マツダ フレア クロスオーバーの自動車保険と年齢別保険料
2018年11月、軽自動車でも大人気のクロスオーバーSUV「マツダ フレアクロスオーバー」に大幅な改良が加わり、定評のデュアルカメラブレーキサポートを含む、先進予防安全システムが全車に標準装備となりました。
他の車と比べて直立に近いフロントウインドーなどにより、見た目以上に広い室内空間を実現しているフレアクロスオーバーは、運転時の死角も少なくどなたも安全に運転が容易な車に仕上がっています。
見た目以上に実用性の高いフレアクロスオーバーは、現在販売されている軽自動車の中でもベスト5に入る、筆者がおすすめの1台です。
では、早速保険料の一例から見て参りましょう。
車名:マツダ フレア クロスオーバー
車種・グレード:XT
型式:MS41S
初度登録:平成30年11月
車両保険金額:185万円
今回の記事で見積もりした「フレア クロスオーバー」は、車両価格がもっとも高いターボ装備の「XT」で試算しました。
保険料は、年間21,870円になりました。この保険料は、ディーラー加入の代理店型自動車保険と比べて、約2万円も安い保険料です。
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
被保険者の設定は、35歳20等級、被保険者のみ運転の限定条件付き、日常レジャーで使用する年間走行距離が5,000km以下の一般的な例で設定し見積もりしています。
今回の見積もりは、「フレア クロスオーバー」の型式モデルからフラッグシップモデルの「XT」を選び、それぞれ年齢別に通販型自動車保険の老舗「イーデザイン損保」にて試算しました。
試算した被保険者年齢は、20歳のドライバーから、21歳、26歳、30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳の被保険者ごとに、一般車両保険付きの保険料を一括払と分割払のそれぞれを表にまとめました。
また、35歳のドライバーが「フレア クロスオーバー」の補償内容をアップグレードする際に、おすすめの特約補償と3つのプランをそれぞれ見積もり比較してみました。
マツダ フレア クロスオーバーの新車・中古車の購入時、満期更改時の自動車保険の選び方、補償の付け方などの参考にお役立て下さい。
目次
マツダ フレア クロスオーバーの年齢別保険料[2018年8月更新]
年齢別保険料は、運転者限定をつけた内容で、「イーデザイン損保」にて見積もりました。
試算したドライバーの設定年齢は、20歳、21歳、26歳、30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳です。グレード「フレア クロスオーバー XT」に運転者本人限定の保険料を試算しました。
なお、2018年現在「自家用軽4輪乗用車」には、型式別料率クラスの設定はありません。また、2018年より導入された「ASV割引」の適用はあるので、新型車フレア クロスオーバーの保険料は、軽自動車の中で最も割安な保険料になっています。
「フレア クロスオーバー」年齢別保険料の見積もり
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
今回のフレア クロスオーバーには、OEM供給元のスズキ自動車製造の「ハスラー」と同様の、2つのカメラを搭載したデュアルカメラブレーキサポート(衝突被害軽減システム)が全グレードに標準搭載され、その他安全装置と共に標準化が進みました。
その結果、2018年11月発売以降のフレア クロスオーバーは、全車がASV割引対象車種です。(ASV割引:自動ブレーキ割引)
今回見積もりした「イーデザイン損保」では2018年よりASV割引が導入されているので、より安い保険料で補償が得られます。
なお、ASV割引の対象車両では約9%の割引が適用になっています。その他のASV割引導入の保険会社については、以下の記事も参考にご覧下さい。
「フレア クロスオーバー」は、ライバル他車と比べて自らが原因となる事故が、大幅に軽減されると予想されます。
現在、軽4輪乗用車には、型式別料率クラスの適用はありませんが、2020年1月1日までに導入されることが決定しており、現在料率クラス分けなどの詳細について検討が進められています。
したがって軽自動車でも安全装備が充実した車種は、料率クラスも安くなると予想され、将来の保険料低減にもつながることでしょう。
自動車保険選びは「比較する」ことが重要!
今回見積もりの年齢別保険料は「イーデザイン損保」の試算結果だけですが、実際の契約時には他の自動車保険の見積もりも取り寄せて、比較検討してみることをおすすめします。
皆さんご存じのとおり保険料は、保険会社の違いから、主な被保険者(主なドライバー)の契約条件や補償内容・特約の追加などにより違いが生じます。
したがって今回の見積もりは、あくまでも一例として参考にご覧いただき、契約時には複数社の自動車保険見積もりを集めて比較検討して下さい。
なお自動車保険の見積もりを集めるなら、面倒なデータ入力が1度で済ませ、複数の保険会社から見積もりをまとめて請求できる「自動車保険一括見積もり比較」が便利です。
マツダ フレア クロスオーバーの補償とおすすめの自動車保険
様々な悪路を走破する性能を備えたフレア クロスオーバーは、総合的に進歩した予防安全システム搭載車をはじめ、様々な走行性能を高める装備により「安全で事故を起こしにくい車」として見ることができます。
しかし、より安全な車で気を付けて運転していても、昨今増加しているもらい事故やあおり運転による事故のように、悪質なドライバーの運転が原因による被害事故も数多く報告されています。
そのような事故から自分や大切な家族を守るための自衛手段としても、今後は自動車保険を再検討する必要があります。
具体的には、次のように補償を付けることをおすすめしますが、車両保険については、フレア クロスオーバーの使い方によって補償を詳細に検討しましょう。
フレア クロスオーバーに最低限付けたい補償は?
対物賠償保険:無制限
人身傷害補償:3000万円~
搭乗者傷害補償:0~2000万円
車両保険:車両価格+オプション価格+消費税(協定価額の範囲内で設定)
特約:弁護士費用特約、レンタカー費用特約、新価特約、個人賠償責任保険特約など
対人賠償保険と対物賠償保険
契約する自動車保険で主になる補償は、事故の相手となった人や物に対する賠償保険です。
したがって賠償補償は、迷わず「無制限」とし、万一加害者となってしまった場合に被害者への補償が不足しないように備えておくことが肝要です。
なお、通販型をはじめとする個人向け自動車保険の多くは、対人賠償無制限となっており、対物賠償も無制限が自動セット(任意選択も可)されるとこところが増えています。
人身傷害補償と搭乗者傷害補償保険
搭乗者への補償は、人身傷害補償を主に設定し、不足が予想される場合に搭乗者傷害補償保険で補いましょう。
一般的には、実損害が補償される人身傷害補償のみでも十分ですが、死亡時の逸失利益などが低く見積もられてしまう「高齢者や無職の人」の運転、または、搭乗機会が多いと予想されるなら、搭乗者傷害の定額補償を追加して不足分をカバーしておきましょう。
車両保険
自動車保険の補償を決める際にもっとも頭を悩ますのが車両保険金額です。
車両保険は、保険料負担がもっとも大きくなることからも、その必要性の有無から「一般とエコノミー」など補償範囲の違い、車両保険金額や特約付保など契約前に検討すべきポイントが多くあります。
フレア クロスオーバーを、毎日の買い物や家族の送り迎えをはじめ、通勤通学など足代わりに使うことが前提なら、普段使いでどうしても付いてしまうような「ボディ周りの小傷やバンパーのこすれ」など、免責を通常より高く「15万円」などに設定すると保険料を抑えることが可能です。
車両保険の必要の有無については、以下の記事にて詳しく解説していますので併せてご覧下さい。
それ以外の補償内容について基本的に差をつける必要はありませんが、希望や使用状況に合わせて人身傷害や搭乗者傷害の補償の上乗せ、車両保険の特約付保を検討しましょう。
特約追加による保険料の違いなど具体例は次の項にて詳しく解説しています。
補償の必要性
昨今は、保険料格差が大きくなり優良ドライバーはより安く、初心者や高齢者、事故を起こした人はより高い保険料の設定になっています。
そのためもあってか、いまだに任意保険に未加入の車が約1割走っているという現実もあり、無保険車からのもらい事故被害からも自分や家族、そして車を守るために自動車保険でカバーする必要があります。
自動車保険は、他人への補償のみならず自分と大切な家族を守るためにも重要な役割を持っていますが、「車両保険や搭乗者への傷害保険を付けると保険料が上がる」と、補償アップの心配をしている人は、今すぐに通販型自動車保険を含めた「一括見積もり」で、今の契約と比べてみることをおすすめします。
契約者にマッチした通販型の自動車保険なら実際に補償を上げても保険料がかなり安くなるので、車両保険を付けることも容易になり、結果として補償を充実させることが可能になるでしょう。
イーデザイン損保を選んだ理由
今回の自動車保険見積もりでイーデザイン損保を選んだ理由は、幅広いユーザー層から支持を集めている「フレア クロスオーバー」であることを考慮しました。
また、イーデザイン損保は自動車保険に特化した「東京海上グループの損害保険会社」であることも、はずせない特徴です。
特に事故対応では、同グループのサービス網を積極活用することで、ダイレクト自動車保険でも万一の事故では、業界トップクラスの事故対応力を発揮してくれます。
2017年より導入されている「事故現場急行サービス」は、セコムの緊急対処員が事故現場に駆けつけてくれる頼もしいサービスです。
事故の際には、誰もが不安を感じますが、このサービスにより大幅に軽減されることでしょう。
フレアクロスオーバーに乗る人は、20代の若い人に限らず、30代40代のご家族連れの方も多く、経済的な理由から自動車ローンを利用する人も多くいらっしゃいます。
ローン返済がある人なら、少しでも保険料負担が軽いダイレクト自動車保険のイーデザイン損保を利用すれば、車両保険も安いので補償をしっかり付けることができます。
また、事故対応や現場フォローの実力も期待できるイーデザイン損保は、ぜひ比較検討に加えて欲しい保険会社のひとつです。
フレアクロスオーバー購入時や現契約の更新時、手続前に参考でも見積もりを取り補償内容や保険料を比較してみることをおすすめします。
フレア クロスオーバーの自動車保険|3つの補償追加プラン[2018年12月更新]
自動車保険は、特約補償の追加によりアップグレードが可能です。
対人対物賠償保険の補償を多くの人が「無制限」とする中で、近年注目されている「自分と家族を守るため」の補償について、この項では補償アップの具体例を挙げて解説いたします。
今回の見積もり例では「フレア クロスオーバー」に乗る30歳のドライバーを例に、特約を追加した場合の内容を比較してみました。
特約補償を追加した場合の見積もりは、それぞれプラン「A・B・C」の3パターンにてご紹介します。
なお、特約追加の内容は「フレア クロスオーバー」に乗るすべてのユーザーにおすすめです。購入を検討している車に置き換え、保険料の目安としてご覧下さい。
フレア クロスオーバー XT(MS41S)自動車保険の補償特約追加プラン
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
プランA:車両保険の充実プラン
プランAでは、新価特約と車両全損時諸費用特約、さらに1回目の免責金額を0円とし、事故修理時の代車費用補償も付けました。割引が進んでいる人が事故に遭った際、車両保険を使いやすいように設定しました。
新価特約は、大きな事故で車両保険を使うときに、修理見積もりが保険金額の50%を超えるような場合には、車両保険金額を上限として新車の再購入費用が補償される、新車時にはぜひ付けておきたい特約です。
また車両全損時諸費用特約では、全損支払い時に車を再調達する際にかかる諸費用をカバーできるようにした特約です。
また自動車を日常の足として使っている人は、事故で修理中に車が使えなくなることはとても不便になるでしょう。
そこで事故による修理期間中は、レンタカーのよる代車費用が補償されるようにして普段の足が無くなる不便が無いよう「事故代車費用補償」も追加しました。
4つの補償を追加拡張する車両保険の充実プランは、年間32,530円です。保険料の追加費用は、5,580円となり月当たりわずか465円ほどです。
フレアクロスオーバーの新車購入時には、「新価特約」をプラスした車両保険の充実プランで車両保険を強化しましょう。
プランB:家族向き補償拡張プラン
このプランBでは、「人身傷害補償の拡大と搭乗者傷害の追加」により、フレアクロスオーバーの同乗者への補償をより手厚くした内容です。
搭乗者への基本補償は、実損害をほぼフルカバー可能な「人身傷害保険」の補償額を最大2億円(※1)まで拡大し、さらに、契約車両への搭乗中のみならず、他の自動車への搭乗中や他車との衝突事故など、補償範囲を拡張して家族の危険に備えています。
「搭乗者傷害保険」の追加加入により、搭乗者全員に定額補償が得られるようにもしました。
搭乗者傷害補償の追加をおすすめしたい人は、フレアクロスオーバーに「高齢者、主婦、無職の人」を乗せる、または該当者が運転する機会がある場合が対象です。
理由は、高齢者・主婦・無職の人など、低所得・所得が無い人の場合、損害発生時点での収入が低く見なされることから、実損払いの「人身傷害保険」では、死亡補償や後遺障害時に「逸失利益損害」の補償が不足する可能性があるからです。
そのような場合に備え、死亡・後遺障害保険金を定額で補償する「搭乗者傷害補償」を特約追加しておけば、補償不足を補うことが可能になります。
なお「搭乗者傷害補償」は、自分や家族はもとより家族以外の友人・知人を乗せる機会の多い人にもおすすめです。
また「身の回り品補償」により、車両保険のお支払い対象となる事故に伴い、契約車両の室内やトランクなどに積まれた個人所有の身の回り品に関して損害が生じた際、30万円を上限に保険金が支払われます。(免責3千円)
プランBは、基本的な一般車両保険付きの保険料(26,950円)と比べて、わずか6,610円アップの33,590円です。一か月あたり550円ほどの追加負担で車内外の自動車事故などから家族をワイドに補償します。
プランC:車両保険の充実プラン+家族向き補償拡張プラン
プランCは、新車のフレアクロスオーバーを毎日の足として活用し、大切な家族を持つ優良ドライバーにおすすめするプランです。
内容は、プランAとBをセットした内容ですから、ほとんどのトラブルを補償可能になります。
プランCは、基本的な一般車両保険付きの保険料(26,950円)と比べて、年間12,190円アップの39,140円です。一か月あたり1,015円の追加負担で様々な事故から家族と車を守ります。
3つのプラン比較では?
各補償の範囲を拡張し、様々な事故の際にも対応できるおすすめのプランは「C」です。
このようにリスクに合わせて特約を上手に追加すれば、イザというときに使いやすく安心な補償内容にグレードアップできます。自動車保険見直しの際に一度検討してみてはいかがでしょうか?
なお保険会社ごとに用意される特約の内容は異なります。イーデザイン損保には無い「自転車事故補償、個人賠償責任保険」など、日常生活のリスクをカバーできる自動車保険もあるので、保険料は元より補償の違いも比較して、あなたにフィットする補償を見つけましょう。
現在、代理店型の自動車保険に加入している場合、ダイレクト自動車保険に乗りかえるなら補償内容をアップしながら保険料をも大幅に抑えることが可能です。
自分で保険会社ホームページから見積もりを集めて比較することもできますが、複数の損保から見積もりを一度の作業で集められる「一括見積もり比較」を利用する方が早くて便利なのでおすすめします。
自動車購入時は、保険見直しのチャンスです。安易に代理店に任せきりっで継続することなく、自分で理解して補償特約を選びましょう。
ライバル車より安全?フレア クロスオーバーの安全性能!
自動車保険以上に重要ともいえる車の安全性能、マツダ フレアクロスオーバーは、JNCAPの厳しい衝突安全性能アセスメントにおいて「フォースター」を獲得するなど、優れた安全性能を持った軽自動車です。
今回の改良では、定評のある衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」ほか、予防安全性能に準じた安全装置が全車に標準装備となりました。
また、衝突警報機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、前方向の誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能など、一般的な予防安全システムがすべて網羅されています。
なおフレアクロスオーバーは、国が推奨する交通事故防止対策において「セーフティ・サポートカーS:ベーシック+」に全グレードが適合しています。初心者、女性、高齢者を含む全てのドライバーの安全運転を、しっかりサポートしてくれるでしょう。
フレアクロスオーバーは軽自動車ですが、ノーマルエンジンでも十分実用的な車に仕上がっていますが、パーソナルカーとして長距離ドライブでの使用を考えるなら、ターボ付きの選択肢を試乗検討することをおすすめします。
スズキフレアクロスオーバーXTには、JNCAPの予防安全アセスメントにおいても高評価となった「デュアルカメラブレーキサポート」による、対歩行者対応の被害軽減ブレーキが標準装備されます。
フレアクロスオーバーの安全システム「全方位モニター」にも注目!
今回の改良により、フレアクロスオーバーの「XGスペシャル・XT」に全方位モニターが標準装備されます。また、XSにもセットオプションで装備可能になりました。
駐車が苦手な方や、子供の送り迎えにフレアクロスオーバーを使う人は、万一の事故を防ぐ機能として「全方位モニター」の搭載車を検討してみて下さい。
使ってみると、これほど安心な装備はありません。駐車が苦手な人、後退(バック)が苦手ない人には必須の装備になるでしょう。
また、意外と車高(アイポイント)が高いフレアクロスオーバーは、見通しが良くなるので一般的に運転しやすくなります。
しかし、車の間近や後方の視界、特に車の直ぐ後ろなどは見えにくくなり、想像以上に後方下部が見えない車です。
小さなお子さんがいるご家庭でフレアクロスオーバーを使うなら、全方位モニターの標準装備車を検討してみてはいかがでしょうか?
予防安全装備の概要
全方位モニター
デュアルカメラブレーキサポート(衝突回避支援ブレーキ)(対歩行者/対車両)
車線逸脱警報機能(時速60キロ以上)
ふらつき警報機能
誤発進抑制機能(前方)
先行車発進お知らせ機能
エマージェンシーストップシグナル
ESP(※)
デュアルカメラブレーキサポートは、ステレオカメラによるセンサーを用いて前方障害物を検知しています。スバルのアイサイトでも評価の高い安全運転支援システムです。
衝突回避支援ブレーキ機能の実力は?
フレアクロスオーバーは、既に2016年度JNCAPの予防安全性能アセスメント試験の評価が既に発表されています。(姉妹車のスズキハスラー)「フレアクロスオーバー」の試験評価の結果を見てみましょう。
予防安全性能アセスメント
ホンダN-BOX(2017 ASV++):76.6/79.0
タント カスタムSA3(2016 ASV++):56.2/71.0
自動車事故対策機構の「JNCAP」による評価では、最高ランクの「2016 ASV++」の評価を得ており、十分満足の行く評価点を獲得しています。
今回のフレアクロスオーバーは、ハスラーの評価とテスト動画を参考にしていますが、約800kgと軽めの車重もあってか、緊急ブレーキの作動から停止するまでの制動距離にも余裕が感じられます。
ステレオカメラによるデュアルカメラブレーキサポートの障害物検知能力の高さも、安全性能に貢献しているようです。
フレアクロスオーバー(ハスラー):被害軽減ブレーキ試験(対定速走行車両60km/h)
フレアクロスオーバー (ハスラー):被害軽減ブレーキ試験(対停止車両50km/h)
対車両への被害軽減ブレーキ試験では、32点中32点の満点評価となり、フレアクロスオーバーの予防安全性能が高いと証明されました。
フレアクロスオーバー(ハスラー):被害軽減ブレーキ試験(対歩行者遮蔽物なし 55km/h、大人)
対歩行者の被害軽減ブレーキ試験では、この他にセンサーによる認識率が悪くなる、小さい子供のダミー歩行者を対象にしたテストも行っており、時速40kmからでも対象を検知し停止しました。
走行中の車線逸脱を知らせる「はみ出し警報試験」は、8.0/8.0点評価となっており車線逸脱に対しての警報が十分機能しています。
フレアクロスオーバー(ハスラー):車線はみ出し警報試験右逸脱(60km/h)
フレアクロスオーバーは、軽自動車クラスにおいて最高レベルの予防安全性能を持っている1台と言えるでしょう。
マツダ フレアクロスオーバーの衝突安全性能は?
予防安全性能以上に気になるのは、実際の事故に遭ったとき搭乗者に直接影響する衝突安全性能です。
この項では、フレアクロスオーバーの安全性能について、日本のテスト機関にて行われた衝突安全試験の評価について、動画を交えて考察してみます。
これからフレアクロスオーバーの購入を検討している人は、安全性能試験の評価も考慮して検討してみてはいかがでしょうか?
マツダ フレアクロスオーバーの衝突安全性能アセスメントは?
独立行政法人「自動車事故対策機構(NASVA)」による試験機関「JNCAP」にて公表されている、「フレアクロスオーバー(ハスラー)」の衝突安全性能試験の評価を、衝突試験の動画を交えて見て参りましょう。
(映像には、衝突試験の衝突映像と大きな音から始まるので、心臓の弱い方、自動車事故映像などに弱い方は、消音にするなど十分に気を付けてご覧下さい)
はじめにフルラップ前面衝突試験では、時速55㎞の速度からバリアに衝突しています。
マツダ フレアクロスオーバー(ハスラー):フルラップ前面衝突テスト 2014
続いて車体前面からの部分衝突を再現したオフセットテストでは、対向車や路側帯の障害物などとの衝突を想定し、アルミハニカムに時速64㎞で運転席側全面の一部分(40%)を衝突させます。
車体全体の変形によるダメージ、エアバッグの展開状態などを観察し、乗員保護性能を確認します。
マツダフレアクロスオーバー(ハスラー):オフセット前面衝突テスト 2014
マツダ フレアクロスオーバー(ハスラー):運転席側 側面衝突テスト 2014)
側面からの衝突試験では実車との衝突を想定し、アルミハニカムで全面部分を覆った950㎏の台車を停車している車の横方向から、時速55㎞で衝突させています。
これは、かなりショッキングな映像でした。自重より重い台車の衝突により、フレアクロスオーバーの車体が激しく変形し飛ばされ転倒しています。シートベルトの大切さが良くわかります。
マツダ フレアクロスオーバー(ハスラー)
総合 168.5点(☆☆☆☆ :フォースター)
また、「サイドエアバッグ、カーテンエアバッグが必要」と感じる方もおられるでしょうが、残念ながらフレアクロスオーバーには、オプション装備もありません。
衝突安全性能の高い車を求めるなら、軽自動車より1ランク上の1Lから1.5Lクラスのコンパクトカーを、比較検討をおすすめします。
フレア クロスオーバーユーザー注目!その他のおすすめ自動車保険
「自動車保険は、毎年更新の掛け捨て保険です!」 だからこそ「同じ補償ならできるだけ安い自動車保険を選びたい!」というのが多くの契約者の意見です。
したがってこれからの自動車保険選びでは、代理店や保険会社任せにすることなく契約者一人ひとりが、保険会社ごとに異なるサービスや補償の違い、保険料の差を自分で比較して選ぶことが必要です。
そこで、フレア クロスオーバーのユーザーが自動車保険を選ぶ際に検討して欲しい、優れた特徴のある保険会社をご紹介します。
比較ランキングの順位が高い保険会社はどこ?
自動車保険のランキングには、保険料・事故対応力・補償内容・ロードサービスなど、様々な項目のランキングがあり、また、総合的なランキングもバランスの良い保険会社を知る手掛かりとなります。
ランキングや保険会社の比較については、別の記事で詳しく解説しておりますので、そちらを参考にご覧下さい。
「事故現場急行サービス」のある自動車保険
ひとたび事故に巻き込まれれば、どんなベテランドライバーでも動揺しますが、初心者や女性、高齢者などのドライバーなら、なおさらです。
そのような事故発生時に「セコム・ALSOK」の緊急対処員を現場に派遣してくれるのが「事故現場急行サービス」です。
元々は、セコム損保の専売サービスでしたが、現在は、ソニー損保、イーデザイン損保、セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」のダイレクト4社の自動車保険に自動付帯サービスとして提供されています。
セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」の場合は、さらに「つながるボタンとアプリ」による事故時の緊急通報まで、連動してサービス提供されるのでより安心です。
さて、三井ダイレクトですが現在のところ現場急行サービスの提供は行われていませんので、事故発生時のサービスを重視するなら「現場急行サービス」のあるダイレクト損保を選ぶと良いでしょう。
ロードサービス内容が万全な自動車保険は?
ロードサービスの各社間の差には、あまり大きな違いは見られませんが、わずかな違いでも実際のトラブル時に大きな差になるサービスをピックアップして、次の3社をセレクトしました。
アクサダイレクト、セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」、チャブ保険のロードサービスには、他社と比べて優れた点があります。
アクサダイレクトのロードサービスには、JAFと同じ「雪道、ぬかるみ等スタック時の救援」まで含まれており、他社よりも優れています。
セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」は、任意付帯の「ロードアシスタンス特約」となっており、サービスの優位点は、レッカーサービスの利用範囲で15万円を限度に(約300㎞)の補償、応急修理時の部品代(4千円限度)が補償される点です。
チャブ損保のロードサービスでは「レッカー距離が無制限」という破格のサービスが提供されるようになっています。同社のクラシックカー保険のユーザーには、心強いサポートですね。
地震特約が付けられる車両保険は?
現在、車両保険に付けられる地震特約には2つの種類があります。
大手中堅の代理店型損保と外資系ダイレクト損保2社が取り扱う、「地震等による車両全損一時金特約(50万円)」と、朝日火災、チャブ保険が取り扱っている「分損補償あり・全損時満額補償の車両地震特約」の2種類です。
この特約の違いですが、前者は、全損時のみ保険適用となりますが最大50万円までしか支払われません。後者の補償は、通常の車両保険補償とほぼ同様で、分損の修理補償から全損時には、保険金額まで補償されます。
当然に保険料負担がちがってきますが、大きな地震が予想されている地域なら、朝日火災、チャブ保険の「分損補償あり・全損時満額補償の車両地震特約」がベストチョイスです。
問題点は、どちらの保険会社も小規模な代理店型損保なので、身近で加入できる代理店を見つけることが難しい点です。しかし、どちらの損保も「一括見積もり比較サイト」から、見積もり代理店の紹介、加入が可能なので、実際の保険料見積もりを見ながら検討することができます。
地震の被害が予想されている地域にお住いの人は、次回更新時に検討してみてはいかがでしょうか?
エコノミー車両保険でも「あて逃げ補償が可能な自動車保険」がある?
意外と知られていないのですが「日新火災」のエコノミー車両保険なら当て逃げ補償が可能です。
日新火災は、中堅規模の代理店型損保ですが、東京海上ホールディングスに属しながらも独立して運営を続けている、事故対応に定評のある保険会社です。
保険会社の規模からか、あまり代理店を見かけませんが「一括見積もり比較サイト」から、見積もりと代理店の紹介、加入ができるので、実際の保険料見積もりを見ながら検討することができます。
もらい事故対応!「車両無過失事故に関する特約」付きの車両保険
この特約は、相手方の追突などによる「100%無過失のもらい事故」の際に、翌年の等級に影響せずに自分の車両保険を使える特約です。保険会社により、自動付帯と任意付帯の違いがあります。
「車両無過失事故に関する特約」とは、100%無過失の事故で被害者となった場合に限り、相手との交渉結果を待たず「自分の車両保険で修理をしても翌年等級ダウンすることない」という、もらい事故の対策に有効な特約です
つまり、100%もらい事故なら等級ダウンを気にせず自分の車両保険を使えるので、煩わしい事故の相手に賠償請求を行い支払いを待つ必要もありません。
もちろん、相手方の保険会社がスムーズに手続きしてくれるならその限りではありませんが、相手が任意保険に入っていない「無保険車」など一癖も二癖もありそうな場合、自分の車両保険でリカバーが可能です。
相手が100%悪い事故で、賠償手続きをしっかり進めない非常識な人も世の中にはたくさんいます。
「面倒な相手と関わらずに修理ができる」というメリットは、注目し検討する価値があるでしょう。
一般的に代理店型損保では各社この特約を備えていますが、ダイレクト自動車保険では次の4社の車両保険にのみ自動付帯されます。
セゾン自動車火災「おとなの自動車保険」
そんぽ24
セコム損保
ちなみにダイレクト人気ナンバー1の「ソニー損保」には、この特約がありません。したがって上記4社と補償内容や保険料を総合的に比較することをおすすめします。
なお、もらい事故の際には「弁護士費用特約」を使用して、弁護士を雇い入れて相手から賠償金を回収する方法が一般的となっており、三井ダイレクトやソニー損保、SBI損保では、それをおすすめしています。
しかし弁護士を使った場合、相手が無保険の車の場合や大きな事故の際は、賠償金の回収に時間がかかりすぎるという欠点もあるので、保険加入時にしっかり検討が必要です。
できれば「車両無過失事故に関する特約」と「弁護士費用補償特約」をセットに加入しておけば、イザというときでも車両保険を不安無く使えるのでより安心ですね。
フレア クロスオーバーに20歳で新規契約するなら1番安い自動車保険は?[2018年12月更新]
若い初心者ドライバーの場合、大きなコスト負担になるのが自動車保険です。
フレア クロスオーバーの場合、低価格で充実した内容の装備から、初心者のドライバーが初めて乗る自動車として検討することもあるでしょう。
この項では、今回ご紹介した「イーデザイン損保」と比較するため、一般的にディーラーで取り扱いのある代理店型自動車保険として「あいおいニッセイ同和損保」、テレビCMでもおなじみの人気外資系ダイレクト「アクサダイレクト」を選び、20歳の人がフレア クロスオーバーを購入し始めて自動車保険に入る場合の見積もりを比較してみました。
20歳の初心者ドライバー「フレア クロスオーバー」の保険料3社比較
(※ネット査定は、ネット割引が適用されて、お店よりも安くなるのでオススメです)
表だけでは、あまりピンと来ない保険料差額ですが、グラフで見るとかなりの差が見て取れます。
あいおいニッセイ同和損保とアクサダイレクトでは、かなりの保険料差となりました。掛け捨てとなる確率が高い自動車保険の場合、この保険料差額は注目のポイントになるでしょう。
また、微妙な違いともとれる、イーデザイン損保とアクサダイレクトの差は、車両保険無しでも約20,530円も開いています。
また、アクサダイレクトは、口座振替による分割払いも可能となっており、クレジットカードを持たない人でも分割払いが可能な唯一のダイレクト自動車保険であることもメリットになるでしょう。
なお、この3社だけに限らず自動車の保険料は各社異なるので、可能な限り多くの保険会社から見積もりを集めて比べて見ることをおすすめします。
主だった自動車保険会社は20社近くあり、見積もりを集めるだけでかなり大変です。特に初心者ドライバーなら出てくる専門用語のために、ちんぷんかんぷんになってしまうことでしょう。
しかし、今は「自動車保険の一括見積もり比較」という便利なサービスがあり、インターネットから10分程度の入力で、ほぼ同じ条件補償の自動車保険見積もりを損保各社から一度に集められます。
フレア クロスオーバーの自動車保険加入の際はぜひ活用して、安くて良い自動車保険を見つけて下さい。
被保険者と補償条件の基本設定
見積もり試算日:2018年12月1日
保険期間:2018年12月15日から1年間
損害保険会社:イーデザイン損保 他2社
被保険車両:マツダ フレア クロスオーバー
グレード:XT
型式:MS41S
用途・車種:自家用軽4輪乗用車
初度登録年月:2018年(平成30年)11月
年齢:被保険者ごとに設定
居住地(登録地):東京都
適用ノンフリート等級:
20歳の試算では8等級(-40%)
21歳の試算では9等級(-43%)
26歳の試算では14等級(-50%)
30歳の試算では16等級(-52%)
35歳、40歳、50歳~69歳、70歳の試算では20等級(-63%)
前年事故の件数:0件
前年事故あり係数:0年
年齢条件:
20歳は「年齢を問わず補償」
21歳は「21歳以上を補償」
26歳は「26歳以上を補償」
30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳は、「30歳以上を補償」
運転者限定:本人限定
運転免許証カラー
20歳は「グリーン」
21歳、26歳は「ブルー」
30歳、35歳、40歳、50歳~69歳、70歳は「ゴールド」
使用目的:日常生活・レジャー
年間走行距離区分:~5,000km
対人賠償(基本補償):無制限
対物賠償(基本補償):無制限
人身傷害(基本補償):3000万円(被保険車両に搭乗中のみ補償)
車両保険価額:185万円
(免責:1回目5万円-2回目以降10万円)
特約:
対物超過修理費用補償特約、自動車事故弁護士費用特約、
他車運転危険補償特約、被害者救済費用等補償特約(*1)、
車両無過失事故に関する特約、他
サービス:
1事故1担当者制
ロードサービス
示談代行サービス
メディカルコールサービス
提携修理工場サービス
割引:インターネット、証券不発行、ゴールド免許(対象のみ)、新車、ASV(自動ブレーキ)
契約自動車の欠陥・契約自動車への不正アクセス等により生じた、人身事故または物損事故において、被保険者に過失責任がない場合でも、被害者に保険金を支払う特約です。
保険料試算に際し、設定条件や補償内容の諸条件を可能な限り同じにしておりますが、保険会社によって補償や限定範囲の違いなどがあります。若干の差異については予めご了承下さい。
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