1番安い自動車保険教えます

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2年3年契約の長期自動車保険のメリットデメリット!向いている人は?


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長期自動車保険は、その名の通り2年から3年、最大7年といった長い契約期間の自動車保険のことを言います。

長期自動車保険には様々な商品があり、損保各社独自の長期契約に加え、自動車ローンとのセット販売商品もあり、それぞれに違いが有るので「長期自動車保険」と呼ばれる商品を一括りに見ることはできません。

自動車保険をはじめとする損害保険商品の保険期間は、本来1年が基本になっていますが、長期自動車保険では契約期間を長くすることで、いくつかの特異なメリット共に、デメリットによる大きなマイナスを負うこともあります。

この記事では、2016年4月に良い補償内容に商品改定が行われた代理店型損保「朝日火災」の個人用自動車保険ASAPの長期契約を取り上げながら、長期自動車保険の良し悪しについて考察してみました。

合わせて、様々な契約のタイプ、商品の特徴、長期契約のメリットとデメリット、そしてどんな人に向いているか?も探って参ります。

長期自動車保険にはどんなタイプがある?

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長期自動車保険は、代理店型損保会社の取り扱いによる、自動車ディーラー代理店と保険専業の代理店、主に2つの販売ルートによって提供されています。

販売されている自動車保険の内容は、損保各社により様々で、もちろん保険料も異なっています。

保険商品は、各社の扱う個人向けの総合型自動車保険に長期契約特約を付帯したものですが、特約内容も各社に違いが有り、契約期間などに違いが見られます。

タイプを分けてみると概ね4つに分類することができます。

1.保険期間2~7年、事故があっても保険料は変わらない
2.保険期間2、3年、事故があっても保険料は変わらない
3.保険期間2、3年、事故があると保険料が変わる
4.保険期間2~5年、自動車ローンに組み込まれ、事故有でも保険料変更なし

元々は、各社にそれほど差もなかったのですが、2012年10月より導入開始されたノンフリート等級別料率の事故有係数によって、事故の有無による保険料格差が大きくなったため、各社様々な対応が取られたことでタイプが分かれてしまいました。

取り扱いの制限、保険期間の制限、長期特約の変更や特約内容の新設など、結局のところ、保険会社と代理店との関係の兼ね合いによって、販売の可不可にまで及びました。

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損保商品、長期契約のメリット

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火災保険や傷害保険などには、掛け捨てタイプ、積立タイプ共に3年、5年などの長期契約もありますが、すべて1年契約の保険料をベースに算出されています。

火災保険には、住宅ローンとの兼ね合いから10年を超える長期契約も有り、保険期間の長さに比例して、保険料も割安になるのが特徴です。

長期契約による2つ目のメリットは、毎年の満期更改手続きの手間を省き、更新を忘れることもありません。

もっとも、火災保険や傷害保険の場合、無事故割引などの等級がないので、万一更新を忘れても、保険料が跳ね上がるようなこともありませんが・・・。

したがって、損保商品の多くが長期契約によって、保険料が割り引かれる、更新し忘れがない、更新の手間を省けるといったメリットが生まれます。

しかし、自動車保険の長期契約では勝手が違ってきます。それは、事故の有無によって保険が変化するノンフリート等級別料率制度があるからです。

したがって、火災保険や傷害保険商品のように長期係数のみで対応できないのが自動車保険の難しいところで、目的や保険料の算出方法がとても複雑になっています。

また、割引などはほんの僅かなので、メリットが少ないようにも感じられることでしょう。

さて、そんな長期自動車保険にも大きなメリットが有り、かつて注目と人気を集めたこともありました。

長期自動車保険は人気商品だった!

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元々、長期自動車保険の販売当初は、等級ダウン事故を起こしても保険料が下がらないことを大きなメリットとして、宣伝し販売されていました。

事故を起こしても保険料が上がらないメリット

例えば次の表のように、7等級で加入した初年度に3等級ダウン事故を起こした場合、1年契約では保険料が上がり、2年目から4等級にダウンして以降、1年毎に1等級ずつ等級がアップします。

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しかし、3年長期契約であれば、2年目、3年目の保険料は変わりません。満期を迎える4年目に6F等級の事故有係数で保険料を払うことになります。

1年契約と比較して、2年目、3年目の保険料上昇が無いので、保険料の総支払額を抑えることができるというわけです。

しかしこのメリットは、いわゆる「たられば」の話、「事故で保険を使ったら?」の前提であり、事故がなければ少しもメリットは生じません。

また、比較は同一保険会社による保険料の損得を指しているので、ネットの一括査定を使ってダイレクト損保の保険料と比較した場合、総合的な差が狭まることもあるでしょう。(ネットの一括査定は、ネット割引が適用されて、お店で入るよりも安くなるのでオススメです)

補償が各社違うので一概にいうことができないのですが、保険契約によっては、等級ダウンの適用時に保険を総合的に見なおすなど、手を尽くすことも可能です。

保険会社と代理店にも大きなメリット

もちろん、保険会社や代理店のメリットも大きかったのです。

保険会社にとっては一度契約してしまえば、長期に渡り他社への更改も心配がないので、顧客の流出防止に繋がります。

代理店にとっても顧客の流出は、手数料収入の死活問題ですから、ダイレクト損保商品との競合で勝負できる数少ないメリットでした。

長期自動車保険に注目が集まる!そして・・・

2011年3月の東日本大震災や景気の影響もあって、度重なる保険料の上昇や先の等級制度の改定なども後押しして、保険期間中に保険料が変わらない長期契約に人気と注目が集まりました。

しかし、等級ダウンと割増係数が導入されると、様々な問題が噴出します。

特に事故を起こしても保険料が割増にならないのは、保険期間1年の契約者との公平性が保たれていないと言われるようになりました。

また、契約期間中に1度の事故のみならず、2度3度と事故を重ねてしまう契約者も出てくるようになりました。

保険期間中、事故を起こしても保険料は変わらず、満期更改時に等級ダウンによって保険料が高くなると、安いダイレクト損保に乗り換えられてしまうという悪循環も生まれます。

ダイレクト損保に契約者を奪われるばかりの昨今、代理店型損保にとって長期契約は諸刃の刃となってしまいました。

結果、多くの損保では、保険期間の短縮、契約期間中の保険料変更などの対応策を講じるようになり、多くの長期自動車保険は、とても魅力の無い商品に変貌してしまいました。

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長期自動車保険の決定版!朝日火災のASAP長期契約とは?

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すっかり魅力を失ってしまった、代理店損保の長期契約の自動車保険のようですが、朗報が有ります。

ここに来て、独自の補償内容も併せ持った朝日火災が、2年、3年のみならず、最大7年までの長期契約を積極的に販売しています。

契約の内容も従来からの長期契約が生かされた、事故があっても保険料が変わらないタイプです。保険料平準化のメリットは、保険期間が長いほど生じる可能性が高くなります。

しかも、月払い、年払いができて、保険期間中に年齢条件や運転者限定条件などを変更することも可能です。

朝日火災は、保険会社としては代理店型損保の中堅クラスですが、大手損保会社や外資系損保などに属さない、数少ない独立系損害保険会社です。

中堅どころとはいえ、有数のプロ代理店を抱えており、個人向け商品のみならず企業向けの賠償責任保険などまでしっかり用意された、正にホンモノの損保です。

ASAP長期特約の特徴を以下にまとめました。

・保険期間は1年~7年
・期間中の保険料は変わらない
・期間中の条件変更は可能
・契約時のゴールド免許割引はブルーになっても変更されない
・地震噴火津波による災害時に満額支払いの車両保険地震特約がある
・毎年の更新手続きは不要(保険年度のお知らせハガキが届く)

なお、ベースとなる1年間の保険料をダイレクト損保と比較した場合、若干高くなりますが、大手代理店損保と比べて割安です。

特約補償は、大手代理店損保と比べて遜色ないばかりか上回る内容もあるので、オススメできる損保です。

事故を起こしても保険料が上がらない長期契約のデメリットは?

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一時は、代理店型損保各社が競うように販売を進めた「長期自動車保険」ですが、最近ではあまり積極的に販売されていません。

損保各社がどのように対応しているのか具体的内容にまで触れませんが、多くの代理店の販売姿勢を見ると「売りたくない」ことが伝わってくるでしょう。

保険期間が2年、3年、事故があっても保険料は変わらない

この長期自動車保険が注目された大きなメリットは、等級ダウン事故を起こしても保険期間中の次年度以降も保険料が変わらないということは、前項でもお話した通りです。

また期間中の更新手続きが不要になるので、手続き忘れもありません。

いいこと尽くめのように見えますが、事故を起こせば、満期更新後に等級ダウンと共に事故有係数も適用になるのは、1年契約と同じです。

また、保険料が変化しないため不用意に複数回保険を使ってしまい、大幅な等級ダウンにより以前と比較にならない高い保険料に頭を悩ます人もいるようです。

1年契約であれば、等級ダウン事故への意識も違ってきますが、長期契約であっても同様の意識を持っていないと、大きなデメリットを生じる恐れがあります。

事故を起こしたら保険料が上がる長期契約のメリットは?

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長期自動車保険には、「保険期間が2年、3年で事故があると保険料が変わる」長期契約の商品を販売する損保が有ります。

具体的には、三井海上火災保険の「ニューロング」、共栄火災海上保険の「ちょうき安心」などが該当します。

長期自動車保険の最大のメリット「変わらない保険料」を捨てて、敢えて事故があれば保険料をアップするという内容で、どういうメリットがあるのか見てみましょう。

・更新手続きが不要なので更新忘れがない、保険年度ごとにお知らせハガキが届く
・等級ダウン事故がなければ、毎年の保険料が1年毎の契約より更に安い!
・加入時に運転免許証がゴールドなら保険期間を通じて割引が適用になります

同一保険会社の1年更新の契約よりは、無事故、事故有に限らず、比較すると安くなります。

とはいえ、最大でも三井住友海上の3.5%程度なので、他社と比べられたら特段有利な保険とも言えません。

補償面では充実している代理店損保の2社ですが、毎年見直しができる1年払いの方が、事故を起こした翌年の保険料の見直しが他社も含めて容易であることは、言うまでもありません。

トヨタディーラーが勧める?長期自動車保険のセット契約

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トヨタ自動車の新車ディーラーなどで、自動車ローンとセットで保険に加入した人は、かなりいると思います。また、加入はしていなくても「実際、営業マンに勧められたことがある!」と記憶のある人もいるのではないでしょうか?

実は、この自動車ローンと一体で勧められるのが、クレジット会社のトヨタファイナンスとの契約に基づいた長期自動車保険で、「保険期間2~5年、自動車ローンに組み込まれ、事故有でも保険料変更なし」というタイプに属します。

取り扱い損保と商品名は、東京海上日動火災保険「まとめてバリュープラン」、あいおいニッセイ同和損保「コンビにプラン」、三井住友海上「カップるプラン」となっており、大手損保3社がそれぞれ提供しています。(以下:大手損保3社)

保険商品は、各社の自動車保険がベースとなっているので補償の内容に違いが有りますが、店舗ごとに扱い保険会社が異なります。

保険契約者がトヨタファイナンス、自動車の使用名義人が被保険者となる「ローン・リースの自動車に関する保険料分割払特約」が付帯された特殊な契約です。

この契約により、被保険者の変更や被保険車両の変更ができず、また、各種の条件変更もほとんどできません。

変更手続きをするためには、トヨタファイナンスへの残債返済や保険料未払い部分の一括払込など、クレジット支払い途中の契約者には難しい要件となっています。

このクレジット契約との一体契約が保険契約者を後々悩ませているようです。

確かに、販売用パンフレットには解約や車両入れ替えの要件が記載されており、販売のルールには反していません。

しかし、ユーザーの中には理解が不足している人もあり、通常の自動車保険契約と同じ感覚の人もいらっしゃいます。

ユーザーの誤解は、一部のディーラー営業マンの説明が足りていないことも一因していると考えられるので、そこはしっかりしていただきたいと思います。

さらにひとつ申し上げれば自動車保険の解説サイトでも、長期保険について曖昧な点が多く、ユーザーを悩ませる原因となっています。

当サイトでは、保険加入者のために深く掘り下げて、確実な内容を記して参りたいと思います。

トヨタディーラーが勧める、クレジット一体型の長期自動車保険の特徴は次の通り。

・保険会社は、大手損保3社のみ取り扱いとなっているが商品内容に違いがある
・保険期間は2年から5年(ローンの期間と同じ)
・保険期間中の保険料は変わらない
・保険期間中に等級ダウン事故が有っても保険料は上がらない
・解約には平準化した保険料の不足分の支払いが必要
・年齢条件、運転者限定条件などの変更は、保険料の残りを支払う必要がある
・原則として記名被保険者の変更や車両入替えはできない
・クレジットの与信が通過しなければ加入できない
・クレジットを早期完済した時は、一旦任意解約する必要がある。

良くも悪くも自動車販売に連動した自動車保険です。

ほとんどの契約内容変更には、保険料未払い分の一括支払いが必要になるため、現実的に難しいケースも有るでしょう。

昔からリース契約にも自動車保険をリース期間中セットで付帯する方法がありましたが、それよりも扱いづらい内容ですね。

まとめ:長期契約の自動車保険に向いている人

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長期自動車保険は、概ねですが次のような人に向いています。

・保険料が高く事故の発生率が高い若い人
・1事故の等級ダウンの影響が大きい人(概ね10等級以下の人)
・契約時の内容から変更の予定がない人
・20等級でこれ以上安くならない人
・毎年の更新手続きが面倒だという人

なお、トヨタディーラーにてクレジット契約とセットの保険では、前年事故有などで保険契約が難しい人でも、比較的加入がしやすいという話もありますが、保険に入れないから新車を購入し、抱き合わせで加入するのもいかがなものかと思います。

なお、「概ね向いている人」という曖昧な表現になるのは、保険契約者の年齢や条件、また、損得の感じ方、価値観の違いがあるためです。

ある契約者の話では補償内容が不足していては、保険として価値が薄く万一の際にかえって高くつくという方もいらっしゃいます。

また、保険契約や事故の手続きで自分の手間がかかるなら、すべてを代理店に託した方が総合的に安いという人もいるでしょう。

特に今回紹介した、朝日火災の長期特約は手抜きの無い長期自動車保険です。

安心できる補償を少しでも安く、そして万一の際でも保険料の上昇を抑えたい、高い等級のユーザーにオススメできます。

ダイレクト型損保の保険がいくら安くても、やはり補償を買うのが保険です。

そういった意味では、補償が手厚い代理店型損保の長期自動車保険も安い保険の選択肢として、検討してみるのも一考でしょう。


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