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18歳 19歳 20歳の交通事故と注意点


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18歳 19歳 20歳のドライバーは本当に事故が多い?

運転免許証を取って間もない若者(大学生)の事故が多い、という話は残念な常識のひとつになっています。

そのことにより、18歳 19歳 20歳の運転者が補償される自動車保険は、もう当たり前のように新規加入時を始めとして損保各社とも大変高額な保険料です。

自動車を運転するドライバーの人口分布が18歳(学生)からスタートしますが、18歳からわずか3年間の21歳までの間の事故発生リスクがとても高いと言われています。

しかし、事故の実数としては、30代40代と比べて特別に多いわけではありません。
実際には、運転免許証取得率と現実的なマイカー保有率が少ないので、事故件数自体は少ないことがわかっています。

次に統計を参考に、事故件数を考察してみましょう。

統計で見る事故の発生件数

警視庁交通局発表の2013年の統計データでは、原付き以上の2輪車を含む16歳から19歳までのドライバーが起こした事故件数が22,790件になっています。

さらに、20歳から24歳までの人が起こした事故では、63,920件です。
そして、25歳から29歳までの人が起こした事故が、57,966件でした。

対して、自動車保険が安いとされる30代、40代の数字を見てみましょう。

はじめに、30歳から39歳までの人が起こした事故は、107,148件です。
つぎに、40歳から49歳までの人が起こした事故が、107,791件となっています。

確かに20代の総数は、合計で121,886件ですから30代40代と比べて、少し多めの傾向になっています。
しかし、16歳から24歳までの合計では86,710件となっており、かなり少ないことが伺えます。

なお、この統計の過去10年分を見ると21世紀に入ってから、若者と定義する16歳から24歳までのドライバーによる事故件数は、30代の事故件数を下回るようになりました。

また、2009年以降は40代の事故件数をも下回りました。

ちなみに交通事故発生件数の総数そのものが、10年ほどの間に著しく改善されてきており、2003年には90万件を超える数の交通事故亜がありましたが、2013年には60万件を下回るまで改善しました。

現在では、必ずしも「若い人だから事故が多い」とは言えなくなってきています。

18歳 19歳 20歳の人の事故は損害規模が大きい

20歳以下の人の新規契約から1年間に起きた事故の内容を、保険金の支払い金額を見てみると著しく損害が大きな事故が多いことがわかります。

傾向としては対物賠償事故や車両自損事故など1件あたりの物損事故に対して、保険金支払い金額が多くなっています。

また、対人事故に関しても1件あたりの支払い金額は高めの傾向があり、搭乗者に関わる人身傷害保険や搭乗者傷害保険の保険金支払いが多いことも特徴のひとつです。

運転者の過失による対人賠償の場合、同乗の友人知人も他人として見るので、搭乗者が大けがをするような大事故の場合は、単独事故においても対人賠償保険による支払いも発生しやすくなる傾向もあります。

18歳から20歳までのすべてのドライバーに当てはまるわけではありませんが、傾向として事故が発生した時は損害規模が大きいということが若い人の事故の特徴と言えるでしょう。

なお、筆者が経験した10年間の自動車販売と損害保険代理店においても、該当年齢のユーザーによる事故の規模が大きく、車両損害額の高さも顕著でした。

つまり、18歳から20歳までのドライバーは、大きな事故を起こしやすいので保険金支払のリスクが高く、そのために保険料も格段に高くなっています。

18歳 19歳 20歳のドライバーの事故予防について

若い人の事故の原因はさまざまなのですが、その根本にあるのは慢心や油断です。

運転の技術不足とか不慣れ、と言う経験不足による原因なら気をつけることで、多くの場合は防ぐことが出来ます。

特に初心者の場合においては、クルマに乗り始めて数カ月は相当に気をつけているため、慢心や油断は少なく事故の発生もあまり有りません。

大きな事故につながる問題は、マイカーの運転を始めてから半年程度過ぎた頃、ある日を境に「ヒヤッとする」場面が起こるようになることでそれが分かります。

それはたとえば、交差点を右折するときに対向の直進車が行き過ぎた後に、右折を開始したところに右側後ろから自転車に乗った人が突然現れて急ブレーキを踏む、と言った状況です。

恐らくは、ヒヤッとした後に心臓が飛び出しそうなほどドキドキして、冷や汗が吹き出すこともあるでしょう。

これが、慢心や油断の注意信号です。
大きな事故は、この些細な「気付き」のサインを意識しないことで起こりやすくなります。

つまり、このような現象は初心者ドライバーのほとんどに発生します。
その時の「気付き」による注意の意識を積み重ねることで、運転経験が豊かになり自ずと「危険予測運転」ができるようになります。

初心者ドライバーの慢心や油断は、運転をはじめて3ヶ月程度で出てくる人から1年を経過した頃に出る人まであって症状もさまざまです。

少しわかりにくいのですが、初心者の人は慢心や油断のシグナルとなる「ヒヤッとする」経験をした時に、自身の気の緩みを意識して安全運転に心がけて下さい。


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