飲酒運転のクルマにぶつけられたとき、相手の保険で賠償してもらえるの?
目次
事故の相手がお酒を飲んでいた!
追突してきた事故の相手がお酒を飲んでいて、補償してもらえるかがとても心配!ということです。
それは大変な目に会いましたね!しかし安心して下さい、対人賠償保険、対物賠償保険共に、被害者救済の見地から保険から補償は得られます。
薬物使用者のクルマにはねられた!
楽物を服用し、正常な運転ができない状態の人にぶつけれてしまった時でも、そのクルマの保険は、賠償金の支払いが可能です。
車両保険や傷害保険などは、一定の基準で契約者の利益となる保険支払いを拒否することができますが、被害者への支払いとなる賠償責任保険の適用は可能です。
運転中に病気の発作を起こした人に追突された!
運転中の心臓発作やてんかん発作などにより、正常な運転を継続することがとつぜんに困難となり、衝突事故がおきてしまうことがあります。
被害者、加害者ともにとても痛ましい残念な事故ですが、こうした事故で加害者亡くなってしまったようなときでも、対人賠償責任保険、対物賠償保険は機能するので、被害者が泣き寝入りする必要はありません。
被害者救済の見地から任意保険の被害者請求が可能に!
先の3つの事故事案については、いずれも賠償保険の保険金支払いは可能です。
しかし、相手方の状態を推察すると、容易に保険金支払い手続きが期待できないこともあるでしょう。
直ぐに相手保険会社から連絡があれば、問題なく対応をしてもらえると思われます。
しかし万一、連絡がない場合、保険会社の連絡を待ち続けるのでしょうか?
また、問題を抱えた相手への交渉を自ら連絡して保険を使うための連絡をうながす必要があるのでしょうか?
以前は、そうした行動も必要で、大変な思いをした人もいることでしょう。
しかし、現在、任意保険会社の多くが対人・対物賠償に限って、被害者からの直接請求を受け付けてくれるようになってきました。
面倒な相手と交渉すること無く、ストレートに相手方の保険会社に請求することができるのです。
示談交渉サービスの延長線にあるサービスとして、近年はじまったサービスですが、弁護士会とのすり合わせも進み、ようやく対応ができるようになったようです。
しかし、弁護士費用特約の出番とも言える、このような事故で弁護士を使わなくても利用ができるのは、弁護士の仕事の領域を犯しているようで、少し気の毒な気もします。
それとも保険業界全体が弁護士費用特約の利用を抑えこむ方向で動いているのでしょうか?
この点については、静観しながらも少し動向を探って研究してみたいと思います。
人身傷害保険に加入があれば等級ダウンなしでフルカバーされる
先のような事故では、人身傷害補償保険で対応することも可能です。
もちろん後に保険会社間で、求償していくことが前提になります。
先のような相手との交渉では、さまざまな懸念もあるでしょう。
昨今の異常者が絡んだ事件では、逆恨みとも取れる異常な反応を示す相手もあり、正直関わりたくないという人もいるのではないでしょうか?
そのようなときには、自分の保険でとりあえずまかなうことも可能です。
最大限自分を守ることを考えたとき、そうしたカタチでの保険利用も選択が可能です。
人身傷害保険は実によくできた保険で、今後は自動車を持っていなくても、このような内容で補償を受けることができる単独の傷害保険が作られないかと期待してしまうくらいです。
また、同様に車両保険を付帯しておけば、面倒に関わらないで修理をすることもできます。
くりかえしになりますが、事故の被害者でありながらもこのような異常な行動を示す人とは関わりたくないのが本音です。
本当に相手が悪く、悩んでしまうところですが非常識な人に常識を持って交渉しても、おかしな反応を示されても嫌な思いを重ねるだけ損かもしれません。
君子危うきに近寄らず、上手に保険を利用して、自分をリスクから最大限カバーできるよう努めて下さい。
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