今さら聞けない!SRSエアバッグのSRSってどんな意味?
エアバッグに書いてあるSRSの意味は?
SRSエアバッグのSRSは、サプリメンタル・レストレイント・システムの略称です。
かんたんに言うと、「補助拘束装置」と言う意味ですが、補助拘束とは何に対しての補助拘束なのか、紐解いてみましょう。
実は、SRSエアバッグから見た「主拘束装置」はシートベルトです。
つまり、シートベルトでカバーできない危険から搭乗者を保護するための、安全装置というわけです。
エアバッグ本来の目的を知っていますか?
エアバッグが保護を目的としているのは、第一に人の頭部です。
特に前席に乗車している人は、ステアリングホイールやダッシュボード、左右に必ずあるAピラーへの頭部衝突を防ぐために設けられています。
しかし、先にも説明のとおり、シートベルト有ってのエアバッグシステムです。
シートベルトをしていないと、逆に危険が生じる恐れがあるので、必ずシートベルトを装着して乗車するようにしましょう。
クルマを買うなら断然カーテンエアバッグ付き
多くの衝突安全試験のビデオに目を通していると、カーテンエアバッグ、サイドエアバッグに有効性を確認することができます。
以前はオプション装備で、高価だったこの装備も標準装備とする車種も増えてきました。
特に日本で販売されている欧州車では、Bセグメント、Aセグメントの小型乗用車でも、標準で装備されたクルマが増えています。
自動車の安全に精通した欧州メーカーのクルマも、購入時の検討車種に加えてみてはいかがでしょうか?
衝突安全試験確認のススメ
日本の衝突安全試験機関(JNCAP)をはじめ、Euro NCAPと米国のIIHSが多くの乗用自動車の衝突試験を行っており、試験結果を公正に評価しビデオとともに公開しています。
各国で試験方法に一部違いもあり検査結果も異なりますが、一応の参考にはなるでしょう。
全面衝突や側面衝突、前面からのオフセット衝突が一般的に共通した衝突試験の内容です。
アメリカではさらに10%のオフセット衝突試験を行い、バルクヘッドから左右のAピラーまでの損傷の程度を評価検討しています。
アメリカでは、IIHSによる自動車メーカーへの働きかけは、スムーズに行われています。
また、自動車保険により安全水準に適合する安全なクルマ作りを心がけるよう、かなりシビアに求めています。
保険会社の車種ごとに求めることは、搭乗する乗員と万一の人身事故に対し、人とぶつかったときにできるだけ人身を傷つけない衝突安全のためのボディと安全な構造を求めています。
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