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1日自動車保険の違いを比較!1Day保険VSちょいのり保険


たった1日だけの自動車保険、それぞれに違いがあることはあまり知られていません。意外にも「1日自動車保険は各社ほとんど同じ」と思っている人が多いのですが、それは大きな誤解です。

現在の自動車保険では、損保各社の補償や保険料に違いがあるのは常識ですが、実は、1日自動車保険も加入条件により、補償内容や保険料にも違いが生じます。

この記事では、2012年1月より販売されている、東京海上日動の「ちょいのり保険」と、2015年10月から販売が開始された三井住友海上の「1DAY保険」を比較してみます。

新発売の「1DAY保険」は、約4年間、1日保険の市場を独占状態で販売されていた「ちょいのり保険」と何が違うのか?

徹底的に掘り下げて検証してみましょう。

ちょいのり保険VS1Day保険!1日自動車保険の新旧比較は必要?

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ワンコイン500円で1日分の補償をカバーできる1日自動車保険は、車を借りた人が自分で入れる任意保険として多くの需要に応え、無保険車の縮減にも貢献しています。

車を借りた人が運転する場合、昨今進んだ任意保険の内容見直しによって運転者限定の契約が増え、無保険となってしまうケースも増加しています。

また、若者を中心にマイカーを所有する人が減り、必要な時に親や友人・知人から借りるというライフスタイルの人も増えました。

2012年1月より販売開始した「ちょいのり保険」は、「借りた人が積極的に加入できる保険」であり、社会的にも有要で画期的な保険商品として需要を拡大しています。

これまで4年近くも独占的に販売されてきた「ちょいのり保険」ですが、一部の不満や補償の不足も感じられるようになっていました。

そこに、新商品の「1DAY保険」が従来の1日保険を改善した商品内容で登場しました。

自動車保険と言えば、「東京海上日動」が一番安心という方が多いのも事実ですが、「三井住友海上」の商品開発力や事故対応力も中々のものです。

どちらも保険料が500円と1500円、対人対物賠償「無制限」・搭乗者補償「1000万円」の補償なので同じようです。一見では同じ印象ですが、よく見てみると大きく違う点が見えてくるはずです。

1日自動車保険の新旧商品を比較検討することで、より保険を理解し、無駄のない利用ができるようになるでしょう。

では、どこが違うのか?

補償・保険料・サービスその他に分けてそれぞれ検証を進めてみます。

示談がスムーズに進む!補償の違い

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補償の違いでは、1DAY保険にだけ付いている特約が3つ有ります。

・対物賠償超過費用補償特約
この補償は、相手方の車の修理復旧費用が時価額より高くなる場合、超過分について50万円を限度に補償する特約です。

1DAY保険では、基本の対物賠償補償に特約で自動付帯されますが、ちょいのり保険には付帯しません。

・車内手荷物等特約
この特約は、車両復旧補償とセットで追加付帯し1日1800円でカバーできます。車両復旧費用補償を使う事故の際、車内・トランクに置いた手荷物等の破損について、10万円を限度に補償されます。(財布・携帯電話等を含まない)

・車両復旧費用の免責10万円
1DAY保険の車内手荷物の補償を付帯する契約では、車両復旧費用の免責金額が15万円→10万円に引き下げられ、万一の際に自己負担が軽減されます。

車内手荷物の補償と車両復旧費用の免責10万円は、1DAY保険のCプランとして用意され、ちょいのり保険にはプラン選択がありません。

補償の充実では、後発の1DAY保険が優れています。加入時には商品改定などに気をつける必要はありますが、2016年2月現在、補償内容で「ちょいのり保険」に優位な点はありません。

保険料にも差がつく!保険期間と割引の違いを比較

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保険期間の決め方では、1DAY保険が24時間単位、ちょいのり保険が1日単位としています。
一見同じようですが実はこの保険期間の単位による数え方に大きな差がでます。

・保険期間のしくみの違い
分かりやすく例を見て、保険始期から保険満期までを比較します。車を借りる期間は、加入当日の午前10時20分から翌朝の午前8時まで、500円の基本補償似て加入します。

1DAY保険は24時間単位なので、当日AM10:20から、翌日AM11:00までが保険期間となり、保険料は1日分の500円です。
ちょいのり保険では、保険の始期終期を午前0時から午後24時までの1日単位で定めています。今回の借用期間をカバーする保険を付けるには、保険始期の当日AM10:20から午後24時までを1日目、そして翌日の午前0時から午後24時までを2日目として加入する必要があります。したがって、ちょいのり保険の場合、保険料は2日分の1000円になります。

ちょいのり保険では、深夜の0時(24時)をまたぐと1日と数えられるので、日をまたいで車を借りる場合には注意が必要ということになります。

・運転者数と日数による割引の違い
1DAY保険では、保険期間2日目からの割引と被保険者数2人目からの割引があります。保険料そのものが少額なので、割引額も4%とあまり大きなものではありませんが、掛け捨ての保険料が少しでも安くなることは大歓迎です。

2日以上連続でかける人、借りた車を交代で運転して出かける場合、検討してみてはいかがでしょうか?

現在のところ、ちょいのり保険に同様の割引設定はありません。

イザ!というときに違いが出るサービスとその他の違い

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・ロードアシストサービス
事故に限らず、故障などのトラブルにも対応する安心のサービスですが、内容に少し違いが有りますので、目立ったところをピックアップしてみます。

事故や故障で借用中の車が走行不能になったとき、修理工場までのレッカー搬送費用を補償。

1DAY保険:30万円(約500km)
ちょいのり保険:15万円(東京海上日動が事前に承認すれば無制限)

・「事故・故障付随費用特約」の有無
1DAY保険には、「事故・故障付随費用特約」が基本補償に付帯されており、借用中の車がレッカーされた後、ご自宅や当面の目的地までの移動(一人につき2万円まで)・宿泊(一人につき1万円まで)をサポートしてくれるので安心です。

ちょいのり保険には、この特約が付帯されていません。

・加入方法の違い
どちらの保険も加入方法には、携帯電話会社のドコモauソフトバンクを介して行います。24時間365日手続きが可能です。

1DAY保険に限り、セブンイレブンの店頭で携帯電話を使わずに加入手続きができるので、ドコモauソフトバンク以外のキャリアを利用中の人、携帯電話を持っていない人も加入手続きができます。

いずれの保険もインターネットから直接加入ができないので、加入時はご注意下さい。

まとめ、ちょいのり保険と1Day保険の違い

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新旧比較では、総合的に見て3年後発の1DAY保険の方がより工夫されており、補償内容も優れてお得感も高くなっています。

補償面では、1DAY保険の基本補償に自動付帯する「対物賠償超過費用補償」が注目のポイントです。相手との賠償交渉時にトラブルを軽減できるので、同じ保険料なら付いている方が安心です。

また、1DAY保険には手荷物補償と免責額が10万円になる、Cプラン(1800円/日)が用意されています。

両者の大きな違いは保険期間の単位で、始期と満期の規定の違いが生じることにより、「ちょいのり保険は、日をまたぐと保険料が1日分余計にかかる」ので、加入時の要チェックポイントです。

付帯サービスで大きく差がつくのは、「事故・故障付随費用特約」の有無となっており、1DAY保険のサービスが手厚くなっています。レッカー費用の補償額も30万円までと大きな補償で安心です。

1DAY保険では、加入方法にセブンイレブンでの店頭加入を加えることで、より利便性が高くなっています。

しかし、いずれの保険も知っているだけで、実際に掛けなければ緊急時に役に立つことはありません。万一に備え、運転開始前に必ず加入手続きを完了しておきましょう。


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