駅や学校の送迎や通勤通学に使用する人の保険選び
目次
通勤通学のリスクと必要補償
通勤などで毎日クルマを使う人は、慣れた通勤経路においての交通事故が多発しています。
特に事故が多いのは、目的地となる勤務先、または、帰路の自宅周辺にて事故の発生が多くなっています。
交通事故には、心理的な要因が多分に含まれており、毎日利用している慣れた道と目的地到着に近づいた安堵感から油断が生じてしまいます。
その結果、注意力が落ちてしまい意外にも大きく影響しています。
通勤途中で事故に遭い、幸いケガがない場合でも自動車の修理は必要になります。
通勤でマイカーを利用している人は、こういうときに必ず代車が必要になることでしょう。
補償を検討する際は、万一の場合でも速やかな修理が可能になる「車両保険」プラス「レンタカー費用特約」を付帯することを保険料が多少高くてもオススメ致します。
通勤通学に使用すると保険料が高くなる
通勤通学にクルマを利用している人の保険料は少しだけ高くなっています。
これはリスク細分化によって日常生活とレジャーで使う人と比べて、走る距離や利用頻度によって交通事故に結びつく確率が高くなり保険料支払いが増えるためです。
実際の損害率が高いのでしかたのないところですが、通勤で使う人すべてが事故を起こすというわけではなく、統計から見て多くなっているということが理由です。
しかし事故の発生する条件は、「走行距離との因果関係の方がより強い結びつきがある」という意見もあります。
また昨今では、運転者固有のドライビングスタイルも事故との因果関係がある、とされるデータも出ています。
2015年3月から、個人の運転の仕方が保険料に反映する保険も出てきているので、通勤利用だから保険料が高いというのは、運転者の努力で少しずつ変化していくようになります。
新しい保険商品や特約の追加などもあるので、面倒でも毎年保険について見直しをすることをオススメします。
通勤通学利用の告知をしないとどうなる?
通勤通学となる判断の基準は、車の利用日数の実態に対して、ということになっています。
つまり、利用実態として「仕事に使わず、年間を通じて週5日以上または月15日以上、通勤・通学に使用している」ことが通勤通学の利用の根拠となります。
もちろん、これからの契約期間中に通勤や通学の利用が開始される人もいると思いますが、その場合も実際利用する予定があれば、利用内容にそくして使用目的を決めるようにしましょう。
もちろん、保険期間の途中からそのような利用実態となった場合は、状況に即して保険会社に通知を行ってください。
なお、保険会社によっては、通知の必要や追加保険料がかからない商品もあるので、使用目的に変更が予定される人は、保険会社選びがひとつのポイントになるでしょう。
なお、ダイレクト型損保には、通勤通学の利用を問わない保険会社もあり、走行距離による実態を重視する傾向です。
代表的なところでは、ソニー損保とそんぽ24が使用目的の区分を「業務使用の有無」のみで区分しています。
通勤でも使うが走行距離はそれほどでもないようなら、先の2社を中心に保険料を比較してみるとよいでしょう。
通勤通学に車を使っても保険料が安い保険会社
ソニー損保では、走行距離が保険料に大きく影響します。
使用目的については、先の説明の通り業務使用の有無で区分けするので、通勤通学に利用の場合保険料の加算はありません。
走行距離についても、告知の走行距離以上走行した場合でも翌年の契約時に前年に実際に走った距離で再契約をすれば支障ありません。
また、多く申告してしまい実際の走行距離が短かった場合は、翌年の保険料を割り引いいて対応してもらえますから、損をすることはありません。
なお、ソニー損保は画期的な新商品「やさしい運転特約」により、キャッシュバックで保険料を軽減させる契約が可能です。
スムーズな運転が安全運転に結びつくということは周知の事実ですが、それを専用の独立型端末で測定して、保険料に反映させるという保険です。
つまり、安全運転をすれば保険料をさらに抑えることが可能になります。
この保険については、別途特集記事があるのでそちらをご覧ください。
通勤・通学利用する人に安心な自動車保険
走行距離区分:7000km以内
運転者の範囲:記名被保険者本人のみ
特記事項:車両保険免責を5(0)-10万円、新車買替特約、レンタカー費用特約
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
日常生活から通勤利用まで幅広く対応する、安い保険料の「ソニー損保」にて見積もりしています。
補償には、先の説明通り車両保険にレンタカー費用特約を付帯して、さらに新車買替特約もセットしています。
新車買替特約は、万一の事故で損害が大きく保険金額の50%を上回る修理費用がかかる場合、新車に買い替えができる補償です。
軽自動車のように比較的コンパクトな車の場合、骨格に影響する大きな損害も出やすく、そのまま修理して乗るより買替した方が後の売却でも有利なのでオススメです。
基本の見積もり設定
・主な被保険者
運転者年齢:27歳
運転免許証カラー:ゴールド
利用地域:東京
ノンフリート等級:15等級(51%割引)
・被保険車両
車名(通称名):スズキ アルト
型式:HA36S
初度登録:平成27年3月
保険価額:110万円
・補償設定
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
人身傷害補償:3000万円/車内のみ補償
車両保険:一般車両110万円(免責5(0)-10万円)
・特約設定
弁護士費用等補償特約:300万円
対物超過修理費用補償特約:50万円
車対車免ゼロ特約
新車買替特約
事故時レンタカー費用特約
保険始期:平成15年3月30日
・各種割引
インターネット、証券不発行、ゴールド免許、運転者限定、新車など
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