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【続報】自動車保険撤退のアメリカンホーム!顧客をソニー損保に譲渡?


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自動車保険の新規募集を2016年3月末で終了しているアメリカンホーム保険ですが、同社のホームページにて2016年6月28日付で案内されているとおり、4月1日以降も続けられていた更改契約の募集も2016年11月末日をもって早々に終了となります。

アメリカンホームの保険募集終了のお知らせなど、ニュースや情報に明るい人ならさほど驚くことではないかもしれませんが、継続案内などではじめて知る人も多く、慌てて情報を集める人も少なくありません。

この記事では、アメリカンホームから送られる11月末日まで可能な満期契約更改、そして12月1日以降に満期を迎える契約者に送られる、少し不可解な更改契約の案内について、わかりやすく解説いたします。

わがままで無節操!アメリカンホームの自動車保険完全撤退!

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4月以降の新規募集の中止からわずか3か月で11月末の完全撤退が決定した「アメリカンホームの自動車保険」、あまりにもあっけない幕切れとなりました。

アメリカンホーム保険は、代理店型損保の老舗であるAIU保険や富士火災と共にAIGグルームの中核を成している損保会社です。

日本の販売窓口開設以来、保険の通信販売に精通し、特にダイレクト型自動車保険において草分けともいえる損保会社でした。

ところが2015年10月に突然発表された新規保険商品取り扱い終了予定のお知らせから、わずかに1年足らずで幕引きの準備を整えてしまいました。

アメリカンホームダイレクト以外で1番安い自動車保険を探している方へ

顧客への礼節が無い外資系保険会社

アメリカンホームが属するAIG保険は、アメリカの大きな保険グループのひとつで、もっとも外資系らしさの典型といえる経営姿勢の保険会社です。

AIG保険の外資系らしさとは、例えると「顧客には小雨のときにしか保険の傘を提供せず、台風が近づくと自分の傘はたたみ、顧客に対して「他社の傘に入れ」といって、自分だけスタコラと逃げ出してしまう」といった感じです。

今回に限らず、以前も自社の都合で早々に店じまいしたことがあるAIG保険グループの姿勢は、少しも変わらない印象です。

ユーロ発のアクサやチューリッヒが健闘していることから外資系のイメージを損なう、こうした姿勢にはがっかりするばかりです。

あえて言わせてもらえば、「日本の顧客を馬鹿にしている?」としか思えないような対応が多く、今回も同様の印象が拭えません。

決して法を犯しているわけではありませんが「わがままで無節操」な感が否めずとても残念です。

AIG保険グループの残念な過去について

以下の記事内でも詳しく解説しておりますので、合わせてご覧下さい。
「アメリカンホームダイレクトが新規募集終了!加入者は今後どうすれば良い?」

完全撤退後に満期を迎える契約者への案内は?

この8月以降、アメリカンホームの自動車保険契約者には、少し複雑な文面の更改手続き案内と共に、12月以降の満期契約者に対し何故かまったく関係のないソニー損保にて更改契約を勧める案内が送られます。

継続案内ではじめてアメリカンホームの自動車保険撤退を知る人も多く、突然の「保険募集終了の案内」と「他社の自動車保険案内」を見て面食らう人が多いと思います。

あまりの厚顔無恥な案内に憤慨される方もおられるかもしれません。

AIG保険グループに対し契約者の中には「またか…」と、本当にがっかりしている人もいることでしょう。

今後満期を迎える契約者の更改について

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アメリカンホーム保険のサイトでは、「当社自動車保険契約更改終了に関するお知らせ」と題した以下の文面を配布しています。

11月30日までに満期を迎える契約者は?

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非常にまわりくどくて分かりにくい文章ですが、まとめると次のようになります。

「2016年12月1日以降は更改手続きを終了」
「11月30日までは更改契約可能なので継続手続きを願う」
「更改契約した人は次の契約満了時はソニー損保を案内する」
「ソニー損保の案内が不要なら専用窓口に連絡」

以上のような内容です。一方的な感が否めないと感じるのは、私だけでしょうか?

12月1以降に満期を迎える契約者は?

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「2016年12月1日以降は更改手続きができない」
「代替えとしてソニー損保を案内する予定」
「ソニー損保を案内するのは、品質もよく市場評価が高いから」
「ソニー損保が希望に沿わないなら他社での契約もできる」

12月1日以降に満期を迎える人は、ソニー損保の案内を受け入れるか否かの2択ということになっています。

ソニー損保への今後の手続きについて

「満期日の2か月ほど前にソニー損保への更改手続きをご案内」
「現在までの取扱代理店の意向により他の損保を案内されることがある」
「ソニー損保への加入時にはアメリカンホームが代理店になる」(一部例外あり)
「ソニー損保では従来と契約内容が異なる、または加入できないこともある」

どのように感じるか受け取り方次第ですが、筆者は、アメリカンホームが勝手に販売を取り止めた上で、自社が代理店となりソニー損保の代替え案を押し付けるなど、礼節を欠いたものと感じます。

今後の手続きの文中に「アメリカンホームが代理店となり案内をする」ということを直接的に指す文面が見当たらず、誠意に欠けた内容と感じます。

アメリカンホームは自動車保険契約者をソニー損保に譲渡?

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どちらのお知らせにも文中に「関係当局の認可等を前提に…」とあり、一般の人にはまったく意味がわからないと思いますが、これは、「アメリカンホームを媒介代理店とする、ソニー損保との契約締結について」を指していると考えられます。

顧客情報が勝手にソニー損保へ?

通常、媒介代理店(ソニー損保のタイアップ代理店)の契約では、代理店側のアメリカンホームが顧客の希望を確認せず、ソニー損保に契約情報を流すことはないはずです。

しかし、今後満期顧客への案内に対し断るなどの返事をしなければ、自動的にソニー損保から更改手続きの案内がなされるという可能性は否めません。

それは、先の案内文書にある「ソニー損保のご案内が不要の場合、お手数ではございますが下記ご契約者様専用窓口にご連絡いただけますようお願い申し上げます」という文面からも伺うことができます。

つまり、アメリカンホーム保険からの満期案内に対し、ソニー損保の案内不要を連絡しなければ、ソニー損保に更改情報が流れて継続契約の案内が届くことは容易に想像が付きます。

面倒な話ですが、ソニー損保が不要ならまずは断りの連絡を入れましょう。

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AIU保険と富士火災ではなく、なぜソニー損保?

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ダイレクト系損保は、自動車保険が高いのは、保険契約者と保険会社の間に代理店の存在があるからと、代理店と代理店制度を悪者に仕立て上げる広告戦略を打っていました。

「代理店手数料の負担がないので保険料が安くなる」と言って、いたのもダイレクト損保です。

しかしソニー損保は、企業法人をタイアップ代理店と呼ぶ、ホットな保険契約者を紹介してくれる媒介代理店とした、契約斡旋を行い、アメリカンホームはそれを利用する形になるようです。

これは私見ですが、勝手に自動車保険の販売を止めておきながら、ソニー損保の代理店となって顧客を紹介して利を得るアメリカンホーム保険の姿勢は、矛盾に満ちており商道徳に反しているのでは? と考えるのは私だけでしょうか?

AIGグループのフォローの話は?

2015年に新規募集終了の案内がされたときには、AIU保険や富士火災による代替え案など、同じAIGグループによるフォローがなされる予定をアナウンスされていましたが、どうなったのでしょうか?

筆者の考えでは、代理店損保の2社が予定通り2016年半ばに合併し、代理店損保でも価格の安い自動車保険の新商品を用意してアメリカンホームの契約者に案内されるものと期待していたのですが、大きく裏切られました。

代理店型損保のセコム損保でも、ダイレクト型自動車保険と同等の保険料で優れた商品を提供できているので、不可能ということはなかったと思います。

アメリカンホームとAIG保険グループが、手間を掛けずにもっとも安易な「媒介代理店」の選択を選んだように見受けられるのは、私だけでしょうか?

アメリカンホームの契約者の満期時3つの選択!

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アメリカンホームの自動車保険契約が満期を迎える人は、次の3つの選択肢から選び、更改手続きを行って下さい。

・アメリカンホームからの満期案内を利用してソニー損保で契約をする。
・前年に一括見積もりなどを利用した先の代理店の案内に沿って更改契約をする。
・新たに一括見積もりや保険会社サイト、代理店から直接申し込みする。

毎年のように新たな補償や改定などが行なわれ変化の激しい自動車保険は、毎年見積もりを取り比べて入るのが常識と言えます。

特に今回のようなケースでは、比較をせずに決めてしまいがちですが、CS調査ランキングにおいて、ソニー損保の事故対応など顧客満足度が高いことは、周知の事実ですが、保険料が高いと言う不満も同様に聞かれます。

当サイトでは、アメリカンホームが代理店となって勧めるソニー損保と、現在人気のダイレクトの5社を徹底比較した記事もあるので、そちらも参考にしっかり検討して下さい。


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