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純新規の割増保険料をやさしい運転特約で安くする方法


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やさしい運転キャッシュバックで若い人も保険料が安くなる

自動車保険では、年齢を問わず補償の対象となる18歳から20歳までの若い人の保険料が高いことは、よく知られている現実です。

しかし、多くの初心者も事故を起こしたいわけではないので、運転者個人の努力で安全運転をしていますから、若い人すべてを一括りにして高額な保険料を課すのも理不尽な感じがします。

この、2015年3月から安全につながるスムーズな運転をすると保険料が安くなる、キャッシュバック型の自動車保険がソニー損保から発売されました。
この保険は、「優しい運転キャッシュバック型」と呼ばれ、従来の自動車保険の特約として2015年3月1日以降の契約から対象に販売されています。

この保険は、「運転行動連動型(PHYD:Pay How You Drive)」と呼ばれるものですが、欧米で販売されているテレマティクス方式とは異なります。
ソニー損保では運転状態を計測する、ドライブカウンタを180日間以上設置することで契約者の運転状態を把握し、安全運転の内容を数値化しています。

この保険を利用するとたとえ年齢が若くても、保険会社がさだめる安全運転の水準に達していれば、支払った保険料の返還を受けることができます。
結果として通常の保険料よりも安くすることが可能です。

今回見積もりを行うソニー損保の「優しい運転キャッシュバック型」は、通常の自動車保険に特約として契約できます。
ドライブカウンタにて計測した安全運転レベルに応じて、最初に支払った保険料を一定割合でキャッシュバックされる仕組みになっています。

優しい運転を計測する「ドライブカウンタ」とは?

ソニー損保がこの保険契約で提供する「ドライブカウンタ」とは、加速度センサーを内蔵した計測器と記録計を兼ねた装置です。

優しい運転の計測は、ドライブカウンタを車両の任意の位置に設置しておこないます。
ドライブカウンタの取り付けは、車室内のダッシュパネルやコンソールボックスの中など、固定ができれば、どこでも大丈夫です。
ただし、運転中に手足がぶつかったりすると、ドライブカウンタが誤計測するおそれがあるので、誤って触れるようなことがない場所に設置しましょう。
長辺方向を縦にして設置すると計測できなくなるので、横に寝かせるように設置します。

ドライブカウンタは、GPSを利用した速度や位置情報などのデータによる、クルマの動きは記録されませんので、プライバシー保護の面ではテレマティクス型よりも安心と言われています。
記録されるのは、急ブレーキ、または、急発進、急加速が計測されソニー損保の基準に沿って、運転の状態を数値に置きかえて、評価点が付くようになっています。

キャッシュバックの内容は?

安全運転のレベルに応じたキャッシュバック率は最大20%です。
具体的には、指定期間設置されたドライブカウンタの点数により、以下のようにキャッシュバックが行われます。

90点以上 20%
80~89点 15%
70~79点 10%
60~69点  5%
59点以下 割引なし

保険料の実例

「優しい運転キャッシュバック型」は、ソニー損保の通常の自動車に特約付帯となっているので、同じ契約内容で、最初に支払う保険料を比較してみましょう。

車両は、平成26年登録のホンダフィット1300Gです。
設定条件は、20歳で親のクルマを利用したセカンドカー割引を付けた、純新規7Aの契約です。
年間走行距離は5000km以下、免許証のカラーがグリーンです。
補償設定は、対人対物賠償を無制限として、搭乗者を人身賠償保険で3000万円にしました。
条件を揃えてわかりやすくするため、車両保険は付けていません。

・通常契約の保険料:151,440円
・やさしい運転特約付の暫定保険料:161,430円

最初の保険料は、やさしい運転特約付きだと約1万円高くなります

キャッシュバック見込額は、以下のとおりです。

90点以上 32,280円
80点以上 24,220円
70点以上 16,140円
60点以上 8,080円
59点以下 0円

今回の見積では、70点以上の採点評価なら割安ということになりますね。

どうすれば初心者でもキャッシュバック可能になる?

この保険は、若い人の安全運転意識が向上することも、大いに期待されています。

そこで、キャッシュバックが見込める優しい運転をするコツですが、ポイントはスムーズなアクセル操作にあります。
具体的には、前後にギクシャクしない運転に心がける必要があるのですが、もう少し分かりやすく解説すると、搭乗している人の頭が前後に揺れないような運転を心がけるようにします。

アクセルペダルを「じわっと」踏み、はるか前方の信号や交通の流れに気を配り、無駄なアクセルやブレーキペダルの操作を少なくするようにしましょう。
先の状態を予測する運転に努めれば、不用意なブレーキ操作も少なくなるので、搭乗者の頭が前後に揺れなくなるはずです。

安全運転を計測しているドライブカウンタは、安全運転の測定を前後方向の加速度センサーの動きの量で判定しているので、それを意識してつま先の操作に集中しましょう。
正確なペダル操作には、ドライビングシューズを履くことをオススメします。
底が柔らかく厚底のラバーシューズやヒールのある靴は、微妙なペダルタッチが難しく、つま先に集中した運転では足が疲れるので、クルマに準備をして履き替えるようにしましょう。

なお、ソニー損保では、20歳未満の契約者に関して自社のウェブサイトで見積もりや申し込みができません。
一括見積もりサイトや電話などを利用しての申し込みとなります。
興味のある人は、他の保険会社との比較も同時にできる、一括保険料見積もりを利用してみることをお勧めします。


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