では、事故そのものに注目を集めて安全を確保するために発煙筒を利用しましょう。

発煙筒は、鮮やかな赤色の炎を勢い良く発することで、概ね五分以上燃焼するようにできています。
非常信号灯の役割を担うため、日中で600m以上、また夜間は、その色と発光により2km以上離れたところから確認ができます。
名前の通り燃焼とともに発煙があり、その煙を赤い炎が照らすことで周囲に注意を喚起させることができます。

発煙筒の使い方など

発煙筒は次の順序で利用ができます。
・円筒形の細長いキャップをねじって外します。
・外した外側のキャップに付いている擦り板と本体の頭の部分を、マッチのように擦って点火します。
・勢いよく火が出るので、筒の下側を持ち取り扱います。

発煙筒は、該当事故車両やけが人などからみて後方におくようにします。
また、取り外したキャップを下側に繋いで、注意して利用すれば手持ちで合図に使うこともできます。

高速道路などでは、路側帯側からのドアや窓から手を出して点火して、後方に投げるというような使い方も有効です。
初期の安全確保のために、発煙筒本体に図解されている使い方をあらかじめ目を通しておきましょう。

なお、発煙筒はトンネル内での使用は禁止されています。
理由は、発煙により視界不良となり危険が増幅されるからです。

発煙筒には有効期限(製造日より4年)があるので、有効期限が来たら交換が必要です。
ホームセンターや自動車整備工場などで1000円以下から販売されています。
発煙筒は、火薬取締法上では、おもちゃの花火と同類の玩具煙火に相当します。
したがって、処分など安全を確保すれば自宅でも処分可能ですが、古いものは自動車整備工場など安全な処分ができるお店に依頼するほうが無難です。

発煙筒は多くを準備する必要はありませんが、夜間業務、高速道路や雪道を一般の人よりも走る人は、緊急対処用にグローブボックス内などに、すぐ使えるよう数本用意しておくと便利です。


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